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2001.2.1
ZOさん


      

「ZOさんギター」。

御紹介するなら "日本で初めての実用的アンプ&スピーカー内蔵ギター" とでもなりましょう。
エレキ・ギターの最大の弱点は、それが「電力を使用しなければ音が出ない」ということで、ロックだパンクだと騒いだって、所詮コンセントが近くにないとGoo〜という音も出ないのです。

エレキ・ギターによって無電力演奏を実現するには乾電池で動作する構造にするしかなく、実際そうした楽器も無いわけではなかったのですが、パワー不足は否めず、ハウリング対策も課題・・・。
そんな訳で、ポータブルなアンプ&スピーカー内蔵ギターというのは、ろくなものが存在していなかったといえましょう。

そんな時!
突如として、十分実用に耐えうる品質で「ZOさん」なるギターがフェルナンデス社から発売されたのです。
この「ZOさん」の発売時期が、ちょうど忌野清志郎さんがテレビ等のメディアに積極的に露出する時期と重なっており、彼はよくそうした番組に「ZOさん」を抱えて出演していたのです。

私は確認のため、約15年前に録画した村上龍のトーク番組「Ryu's Bar」を昨日、久しぶりに見ましたが、清志郎さんは照れ屋なので、トークのあいだも全然 "間" が持っておらず、そのぎこちない間を埋めるため「ZOさん」をいじっていました。
ある意味、清志郎さんと「ZOさん」の補完関係が明確で、見ていてとてもイイ感じでした。




2001.2.2
続・ZOさん




先日、ZOさんの記事を書いたところ、複数の私の後輩達から以下のような書き込みが。
 ・眼の位置はちがくないですか? 黒い部分が耳で、その先にある点みたいなのが「目」なんですよ、きっと。

 ・私も賛成です。スイッチを入れて赤く点灯する部分が目だと解釈しております。

マジか・・・。
考えてみるとこんな目のデカい象なんている筈がありません。
指摘されて画像を修正している自分がやけに寂しく感じます。




2001.2.2
ZOさん(再度改)


さて昨日、打ちひしがれながら画像を修正した私ですが、一方で「やはりあのデカいのが目では?」という思いが再び沸き起こってきました。
こんなことで意地になっていると思われるのも何ですが、実際少女マンガなんかではこの程度の目の大きさは普通です。
試しにちょっと描いてみました。





2001.2.8
ZOさん(終)


もうこの話題を口にすることはないと思っていましたが、なんと、ZOさんの身体構造を解明するため、 ギターの製造元であるフェルナンデス社に直接確かめたという後輩・籠橋君からメールが届きました。
全く恐ろしい人がいたものです。この問題に決着をつけようというわけですね。

まず以下は、籠橋君がフェルナンデス社に送ったという質問です。
御社の名品ZO-3シリーズについての質問です。
私の仲間内で、ZO-3シリーズの目に当る部分がどこなのか?という解釈で真っ二つにわかれております。
一つは、スピーカー部分を目とする解釈。もう一つが、スピーカーよりもネック寄りについている赤く点灯する部分を目と する解釈です。(この場合、スピーカー部分は耳となります)
是非とも、御社として、どちらの解釈でZO-3を制作されたのかお聞かせ下さい。
これを読みながら、既にジトッとした汗をかき始めた私ですが、それにしても籠橋君、「御社の名品」と切り出すあたり、なかなかの策士ですね。
そして以下がその回答です。
籠橋様
メールありがとうございました。
ZO-3シリーズの目に当たる部分は、赤いLEDの部分となっております。 ちなみにスピーカー部は耳という解釈です。
今後とも弊社をよろしくお願い致します。
「デカい目説」で強引に押し切ろうとした私ですが、こんな行動は予想もしていませんでした。
当アワーの読者を甘く見ていました。すみません。


○正解





2001.2.15
CMと和田アキ子さん


「♪あの頃は〜」

最近よく見る和田アキ子さんが登場するCM、いいですね。
映像の質感、ベルボトムのパンツ、ハードボイルドな雰囲気等々と和田アキ子さんのレトロが歌がよくマッチしている上、30秒間の中に歌の重要な部分が全て収まって、「あー、そこでフェイド・アウトしないで・・・」というストレスもありません。

しかし2〜3度しか見ていない上、その間歌に釘付けなので実は何のCMなのかまだよく知りません。
そこで例によってネットで検索してみましょう。「和田アキ子」で検索すれば、有用なサイトがヒットして何か分かるはず。

そう思って「和田アキ子」と入力すると、さっそくアッコさんの公式サイトなるものにたどり着きました。
ホリプロによる公式ページのようです。なるほど、なるほど。メニューの中にCM出演情報のようなものがないでしょうか。

すると期待していたようなメニューは見あたらないのですが、代わりに「あなたの悩みにアッコさんが答えてくれます」というコーナーが!
さすがは芸能界の御意見番、アッコさん。
思えば日々悩みの尽きない繊細な私。私はその相談の入口らしい「Akiko's Room」というボタンをクリックしていました。

えー、なになに・・・
「仕事か結婚かで迷っています −28歳OL」

・・・うーん、私の悩みとはちょっと違いますが、アッコさんの答えが何かしら参考になるはずです。
「30歳すぎてお局様になるちょっと前ぐらいまではやってみるのもいいんじゃないですか。
どのみち30過ぎれば、だんだん居づらくなちゃうんだからさ。」

こ、この回答は?!
こんな回答があって良いのでしょうか。しかもよく見ると「回答」ではなく「啓示」と表記されています。

ページには続けて「悩みのある方はこちらからどうぞ」とあり、ボタンには「Tell Me」という文字が!

この啓示を読んだ後で「Tell Me」と言われても、Tellする勇気など湧いてくるはずもありません。
相談したい気持ちを胸にしまい込んで、私はそのページをそっと閉じたのです。




2001.2.19
日本マンガ学院?


この土日、何かしらここに書かずにはいられない案件があったような気がして、それが何だったか思い出せないまま2日間が過ぎてしまいましたが、今日地下鉄に乗って、再び思い出しました。
それが「日本マンガ学院」(?正確には不明)の車内広告です。
実際に見ないと伝わらない種類の面白さなので私も非常に歯がゆいのですが、その存在だけでもお知らせしなければ気が収まりません。

それは見たところ漫画関係の専門学校の広告と思われ、「目指せ、平成のトキワ荘!」といったコピーで漫画家を志す者を煽っています。
ここまでは良いとして、問題はその学院の講師陣。
氏名と共に掲載されている彼らの代表作の絵は、一目見ただけで絶対に人が集まらないと確信できる毒々しい絵のオンパレードなのです。
仕事帰りで疲れていた終電車で私はうっかりその広告の前に立ってしまったのですが、吊革につかまりながらそれを呆然と眺めていました。

私はマンガの世界を詳しく知っているわけではないため(「王家の紋章」は勉強中)、講師と作品名が正確に頭に入っておりません。
しかしそんな私でも、「この人は明らかに知られていない」と瞬時に理解できるような方々が、「知られていない理由」のような自筆の絵と共に並んでいるのです。うーん、皆さんにも見せたい!

講師一覧の一番下に日野日出志さんの名前があったことだけは記憶しており(この人選が既に凄いと思うのですが)、日野日出志さん関連のサイトから参考となる画像を拝借しようと思いたった私。
しかしアクセスした瞬間、これをハシモトコウ・アワーに掲載するのはよしておこう・・・と思わず私も退いてしまうような絵が満載でした。





2001.2.20
日本マンガ学院?-2


今日は日本アニメ学院(仮称)の広告が貼ってある車両に乗れず、残念でした。
あの広告にまた出会えると良いのですが、とにかく正確な学校名すら分からなく困っています。




2001.2.21
日本マンガ塾!(正式名)


今日突然、私の元に「これ?」という連絡が。
えーと、なになに・・・
幸の言う「地下鉄」が日比谷線であるならば、沿線の恵比寿に位置するこの団体は有力。
「平成のトキワ荘」とか「日野日出志」などのキーワードも一致。   URL
ま、まさか例のマンガ学院の正体が!?
私の頭の中は騒然となり、夢中で記載のURLをクリックしました。…こ、こ、これです!!

私の探していた怪団体の正体は「日本マンガ塾」でした。
昨日ご紹介した"鬼太郎が酔ってイっちゃったようなの" もここに掲載されていました。
「平成のトキワ荘」というコピーの横にこんな絵が並んでいるのを見たら、疲弊した終電車の中でどんな気持ちになるか、おぼろげながらも想像していただけましょう。

(橋本注:その後、日本マンガ塾のHPは大きく変化を遂げ、右のような絵が満載なページでは全くなくなっています)




2001.2.25
同窓会


「同窓会」という言葉には妙に枯れた響きがありますね。
イメージ的には場所は温泉で、記念撮影は全員浴衣というイメージ。
一方「クラス会」という言葉になると、どことなく"青春"を感じ、これまた少々照れるものもあります。
まあ何と呼ぶかはともかく、一昨日、高校時代の同期10人くらいが集まって飲みました。

以前、中学時代に埋めたタイムカプセル発掘行事について触れた際も書きましたが、こうしたクラス会の話題の定番は「昔、誰が好きだったか」。
ここのところクラス会的行事が妙に多く、その都度確実にこの話題になっているので統計的裏付けも確かです。

聞いている方もさすがに大人なので「ヒューヒュー」などと言って冷やかしているバカはいないのですが、「へーそうなんだー」などと冷静に聞きつつ心の中で激しく驚いたりと、なかなか奥の深い行事なのですね。