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2004.1.17
火星(人)
火星に着陸した無人探査車スピリット。台座から火星の表面に、ゴトゴトと無事降りましたね。
(火星人以外)誰もいないあんな遠い場所とどう交信し、どう探査車をコントロールしているのか、全く想像も及びません。すごいなー、究極の遠隔操作ってトコですね。
それに比べりゃ我が家のテレビのリモコンの遠隔操作なんて冗談みたいなもんですが、テレビのリモコンだって役に立つという点でも変わらないのですから、どうか自信を失わずにいて欲しいものです。
さて、当ページに火星のことを最初に書いたのは2000年6月ですが、改めてH.G.ウェルズさんのSF「宇宙戦争」の挿絵を拝借しました。
1897年の作品というんですから100年以上前。そんな頃に、良くもまあ、こんな、いかにもいそうな宇宙生物を描いたもんですね。
知能が高いから頭がでかく、重力がないから細い足で浮いてる、ってことだったと思いましたが、違いましたっけ。
微妙なのがこの表情で、笑ってるのか機嫌が悪いのかよく分かりません。
「火星人に似てる」と言われる人がごく稀にいますが、その場合はこの顔に似てるということですから、何か抜本的な対策が望まれます。
上はスピリットが撮影した火星の360度全景写真。
遠くて写っていませんが、ずーっと向こうの方にこのタコみたいのがいて、じーっとこっちを観察してるかも知れませんね。
2004.1.24
暴走
やはり火星人にやられたのか、無人探査車スピリットの調子が突然おかしくなってしまいました。
あるニュース・サイトの見出しに
火星探査車が“暴走中”
とあったので、もしやスピリットが火星中を走り回っているのかと思い、大変なことになったと内心興奮しつつ本文を見ましたら、内部のコンピューターが再起動を繰り返す「暴走状態」に陥っているとのこと。
スポーツ新聞ではあるまいし、もう少し誤解を招かない見出しにしてもらいたいものです。
いずれにしても、制御不能の深刻な状態のようで、そのあたりについて詳細を調べようと再びニュース・サイトを検索していると、
全裸で7ヶ月 英国縦断
という、別の意味で暴走系の見出しが目に入り、私の関心はそちらに移りました。
スティーブン・ゴフさんという44才の男性が、英国南端から北端までの1440kmを全裸で歩き切ったとのこと。
その価値は今ひとつ理解できませんが、
ゴール後、シャンパンで乾杯したゴフさんは、BBCの取材に「人はみな自分の体と向き合っていない。皆さんが体を見つめ直すきっかけになれば」
と動機を語った。
とのこと。 恐らくきっかけにならないと思われますが、このゴフさん、道中、住民らの通報で警察に5、6回逮捕され、刑務所にも2度服役したというのですから、すごいですね。
珍しがって写真を撮る人もいれば、シャンパンの瓶で殴りかかってくる人もいたとのこと。
前者はともかく、後者は何も瓶で殴りかかることはないように思います。
いずれにしても、究極の未来系暴走と原始回帰系暴走が交錯した、価値観の多様化が進む現代ならではの2つのニュースであったなと、奥深くまとめた私です。