2003.10.5
 ラジオたんぱ


今月から「ラジオたんぱ」は「ラジオNIKKEI」になったそう。
日常生活への影響はないのですが、「短波」という極めて魅力的なワードが消えたことは誠に残念です。

恐らく昔は硬派に「ラジオ短波」(もしくは「ラヂオ短波」)、そのうち世のソフト路線化の流れを受けて「ラジオたんぱ」と多少軟弱化し、 そのうち、「そもそも社名で波長の長・短にこだわる必要があるのか」という根本的な問題意識にたどり着いたのではと想像されます。


ところでラジオ短波と言えば、かつてニッポン放送「オールナイト・ニッポン」の裏で、「セクシー・オールナイト」なる、実に興味深い番組があったことを思い出しました。

高校時代に友人からそういう番組があるとの噂を聞き、ある日受信した私。
定刻となり、放送が始まりました!

 「セクシ〜〜オ〜ルナ〜イト」

番組をセクシーに仕上げようという気持ちが空回りしているとしか思えないオープニングの声。
加えて、パーソナリティーは「ミスター・エックス」という、思い付いても絶対に使う勇気の湧かないネーミング。

しかし、こんなもの聞く気になれるかとすぐチャンネルを変えたくなるかというと、受信状態が非常に悪いため、 ノイズの合間を縫って聞こえる色々な音声は何やらセクシーに聞こえなくもないので不思議です。
まさに短波の魅力と言えましょう。

そして時は流れ、「ラジオNIKKEI」。
間違っても日経の名を冠してあんな下らない番組は制作されないだろうと思うと、残念でなりません。




2003.10.13
 ブラウン管


自宅のテレビジョンは7年前に購入したものですが、最近、動作がおかしく、不安です。
1ヶ月ほど前に「ボツッ」という音と共に画面が乱れて以来、その乱れのインターバルが徐々に短くなりはじめ、 最近では画面が真っ白になったり、主電源から落ちたりと乱れのバリエーションも増し、私を慌てさせています。
「耐久消費財」という割には今イチ耐久しませんでしたが、札幌〜三陸〜東京と移動しながら各地の話題を私に伝えてくれた このテレビジョン。
全くありがたい限りです。

それにしても、世の軽薄短小化をリードしてきたテレビというメディアですが、その受け手が「ブラウン管」という重厚長大感あふれる装置であることは実に味わい深い事実です。
21世紀になり液晶テレビ等の登場によってブラウン管の使命はようやく終わろうとしているのかもしれませんが、 ずいぶん以前に放送博物館で見た、イロハのイの字(→Click)を映し出してから今日まで、 ずーっと活躍しているのですからすごいですね、ブラウン管は。




2003.10.18
 知らず知らずのうちに


岩城晃一、宇崎竜童、世良正則という、それでなくとも濃度の高い人達を3人同時に起用するという暴挙に出た缶コーヒー「Fire」のCM。
発売当初のCMキャラクターがスティービー・ワンダーさんだったことを考えると、余程のコンセプトの転換か、大幅な予算削減のどちらかと思われます。

で、それはそれとして、問題は曲。
画面の右下に「知らず知らずのうちに」と曲名が小さく映っていますが、これは小学生時代に私が大好きだったダウン・タウン・ブギウギ・バンドの1973年の デビュー曲なのです。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドと言えば、"あんたあのコのなんなのさ" でおなじみの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」とか「スモーキン・ブギ」などが当時やたらと 売れたため、どちらかというと色物風に見られていた向きがありますが、その一時代前の日本のロック創世期の方々同様、米軍基地なんかでの 下積み時代を経てひょんなことから売れたというキャリアなので、何はさておき、まず演奏が上手くてビックリします。

もちろん小学生の頃の私には演奏が上手いも下手も分からず、ただツナギを着てサングラスをかけてエレキギターを弾いている彼らの存在が、西城秀樹さんとか郷ひろみさんとか 山口百恵さんなどしかいなかった歌謡シーンの中で、それはもう異常にカッコ良く見えたというだけなのですが。
自分もエレキギターというのを弾いてみたいなあと思っていたまさにその時、大型ゴミでギターを拾っていまに至るわけです。(→Click)

そして高校〜大学と、飽きもせず、たまにレコードを引っぱり出しては聴いていたダウン・タウン・ブギウギ・バンド。
特に私はこのバンドでリード・ギターを弾いていた和田静男さんという方のギターがとにかく好きで、音色、フレーズともに、出色なのです。


で、突然テレビから流れてきたあの曲のイントロ。全然売れなかった曲なので、CMソングとして流れていることにまず驚きました。
そして今回のCM用に録り直したと思われるイントロのギターですが、 キリン・ビバレッジの「Fire」のHPを調べましたら、クレジットに和田静男さんの名前が!
そうかー、和田静男さんは、まだどこかでギターを弾いているのですね。そして今回のCM録音に当たり、やっぱり和田静男さんに弾いてもらおうと 声がかかったのですね、きっと。
嬉しかったです、ホントに。


ちなみに当アワーを御覧の皆様のセンスを勝手に想像しますと、松田優作さんのTVドラマ「探偵物語」は恐らくストライク・ゾーンの中心に 位置しているだろうと思われますが、あの最終回の最期、工藤ちゃんが死んでいくシーンのバックで流れているのも、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド。
「身も心も」です。
万が一御存知でなかった方は、この機会に是非ご記憶下さい。




2003.10.28
 アニキ


これまたずいぶん以前、「アニキ」という大変謎なタイトルで書き込みをしたことがあったのですが(→Click)、この件に関して[祥子さん] という方から以下のようなお便りを頂きました。
私のアルバイト先のレストランではパンなどの食材を古いものから使うために、その箱や袋に「兄」(古い方)、「弟」(新しい方)と表記するのです。 先輩によると、これはレストラン業界?の用語だそうです。
以前1chでご紹介のあったパステルの「アニキ」は、古い方だったのではないでしょうか。

兄!弟!そしてアニキ!

そうか・・・。
思わぬリアクションにより、私はまたひとつ大切な知識を身に付けました。
ありがとう、祥子さん!