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2004.3.3
ひな祭り


3月3日は桜の3回目のひな祭り。
健康(過ぎ)に育ってくれて何よりというわけで、家でお祝いをしました。

こうした行事の際こそ、我が家に導入されている有線放送システムが大いに威力を発揮します。
一昨年、白木屋で泥酔した時に、備え付けの「新春プレゼントセール」の応募はがきに記入して当たった有線放送システム。
「豊富」というより「無駄」と言うに近い膨大なチャンネル数の中に、「季節の音楽」というチャンネルがあり、現在、24時間オールナイトで「ひな祭り」が流れているのです。

ここにチャンネルを合わせて雰囲気作りを行い、小さいひな人形と、チラシ寿司&桜餅をテーブル上にセット。
桜の表情から、明らかに食べ物の方に強い関心が寄せられていることが分かります。
ちなみにかつては「たべたい」が口癖だったのが、最近は言葉が増えて「おなか すいちゃったなー」に変わっており、今朝も起きるなり口にしていました。

ちなみに延々と流れ続けるひな祭りの歌ですが、よく聞くと、微妙にアレンジを変えつつ色々な種類が存在しており、その世界は結構楽しめます。
あくまでも童謡なので絶叫調とか四畳半フォーク調というバージョンは有りませんが、逆にその分、制約の多い中で工夫している感じが出ていて良いのです。




2004.3.12
Fuji Sankei Business i


この3月1日に創刊した経済新聞「フジ・サンケイ・ビジネス・アイ」。
新しモノ好きかつ飽きっぽいと大変性格にムラのある私としては、早速購読の予約をし、通勤中に読んでいます。

経済紙と言ってもそこはフジ・サンケイ・グループ。全体的に独特の「難しくない感じ」に包まれており、人によってはこれで経済が解るのかと不安を感じる向きもあるかと思いますが、私くらいにはちょうど良いのです。
なお、経済紙の紙面のうち 株式市況欄は、最も多くの紙面がさかれているにもかかわらず やらない人間にとっては何の役にも立たないという点で、ほとんどスポーツ新聞の競馬欄と同じ存在で、何か有効な利用法がないかと思案しているところです。

ところでこの「Fuji Sankei Business i」、今でこそ何やら洗練されたムードを醸し出していますが、元々「日本工業新聞」という地味にも程がある新聞が発展的に生まれ変わったもの。
で、そのことと直接関係があるのかどうかは分かりませんが、工業製品の新製品を紹介するコーナーが見開き2ページと充実しており、そこも私を引きつけます。
普段関心を持たない領域の新製品などを見ると、世の中にはこんなモノに対するニーズがあるのかと新鮮な衝撃があり、毎日この場で何かしら紹介したくなるほどです。

もちろんその中には、ニーズが存在するのかすら想像もつかないような恐ろしく実験的な商品も混じっていて2倍楽しめます。
今日見たのは
 「パソコンを10m離れて操作できる 『MX900コードレス・マウス』」。

10m・・・。
私も長くパソコンを使っていますが、いまだかつて10m先のパソコンを操作したいと思ったことはありません。
というか、裸眼ならそもそも10m先にパソコンがあるかどうかも分からないでしょう。

一体どういう職場環境にいる方がどういう時にこれを使用するのだろうと、通勤しながらひとしきり想像を膨らませたのです。




2004.3.28
湿度計


ここのところ寝ている間に喉が痛くなることが多い私。
きっと部屋が乾燥しているせいに違いないと、普段より早く起床し、部屋の湿度計を見ましたら、なんと!
針が目盛りにして20のあたりを差しているではありませんか!

これには私も驚いて、まだ寝ていた妻・利江さんに叫びました。
 「うわっ!利江さん、湿度が20%になってるよ!」
 「ええっ!?」
衝撃の事実を告げられて起こされ、妻も相当驚いているようです。
これでは喉も痛むはずです。

冬は非常に乾燥するため、昨年、コジマ電気で超破格値の加湿器を購入した私。
しかし何しろ怠惰な性格なので、夏場に一度押入にしまった後は、出すのが面倒で、結局使わぬまま現在に至ってしまいました。
そのツケが喉の痛みとなって帰ってきたのでしょう。
 「やっぱり今からでも加湿器を出そう。」
そう言って私は、遅ればせながら押入から加湿器を出し始めました。
まったく大変な1日のはじまりです。

するとしばらくして
 「幸さん」
と、一転して冷静な妻の声が。冷静というより、気のせいか冷たく響いたように聞こえました。
 「え、なに?」
振り返ると、妻が湿度計を手にしています。
それをよく見ると、針がなぜか2本あり、1本は前述のとおり20のあたりを、そして新たに存在を認識したもう1本の針の方は、50〜60のあたりを示しています。

しばらく見つめた後、私はそれが湿度計と温度計の両方を兼ねた機械であることを認識しました。
温度は20℃、湿度は60%。どちらもそれが適正値であることを表す着色された幅の中に収まっています。

先ほどの私の理解ですと、湿度が20%しかない上に室温は60℃ということになり、恐らく1分と生きられないような部屋で寝ていたことになります。
きっと喉が痛むというより、喉が焼けていたことでしょう。
私は無言で加湿器を再び押入にしまい、大変気まずい雰囲気の中、朝食をとったのでした。