What's New
 
Text Archive

2000.6.14
源氏パイ


職場では幾ばくかのお金を「お茶代」として徴収し、それで残業時にちょっと口にしたりするものを購入します。
このお菓子類の選択は職場のアルバイトさんに一任されており、密かに、次はどんなものが入荷するのかを楽しみにしていたところ、本日のチョイスは「源氏パイ」。
素晴らしい。源氏パイは私の好きなお菓子ランキングの常に上位です。
好きなお菓子を限度を超えて食べたために具合が悪くなって嫌いになる、というエラーを子供はよく犯しがちですが、この源氏パイの場合、結構食べ過ぎても今までのところそうした症状は出ていません。

気になるのは、この形状とネーミング。
このシダ類の前葉体のような形にし、なぜ「源氏パイ」と呼ぶのでしょう。
調査の必要がありますね。



2000.6.15
ブルース・ハープを吹く少年


昨日は深夜に仕事が終わり、帰宅途中に環八通り沿いを歩いていましたら、どこからかブルース・ハープ(ハーモニカ)の音が聞こえます。
はじめはカーステレオか何かかと思っていたのですが、良く聞くと信号待ちで止まっている車の開いた窓から、生のハープの音。
どうやらドライバーの少年が、車の中でハープを練習しているようです。

ブルース・ハープは見かけに寄らず音が結構でかく、特にフェイク(息をコントロールして音程を上下に変える技術)は小さな音では出来ないので、私もハープの練習はいつも車の中でした。
そう、ハープは車の中で上手くなるのです。

三陸に住んでいた頃は、「ちょっと買い物」というとそれは国道106号を2時間かけて盛岡に行くことを意味しましたが、この折り返し4時間をどう使うかは非常に重要です。
最初は向学心に取り憑かれて英会話のテープなどをかけましたが、これは「竜頭蛇尾」ですらなく、「竜頭蛇腹」という言葉があるならまさしくそれ。
とにかく飽きてしまって往路の2時間さえ全く持ちません。

そんな中で、1年半、コンスタントに車中で活躍したのがブルース・ハープでした。
腹式呼吸で音を出すため、運転中は余計な力が入って危険ですが、停車中や休憩中に吹くのはお薦めです。 最近の音楽シーンは「ネオ・アコ・ブーム」とやらでハープも相当流行っているようですから、あなたも1本(2,500円くらい)購入し、車の缶ホルダーなどにさりげなく入れておけば、助手席に乗った彼女もうっとりですね。

フォーク等で良く使う金属のサスペンダーまで常時首からかけていると、さすがに彼女も引くでしょうし、万一エアバックが飛び出した場合は顔とエアバックの間にハープがはさまって相当痛いのでやめましょう。




2000.6.18
一新!駐在だより「不動前」


3月11日に御紹介した、近所の駐在所の広報「不動前」。
最新号が本日また自宅に届いたのですが、見るとそのタイトルが!
引き続き手書きに対する強いこだわりは感じますが、特有のおどろおどろしさが消えているではありませんか。

まさか私が怖すぎると書いたから変わったわけもないでしょうが、チビっ子達が読むことなども考えると旧タイトルはあまりにも怖すぎ、これを目にした子供達の心が逆に荒れていくなどの深刻なマイナス面があったのでしょうか?

どういったいきさつでこうなったのかは分かりませんが、親しみやすくなった「不動前」がより一層等々力の皆さんに愛されるようになるだろうと思いつつ、怖かった昔のタイトルも少し懐かしく感じます。




2000.6.20
Bluegrass、ベルトのバックル


昨日、久しぶりにブルーグラスのライブに行って来ました。
演奏は福岡の3姉妹「中島シスターズ」。
歌や楽器も本当に上手で、何かと見どころの多い楽しいライブでした。

場所は銀座のとあるブルーグラスやカントリーを演奏するお店。
こういう「特定の音楽ジャンルの店」というのは、そのジャンルならではの濃密な世界に満ちています。

ジャズとかブルースといったジャンルであれば、足を運んだことがない方でも何となく店内の雰囲気が想像できるかと思いますが、これが例えばハワイアンとかになると”レア感”もひとケタ違います。
ステージと客席が一体化し、時に激しく、時にムーディーにハワイアンを歌い踊る世界は、「世界ウルルン紀行」でも収録しているのかと思うほど。

ではブルーグラスやカントリー系の店は?というと、ちょうどその中間に位置する感じでしょうか。
一般の方が入店した場合、多少のカルチャー・ショックは受けつつも、「一刻も早くこの場を脱出しなくては」という切迫した恐怖感のようなものはないように思います。
もちろんカウボーイの格好をした方なども平気でいたりはします。

勿論、ジーンズの着こなしも見逃せません。
カントリー系のジーンズと言えば、やはりおしゃれポイントはバックルで、一般の方に比べてこのバックルが異様にデカいのです。

しかし昨日は「それにしても大きすぎないだろうか」という方を発見し、私の目は釘付けになってしまいました。
あれはもう「バックル」ではなく、「チャンピオンベルト」とカテゴライズして良いでしょう。

バックルとチャンピオンベルトの境界線は自分の中でも漠然としているのですが、昨日見たものは明らかにこの境界線を大きくチャンピオンベルト側に越えていたような気がしました。
一体どこで売ってるんだろう。。



2000.6.22
安さ爆発!「ニューうさぎや」


「ニュー・うさぎや」は等々力駅近くの小さな衣服の店。現在私の注目店です。
主力商品は御婦人達や年輩の方々の日用品で、札幌で言えば狸小路1〜2丁目にあるような感じ。共通するのは過度と言えるほどの品揃えの豊富さ、そして安さです。

「ニュー・うさぎや」は赤いウサギのマークの小さい看板が目印で、別の用事があって通りを歩いていたのですが、先日、看板に魅入られてつい入店してしまいました。
中には所狭しと廉価商品が陳列されており、そんな店内にいると他の店で見ても絶対に欲しくならないような服も「この値段なら買っても良いかも」と思えてきて、非常に危険です。
物凄い色のスウェットや、誰の目もごまかせないような類似品さえも、ひどく魅力的に映り始めます。

すると、お得意さんと思われるご高齢の女性が入店してきました。
 女性:「あらー、今日は売り出しじゃないの?」
 お店の人:「ええ、すいません。売り出しは明日からなんです。」
それを聞いて女性は帰っていきました。

・・・衝撃の情報でした。
既にこれ程までに安いのに、別途「売り出し」という行事が用意されているとは!

「ニュー・うさぎや」の魅力を概ね理解したような気になっていた私ですが、大いに反省し、今度は「売り出し」の日に来ようと決めたのです。




2000.6.23
火星のはなし


今日は火星のニュースで賑わっていましたねー。水が存在していたんですね。

昔の小学生男子の「〇〇好き」と言えば、乗り物や宇宙が定番ですが、私も幼稚園から小学校低学年にかけていつも宇宙の絵本を読んでいました。
宇宙好きの子供は、「宇宙の広さ」のことを考えている内にわけがわからなくなって気持ち悪くなる、という経験を必ずしているはずです。

当時読んだ本には、各種宇宙の知識と共に何タイプかの「火星人の想像図」も掲載されており、「火星にはこんなのがいるのか・・・」と興奮したものです。
中でも最も有名なのは左のやつ。「火星人」と言えばもう、全国的にこの人です。

そんな火星人好きの私ですから、3年前に火星探査機『マースパスファインダー号』がカメラを搭載して火星に着陸した時は本当に興奮しました。関連のニュースも欠かさず見ました。


一方、こうした中にあるからこそ、かつてアメリカで起きた「火星人の襲来」事件については復習しておきたいところです。
  1938年の今日、アメリカのCBSラジオが「火星人の襲来」を放送した。
イギリスの作家、H.G.ウェルズの「宇宙戦争」を元に、ハワード・コッチが脚本を、オーソン・ウェルズが演出を担当したドラマだ。
しかし冒頭で音楽放送を突然中断し、火星軍のアメリカ襲来の模様を伝える臨時ニュースを挟むという斬新な演出のため、これを真に受ける人が続出し、アメリカの各地でパニックが起こった。
放送ではフィリップス記者が、火星人の襲来のもようや容貌の実況を行ったが、この記者を演じたのが俳優でもあるオーソン・ウェルズ自身。
放送の途中には、これがドラマである旨のアナウンスも挟まれたそうだが、そんな声はドラマ冒頭で大混乱をきたした人々の耳にはもはや入らなかった。
避難しようと街を離れる人はもとより、絶望して自殺しようとした人まで出る始末で、少なくとも100万人のアメリカ人がこのパニックに巻き込まれたという。

・・・いつ読んでもすごい事件ですね。
お互い火星人には気をつけましょう。