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2005.11.5
「くすぐったい」という感覚

私は極端なくすぐったがりです。

学校の授業中、先生の目を盗んで手紙類が教室内で回覧されることがあったりしますよね。
高校時代のある日、回ってきた紙を見ると「幸の寝方」というタイトルで、概ね右のような絵が添付されていました。
片方の手をお腹の上に乗せ、もう片方の手は首のところを押さえています。

先に私から説明すると、その目的は、布団の生地とお腹・首との直接接触を回避させるためです。

要は、積極的に他人にくすぐられる場合だけでなく、そういうものが触れても、場合によってはくすぐったいのです。
で、何かの拍子にこのことを口の軽いヤツにうっかり話した途端、情報が流出し、このような紙がクラス中に出回ることになったわけです。


私のくすぐったがりは、これまでも日常生活に深刻な影響を及ぼしてきました。
マフラーをようやく着用できるようになったのは高3の冬。タートルネックが着られるようになったのなんて就職後、要は最近です。

先日受けた人間ドックなどの場合も、何が嫌といってバリウムでも胃カメラでもなく、あのお腹の上をツルツルと走りながら検査する「エコー」。
あれなど、くすぐったいことに耐えるべく全身に異様に力が入っているため、それだけで何らかの異常が出るのではないかと思うほどです。


で何故こんな話を書いているかというと、桜と伶が、揃いも揃ってその点が似てきており、心配になってきたから。
特に桜は、お風呂で体を洗っていて、私の手が首の方に上がって行くに従い、できもしない背伸びをしながら反り返って行き、 不自然にも程がある体勢を取っています。
要は私の手が首に接近することを必死で避けようとしているのですね。

風呂に入るたびに格闘している私と桜。
効率が悪くてしょうがありません。

「くすぐったい」という感覚って、まさか遺伝なんですかね?
そんな遺伝子、あるのでしょうか・・・。