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2003.12.7
Wonderful Tonight


札幌は雪のようです。
今日はEric Clapton札幌公演の日。父が1人で出かけて行きました。
今日は父の誕生日で、幸運にも取れたチケットは一大プレゼントという感じですね。

帰宅後、電話で話しましたが、大変楽しそうでした。
「欲を言えばキリがないけど」と言いかけたのは、言うまでもなく母と一緒に見たかったということだと思われますが、多少酒も入って色々なことが思い出されるのか、ちょっと前のことから20年前のことまで、珍しくとても饒舌です。
私も聞いていて嬉しくなりました。
やっぱり音楽は良いですね。



2003.12.14
昭和探偵倶楽部とDVD

 「昭和カルチャーのすべてがわかる!」
というコピーに釣られ、またわけの分からない本を買ってしまいました。
私の場合こうした大袈裟なコピーにすこぶる弱いため、深夜のテレビショッピングなども結構危険で、危うくダイヤルしかけることもしばしばです。

ちなみに今回購入したのは宝島社の「昭和探偵倶楽部」。
内容自体にそれほど新味はなさそうなのですが、最近こうした雑誌にはDVDが付いていて、心が揺らぐこともますます増えました。

しかし今日買ったものに関しては、付属のDVDは何とも評価のしようのないものでした。

コンテンツは、映画、アニメ、CM、特撮etc.と一見盛りだくさんなのですが、例えば「CM」をクリックして画面に出てくるタイトルを見ると、
  ・文明堂
  ・桃屋
の2本だけという、中途半端にも程があるラインナップ。

一方、「特撮」へ進みますと、
  ・少年ジェット
  ・怪傑ライオン丸
  ・スペクトルマン
という、これまた選考基準が不明の3本が並んでいます。

しかも「怪傑ライオン丸」の方は、バルタン星人にヒゲをつけただけのようなネズミの怪人と主人公の戦いが6分弱にわたってメリハリ無く続く一方、「少年ジェット」の方はわずか10秒で終了という、恐ろしくバランスを欠いた構成。
再生が始まって、少年ジェットがバイクと共に登場しただけで映像が終了した時の衝撃は言葉では言い表せません。

というわけで、かなり怪しげな「昭和探偵倶楽部」。
こういうのに手を出しそうなページを御覧の皆様に、慎重な判断を呼び掛ける次第です。




2003.12.21
弱音器とWホールギター


「弱音器」を買いました。500円。
稀に楽器屋においてある古ーいデザインのパッケージ。
弱音器と言っても、要はギターの弦が振動しないよう弦全体を挟むだけの装置なのですが、商品をよく観察すると材質は単なる家庭用すきまテープで、とても購入する気にはなれません。
むしろこんなものをよく500円で売ってるなという驚きさえ覚えます。

ではなぜ買ってしまったかというと、その古すぎるデザインに惹かれて我慢できなかったのがひとつ。
誠に失礼ながら、この少女(?)の垢抜けなさが、商品群の中で圧倒的な存在感を放っています。

そしてもうひとつが、商品の裏に掲載された「世界最高のWホールギター」という別商品の広告。
その内容があまりに荒唐無稽な世界で、買ってでもちゃんと読みたいという気持ちを抑え切れなかったからです。

商品名は「Wホールギター」 −即ちサウンドホールが二つあるということらしいのですが、写真を見ると、穴どころかネックも2本ある上、弦は合計20弦と 全く意味が分かりません。

しかも解説はのっけから
  ・5000年のギター史上最大の発明。
中国でさえ4000年だというのに、5000年前に一体誰がギターを弾いていたというのでしょう。

続く記述です。
  ・公式を発表! Sh<Wh
    上の公式の意味
     Sh:一つ穴ギター
     Wh:二つ穴ギター
     <:音量、音質、音色が上回る。但し同一個体の時。
この「公式」に「意味」もへったくれもないような気がしますが、「同一個体の時」などと、当たり前の条件設定がわざわざ記載されているあたりが良いですね。

そしてトドメが、以下のコピー。
  ・いま、日本中のヤングの話題は2つ穴ギターに集中!
    「これからは絶対にこのギターが主流だね」と語るのは、東京某私大の売れっ子グループのリーダー、山岡君。
「ヤング」という人種は既に死滅していると思いますが、「話題集中」どころか今日まで私は2つ穴ギターの話をしたことがありません。
そして「絶対に主流だね」と語る山岡君とは一体。

と、ひとしきり解説を堪能して、もう1度写真を見ると、下に小さくお値段が。
  \15,000,000,000
ん?いち、じゅう、ひゃく・・・・せ、、せんごひゃくまんえん・・・。

結構のめり込んで読んでいたWホールギターでしたが、この瞬間引きました。
山岡君は、どうやってこのギターを手にいれたのでしょうか。