2009.6.1
 みすず学苑



先日、とある打ち合わせで某大学に行くため、部下の小田桐君と地下鉄に乗っていましたら、 目の前のドアに1枚の車内広告が貼ってあり、私達と相対する形となりました。
それが東京の予備校、「みすず学苑」。

上の画像はHPから拝借した広告の一部ですが、実際の車内広告にはここに「ヤマトタケル」とか「クレオパトラ」といった人物名が御丁寧に表記されており、 全体的にも、より徹底して馬鹿馬鹿しい感じに仕上がっています。


思いがけず、ヤマトタケルさんという神話上の人物と、地下鉄内で向かい合っている私達。
「・・・えーっと、確か小田桐は神奈川の高校だったよね?」
「はい・・・。」
「この『みすず学苑』って予備校は、昔からこんな感じなの・・・?」
「はい。 そして登場人物が以前より増え、より強力になっている気がします。」

"大学全入時代"などという世の中になり、大学は勿論、予備校という業種もさぞかし生存競争が過酷なのだろうと思われる中で、自暴自棄にでもなったかのような、この突き抜けたテイスト。
一見しただけでは予備校の広告には全く見えず、強いて言えばパチンコの新機種のCMといった印象です。

ところが、では泡沫的存在の予備校かと思いきや、広告に踊る
難関大学進学率 7年連続9割突破!
東大、東工大、国公立医学部や早稲田、慶應、上智、ICU、東京理科大、立教大などの難関大学への進学率が今年も9割を越えました!!!
といった圧倒的実績とデータ!

こうなりますと、私が不明なだけで、みすずの凄さは既に東京人の常識。
というより、職場にもそれら「難関大学」出身の方々が多数いることを考えれば、もはや迂闊にみすず学苑を軽んじること自体が危険な挑発行為と言えるのかもしれません。


そんなことを考えながら、いつものようにインターネットで「みすず学苑」について調査していましたら、なんと!
先日の「オリエンタルカレー」同様、この「みすず学苑HP」にも、「CMギャラリー」なるコーナーが設置されていることが分かりました。

「なるほど。この学苑と広告が、いかに不可分な関係であるかが伺い知れるな・・・」
などと、みすず学苑に対する付け焼き刃的なシンパシーを抱きつつCM映像の再生を開始した私。
しかし15秒後、そのCMのあまりの破壊力に、私は粉々になりました。


左はその一例、「ヤマトタケル編」です。→Click

イメージキャラクター縄文太郎君は、着ぐるみなのかロボットなのか分からぬ異様なシルエットで登場。そこにヤマトタケルさんがねっとりと絡み、 最後にクレオパトラさんが唐突に出てきてトドメを刺すという、息もつかせぬ展開。

受験戦争の厳しさを表現していると思われる背後の波しぶきですが、CMの出来とも相まって、終盤はマグマが怒り狂っているようにも写ります。

このCMを見て、
「なるほど、予備校はここが良さそうだ」
と考える受験生がいたとしたら、その時点で既にライバルに相当の差を付けられているように思うのですが、なのに上記の合格実績!
恐るべし、みすず学苑・・・。


ちなみに降車際に小田桐君に、
「と言いつつ、小田桐も実はみすず学苑OBなんじゃねーの?」
と振ってみたところ、強く否定していました。

あの否定振りは何か隠している、と深読みしてみた私です。




2009.6.7
 サッカーと音楽

ワールドカップ出場を決めた、ウズベキスタン戦。
メチャメチャに押し込まれまくった試合でしたね。

日本代表に対するセルジオ越後さんの「辛口度」を「暴君ハバネロ級」とすると、私など「バーモントカレーの甘口級」のようなもんですが、そんな私でも「こんなんで大丈夫なんだろうか」と思うような試合でした。

但しあの試合のレフェリーの傍若無人な笛は日本中を敵に回したと思われ、あの方がブログでも開設していようものなら今頃大炎上して火の海になっていると想像されます。

*

ところで、サッカーのこの手のいわゆる「アウェイの洗礼」の類ですが、私が常々思う最大のそれは、中東のそれ。
大音量かつ途切れることなくスタジアムに流れる、あの「中東独特の旋律」を第1位に挙げたいのですが如何でしょうか。

我が国ではヘビ使いくらいしか連想できない独特の旋律は、機能としては「人造人間キカイダー」に登場するプロフェッサー・ギル(←悪役)の笛の音。
敵の心の回路を掻き乱す効果を大いに発現していると思われます。
(右はあくまでもイメージ図)


無論、"中東音階"とか"アラビアンスケール"などと言われる音階は、他の全ての民族音楽もそうであるように、極めて深く、魅力的なものであることは言うまでもありません。

しかし、例えばアメリカとの試合で90分ブルーグラス・ミュージックを脳天気に流されれば戦意も喪失するでしょうし、南米との試合で90分タンゴを流され続ければドリブルのステップも乱れる一方、不必要なターンも増えましょう。
中東音階の場合は馴染みの薄さとも相まって、90分大音量で脳内に流入するとなると、なかなか侮れぬダメージではないかと思うわけです。


ちなみに日本の歌謡曲の中で、この「中東風」な味付けにより強力に異彩を放ったのは、1972年、ガロの「学生街の喫茶店」!
この深すぎる魅力については追ってまた。




2009.6.14
 名古屋弁


一昨日は大学・職場の後輩達と、昨日は高校の同級生達と、2日連続で朝の6〜7時まで飲んでしまい、48時間、一瞬たりとも酔っていない時間のない週末でした。

後輩達からは、とある事柄に対する御礼として、オリエンタル・マース・カレーのレトルトセットを贈って頂きました。
素晴らしい贈答センス。これがいま私の机の上に飾られています。

ちなみにマースカレーの「マース」とは、パッケージの説明によれば Mango Apple Raisin Spice 。
発売は昭和37年。折しも宇宙開発が本格的に始まった頃で、ガガーリンさんが人類初の宇宙遊泳をしたのが昭和36年ですから、火星を意味するマースという言葉が「何やら新しい世界」を連想させ、そこへの語呂合わせがなされたものと勝手に想像し、当時の世相に想いを馳せています。


ところで先月も書いた通り、(株)オリエンタルのHPは当時のCM映像がやたらと充実しており、最も有名なCMと思われる「ハヤシもあるでよー」のCMも視聴できます。→CM
ところが、これもまた書いた通り、名古屋弁に明るくない私には一部、全く意味の分からない箇所があり、大変なストレスとなっています。

該当は以下の2箇所。
「めっちゃめっちゃうめえ○○○○。」
「たった3分 ○○○○だけ。」

名古屋弁に詳しい方は、是非CMを御覧頂き、お教え下さい。
 ↓「6.15 名古屋弁の魅力」へつづく>>




2009.6.15
 名古屋弁の魅力


昨晩、世界に向けて発信した私の疑問。
これに対して、早速岐阜にお住まいの小川様という方から回答をお送り頂きました。

メールは、「岐阜の田舎もんですが」と控え目なタイトルですが、何をおっしゃいます。わざわざ本当に有り難うございます。
しかもその解説が実に懇切丁寧。ここは当アワーを御覧の皆様にも是非、ご当地の方の解説を原文のまま御覧頂きたいところです。

「めっちゃめっちゃうめえ○○○○。」は「めっちゃめっちゃうめえでいかんわ。」
「〜でいかんわ」は「〜だから困った」という意味で「どえらー暑いでいかんわ(とても暑くて困った)」といった使われ方をします。
なるほど。使用例も添えて頂いており、分かりやすい限りです。
私は早速明日以降、「どえらー暑いでいかんわ」と職場で多用する所存です。

「たった3分 ○○○○だけ。」は、「たった3分 ぬくとめるだけ。」と言っています。
「ぬくとめる」は「あたためる」の意味で、こちらでは「あたたかい」ことを「ぬくたい」と言ったりします。
ヌクトメル・・・。
殆ど暗号です。そりゃ聞き取れないはずで、そんな日本語が我が国にあることを、初めて知りました。


というわけで、私はすっきり。
知ってしまうと、CMをどう聴いてもそう言っているようにしか聞こえなくなるので不思議です。
いやー、名古屋弁って、本当に深いですね!!

(と本稿をアップする直前に、札幌在住のさとう様からも同様のご教示を頂きました。ありがとうございます。)




2009.6.21
 札幌Honky-Tonk Blues


♪ ひとり飲む酒 悲しくて 映るグラスは ブルースの色〜
ってのは、亡くなった松田優作さんや原田芳雄さん(原田さんは勿論ご存命)が歌っていた、御存知「横浜Honky-Tonk Blues」ですが、 そういや最近、ライブで日本語のブルースも演ってないなあと思いまして。

直接的には自分が歳を取ったということに尽きるのですが、「人の死」に出会うことが多くなりました。
自分の母の時も同じように思いましたが、「早過ぎる」という一点を除けば、きっと幸せな人生だったんだろうと思えるような人ばかりなので、幸せなまま一生を終えたであろうことをせめて祝福しなければと思ってみたり、しかし元に戻って「早すぎる」ことがやっぱり悔やまれたり・・・。

先週は、高校時代の恩師が亡くなりました。
体調が優れないようだと聞いてから亡くなるまで、あっと言うまでした。

昨年の11月1日、高校時代の友人達と、ある特別な行事を催した− ということを書きました。
こんなに呆気なく亡くなってしまうのだとしたら、よくあの日まで元気でいて下さったものです。

来年の新春アワーは
♪ 山鼻あたりの 昔の話さ 札幌Honky Tonk Blues〜
と、替え歌の一つでも演ってみようかなどと考えながら、先生の好きだったお酒をゴクゴク飲んでいます。




2009.6.27
 I Want You Back!

マイケル・ジャクソンさん。亡くなってしまいました。
マイケルさんが「ジャクソン5」でメジャーデビューしたのは1969年で、モノの本によればマイケルさんは当時11歳。
デビュー曲のタイトルは、「I Want You Back」=帰ってきてくれー、ですから、全く洒落にもなりゃしません。

モータウン時代のジャケット。イカすなんてもんじゃないですね。
そして歌!上手いなんてもんじゃありません。

I Want You Back!
みんな一緒に!!