2001.10.10
 ミセス・ロイド


 ♪ 12個増量〜 においつかない〜 ミセス・ロイド

大塚寧々さんが歌うこの防虫剤のCMソング。
いくら何でもひどすぎるという歌声が、真似をしているうちにすっかりやみつきになり、最近気がついたら口ずさんでいます。
結構似ています。間違っても腹筋を使わないのがコツなのです。


最近多い、この手の「不意に歌い出すパターン」のCM。
とりあえず私は、ジップロックのCM「♪炊き立てを ロックして ジップして フリージンして チンよ!」が牽引し、他社が続いている構図 と勝手に位置付けていますが、後続のCMの出来が芳しくないため、シーンもまんねり気味で残念です。

中でも山口もえさんがお米のCMかなんかで歌ってた「なんとかジャー!」っていう歌が衝撃のひどさで、あのCMが、活況を呈し始めたこの シーンを一撃で冷やしたものと想像されます。
ともかく、これまで藤崎奈々子さんと山口もえさんを「2大無気力ボイス」と捉えてきましたが、この度ベテラン大塚寧々さんを加え、 「3人娘」と認定しましょう。

ただし前者2人の場合それ自体を売りにしていてどうにも好きになれないのに対し、大塚さんは実績もある女優さん。
油断して歌わせてみたら想定外にひどかった−という展開も考えられ、スタッフの動揺と現場の混乱に勝手に想像が及び、自分の好感度につながっています。

こうして書いている間も、いわゆる禁断症状により「12個増量 においつかない〜」と私は何度も口ずさんでいました。
ライブの中で、「次の曲はB.B.キングの○○ブルースです〜」とかいうトークは普通ですが、 「次の曲は大塚寧々さんのミセス・ロイドです」という展開は、結構ハッとするものがあるような気がしますね。
次回やろうかな。結構似てるし。




2001.10.17
 楽器フェア


電車の中に「楽器フェア」というイベントの吊広告があって、目に止まりました。

詳しい内容は書かれていませんが、昔札幌の楽器屋がやってた同名のイベントでは、大きな会場にエレキギターやドラムやキーボードなどが大量に陳列されており、 大学生・高校生はもちろん、結構中学生も多く、お小遣いはいくらなのかなと羨ましくなったりしたものです。
それから更に10年余り、今では中学生がロックバンドをやるなんていうのは珍しくも何ともないことでしょう。

−などと考えながら広告をよく見てみると、「中学生&65歳以上 入場無料!」という文字が!

これには驚きました。
その時まで何となく中学生のことを考えていた私でしたが、今や関心は「65歳以上」という層の方に釘付けです。

この楽器フェアが私の想像するものと同じなら、そこに「無料だから」という理由でやって来た65歳以上の集団が あちこちに混じっているという図はシュールなんてもんじゃありません。
少年達も、エレキギター試奏などの際は音量に細心の注意を払い、間違っても心臓に負担のかかることのないよう配慮しましょう。




2001.10.28
 病院とジョン・レノン


腕のところに謎の発疹が出たため皮膚科に行ってきました。
皮膚科ははじめてでしたが、周囲の評判を聞き、その病院に行くことにしたのです。

病院の中はきれいで、BGMではジョン・レノンの「マインド・ゲームス」が流れています。あー、良い・・・。
この曲はバックで延々と同じフレーズがリフレインされていて、聴くたび一種の恍惚状態に陥ります。
さて、その「マインド・ゲームス」がフェイドアウトすると、今度は「ラブ」が。そう、同じくジョン・レノンの。

なるほど!
これは恐らくこの病院の院長がジョン・レノン好きで、数ある名曲の中から病院のBGMとして適した曲を選んで編集し、流しているのでしょう。
患者の不安を取り除くような気配りが感じられ、評判が良いというのもうなずけますね。


と、突然ハードなギターによるイントロが。確かこの曲は「コールド・ターキー」。
これもホントに久しぶりに聞きましたが、まあ、そのカッコ良いこと!ボテッとしたドラムはリンゴ・スターでしたっけ?あんまり長いこと聞いてなかったので、コーラスやら何やらがいちいち新鮮で、興奮します。
なるほど、こうした攻撃的な曲は一見病院には不似合いなように思えますが、これはこれでなにか恐怖心のようなものが消え失せ、待っている患者には 結構効果的といえるかもしれません。

・・・と思えていたのも、前述の通り私がこの曲の構成を忘れていたからであって、これがエンディングへ向かうに従い大変な様相を呈する曲であることに気付いた時には、既に待合室中が凍り付いていました。

御存知でない方もいらっしゃると思いますが、この曲はジョン・レノンがある意味最も得意とした社会性を帯びたメッセージソングのひとつで、後半、 抑圧された人間の叫びがこれでもかと繰り返されていて、あまりに激しいため当時は放送禁止になっています。

「ウー」とか「ガァー」とか「ア"ァァ」とかが延々と繰り返されている間、受付の看護婦さんは申し訳なさそうに下を向き、患者は聞こえないふりをしながら 外の景色などを見ているのです。子供がいたら100%逃げ出していたでしょう。

皆さんも好きなミュージシャンの編集テープなどを作る時は、使用の状況や目的なども考慮して選曲しましょう。