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2006.3.1
新しいコンカリーニョのこと


ほうぼう舎時代から含め、倉庫コンカリ・テント芝居など、一緒に芝居をやった皆さんへ
                                      斉藤千鶴


1988年にほうぼう舎の時代に見つけた公演場所=JR琴似駅横倉庫は、その後「コンカリーニョ」と名前を変え小劇場活動を続けてきましたが、都市再開発計画のために2003年に取り壊しとなりました。
が、この5月、同じ場所のテナントビルの中に戻って、再オープンします。

その「こけら落とし」の企画として
  「コンカリーニョ・レビュー・ショー〜ほうぼう舎からバレン座、とんでんがへし琴似浪漫まで」
のタイトルで、ハシモトコウ氏作曲のオリジナル劇中歌を中心としたステージを企画しています。
構成演出は、作曲者コウ氏と相談しながら、私:斎藤ちずが担当します。

ついては、歴代出演者・スタッフの方々に是非、ご参集・ご出演いただきたく、お願い致します。
本番は、5/7(日)夕方です。
皆さんお忙しいこと、また遠方にいらっしゃる方も多いことなどから、稽古は出演者とその来られる日時にあわせて、最大3日と考えています。(前日6日はリハーサルとあわせて合宿しますか?)
GWに引っ掛けて札幌に来ようか、などと考えていただけると嬉しいです。
よろしくご検討ください。

初めてあの倉庫を見つけて18年過ぎました。
稽古場で育ったような娘も17歳になりました。

お会いしたいです。
皆さん、唄、覚えていますか?

これはNPO法人コンカリーニョの理事長・斎藤ちずが、新・コンカリーニョこけら落としに向けた呼びかけ文です。

そう。そうなのです。
そんな大それた事、いくらなんでもできるわけがないと、当事者でも半分以上がそう思いながら始めた劇場コンカリーニョの再建活動。
それが、JR琴似駅横の商業棟の一角に、とうとう完成を迎えるのです。

その足跡をここで振り返り始めると、記念誌発行事業のような大作業になるのでここではひとまずやめておきましょう。
また課題や障害はまだまだ山のように残されています。お金も引き続き必要です。しかし、ともかく、再建はなったのです。

こけら落としは5月7日(日)。
そしてオープニングイベントとして、上記の「コンカリーニョ・レビューショー」を開催の運びとなり、過去に出演経験のある役者達に呼びかけた文章が冒頭のものです。
追って改めて御案内を差し上げますが、5月7日(日)に参加可能という方は、どうぞ御連絡を頂きますようお待ち申し上げております。

そしてかつてのJR琴似駅横倉庫時代から今日に至るまで、芝居、音楽、ダンス等々を見に来て下さり、また劇場再建活動を温かく見守って下さった皆様。
お陰様でオープンの運びとなりました。色々と支えて頂き、本当にありがとうございます。

5月7日(日)はGWの最終日です。是非お越し下さいませ。



2006.3.12
業界ナンバー1を狙え!


先日の「2week緊急配備」以降も何かと出張で東京に行く機会が多いのですが、既に春めいて暖かく、こればかりは羨ましくなります。
しかし時期を同じくして花粉がやりたい放題に飛散しており、こればかりは許せません。

そんなある日、地下鉄有楽町線に乗っていましたら、目の前に「起業道」なるプレイステーションのゲームソフトの広告が。
私自身ゲームの類はやらないので普段なら特に目も留めないのですが、妙にバブリーな宣伝文句群の雰囲気が結構おかしく、しばしニヤニヤしながら眺めていました。

しかし、広告下段に居並ぶゲームの登場人物と思しき方々と、そこに掲げられた
 【信頼できる人と裏切る人を見分けられますか?】
という一文に、私も車内で驚愕しました。

「見分けられますか?」って、この中に「信頼できる人」が存在しているのですか??

自分の「油断レベル」を相当落としたとしてもこの人達を「信頼できる」と呼ぶのはかなり難しいように思います。
中央上段の方が主人公のようで、確かにこの中では最もまともそうですが、その他の人達の胡散臭さと言ったら、さしずめ「全日本裏切り顔コレクション」といった様相を呈しています。

この広告を見る人の中には4月に入社を迎える方々も多くいると思われますが、最初の職場がこんな危険な人相の人達ばかりなら入社拒否のような症状になる方もいるでしょう。
転じて「早く独立して起業しなければ・・・」という不安を誘導しているなら、それはそれで「起業道」というネーミングも深いと言えます。



2006.3.19
伶の叫び


 「こー!」
夜中に突然、長男・伶が大声で叫び、私は驚いて飛び起きました。

1歳の彼は、現在、基本的な意思表示を全て「これ」という一言で処理しています。
しかも「これ」の「れ」を未だ発音できないため、1日中、人差し指で何かを示しつつ「こー」と言いながら生活しているのです。

勿論それはそれで可愛いのですが、食事の時などは、食べたいものを指差しながら「こー!こー!こー!こー!」と騒ぎ続けるので、それはもう、うるさいなんてもんじゃありません。

で冒頭の叫びですが、何が起きたかと灯りをつけると、伶はスヤスヤ寝ています。
要はただの寝言だったようで、寝言もそれかよと呆れました。