What's New
 
Text Archive

2007.12.10
「ギター愛」


先週、ある飲み会である方に久しぶりに会い、ふとした話の流れから雑誌「ブルータス」を頂きました。

ブルータス!
まだあったのか、というのが最初の感想でしたが、発刊っていつでしたっけ?
と思ってwikipediaで見てみましたら、発刊は1980年!
さらに解説を読むと−
創刊当初から、都市で生活し、時にはアウトドア・ライフをも楽しむ大人の男の雑誌を志向しており、創刊号には
 「男が海に出る この行為に理屈は必要ない」
 「男の化粧品には匂いなど必要ない」
 「日曜の朝はゆっくり起きシャンパン・ブランチを楽しむ」
などの記事が掲載されている。
いわば、今日の男性向けクオリティ・マガジンの元祖的存在である。

・・・うーん、バブリーな感じ満点ですね。
「男が海に出るのに理屈は不要」なんて、漁業関係者でもない限り意味不明です。

で、そのブルータス。
表紙は上のとおりで、今月号は「ギター愛」!写真は歯弾きのJimi Hendrix!!
中を読むと、さすが「今日の男性向けクオリティ・マガジンの元祖的存在」というイイ感じの記事もあれば、「10大超絶ギターテクニック」のコーナーに「松崎しげる奏法」がラインナップするなど、それはそれでバブリーと言えぬこともない記事もあり、飽きさせません。

しかし何と言ってもグッと来たのは、「ギタリスト27人が選ぶCDベスト50」のコーナー。
ジェフベックさんの「Blow by Blow」が1位に輝いているのを見た瞬間、私のこの雑誌に対する評価は揺るぎないものとなったのです。

邦題は「ギター殺人者の凱旋」。
このあり得ない邦題に対しては 本当の殺人者ならずとも殺意がわき上がるかと思いますが、ここはひとまずお抑え下さい。

とにかく全編、カッコイイ Blow by Blow。じゃなくて「ギター殺人者の凱旋」。
皆さんもきっとLPやカセットを持っているはず。今日、すぐに聞きましょう。

おとなげなく盛り上がれるブルータス。
「ギター愛」ですねー。