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2004.6.13
Ray楽器店


レイ・チャールズさん。亡くなってしまいましたね。
初めて見たのはBluesBrothersの映画で、「レイ楽器店」で最初登場した時はなんだこの不思議なオッサンはと思ったもんです。
店にあるオルガンの鍵盤が動かないと客に言われて「そんなことはないはずだが」と、その不思議なオッサンはオルガンの前に座りました。
おっ?このオッサンは楽器でも弾くのか・・・と思って油断していたら、突如そのオルガンを弾き、歌い始めました。
「Well I heard about the fellow You been dancin' with All over the neighborhood〜」
うわっ!何だこの人は!

映画の終盤で、レイさんが、ライブのポスターを上下逆に貼るシーンがありますよね。
ブラック・ユーモアと言えばブラック・ユーモアで、人によっては色々ありそうですが、少なくともレイ・チャールズさんにとっては盲目であることは一つの事実であって、それ以上でも以下でもないということなのでしょう (と、私は思っているのですが)。

写真はThe Blues Brothersのレコードのイカすジャケット裏。
ちょうどこの「レイ楽器店」のシーンからのカットですが、2人ともこの世にいないというのは悲しいですね。




2004.6.20
レーザー・カラオケ


ある方のお宅にお邪魔し、深夜まで飲んだ時のこと。そのお宅で私は久しぶりにカラオケのレーザー・ディスクというシロモノを見ました。

そもそも「レーザー・ディスク」って一体いつ登場したんだったか記憶が定かではありませんが、「レーザー」という 何やら「未来の装置」の誕生を思わせる響き。
ビデオテープはその歴史的役割を終え、レーザー・ディスクの時代が来る!
と思っていたのですが、レーザー・ディスクは意外とあっさりとDVDにとって代わられてしまいました。

今般、思いがけず目にすることとなったレーザー・ディスク。
ジャケットから盤を取り出してみました。考えてみると、私、実際に触れたのって、もしかすると初めてかもしれません。
 うーん、デカくて重い・・・。
レーザー・ディスクって、こんなに大きくて厚くて重かったんですね。未来の装置なのに。

しかし何と言っても衝撃を受けたのはディスクに収録されている映像の数々で、いかにも「スナックのカラオケ」という超ディープな映像。
あるディスクの1曲目は「北酒場」。
バックの映像はちょうど私が学生時代の頃の懐かしいススキノの風景なのですが、映っている店内は全員凄まじいお化粧の御婦人とやくざのようなオッサンばかりで、こんな人相の人達が集まる居酒屋は決して存在しないと断言できる映像です。
 「こころ〜 許す〜」
サビの歌声が響きますが、こんな店で心許したら大変なことになってしまう、そんな映像でした。