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2010.6.10
フライト遅延とリカバリーショット


今年は札幌での会議が非常に多く、今日もまた行くことに。

羽田から新千歳行きの便は、10時20分発。
空港に着いたのが本当にギリギリで、猛ダッシュの末にチェックインしたところ、
 「機体繰りの関係で、30分出発が遅れます」
とのアナウンスが。

「そんなことなら、こんなに慌てたり走ったりしなくて済んだのに。」
と、こういう時は勝手なことを思うもの。
ともかく、突然発生したこの30分を実りあるものにしなくては−という貧乏性的発想から、私はカレーライスを食べることにしました。

しかしカレーライスを食べようという判断もまた若干遅れたため、食べ終わった時にはまたしてもギリギリの時間。
手荷物検査場から搭乗口まで、再び猛ダッシュとなりました。

ところが搭乗口の周囲を見ると、まだたくさんの方が搭乗待ちをしています。
 「機体繰りの関係で、更に30分出発が遅れます」
とのアナウンスが。

「そんなことなら、こんなに慌てたり走ったりしなくても済んだのに。」
短時間に2度同じ後悔すると、何だか自分がとてもダメな人間のように感じますね。


ところで気になるのは、度重なる遅れによって、ロビー内にかなり不穏な空気が流れているこですと。
カウンターの方に詰め寄っているお客さんもいます。

遅れが1時間くらいに達した頃、ようやく小さなお子様等を対象にした優先搭乗が始まりました。
ロビー内の乗客も疲れた表情で列を作り始めたその時、またまた新たな整備箇所が発見されたとのアナウンスが流れたのです。

言うまでもなく、ロビー内の危険な空気は最高潮に達しました。
怒号も飛び交い、暴動でも起きようかというその時!
 「御昼食代として1000円をお渡しさせて頂きます」
という思いがけぬアナウンスが。

その瞬間、爆発寸前だったマグマは急冷され、その場の空気が本当に劇的に変化したのです。
「シューッ」という、冷却音の幻聴すら聞こえたような気がするほどでした。

私はまた一つ世の中のことを知って、大人になりました。




2010.6.11
映画!ザボーガー


ニュースサイトを見ていましたら、「電人ザボーガー」という文字を発見。
誤って自分でハシモトコウ・アワーにアクセスしてしまったかと思いましたが、間違いなくフツーのニュースサイトです。
「電人ザボーガー」映画化!36年ぶり復活ヒーローに変身

この珍妙なヒーローの存在を知って早8年。こんなに日が来るなんて、1ミリも思っておりませんでした。
  (参考1)電人ザボーガーとの出会い click
  (参考2)電人ザボーガーの主題歌 click
なんて勇気のある配給会社なのでしょう。

そしてこうした「報道ベース」による情報というのは、ファンの皆様による個人サイトともまた異なる情報が 「客観的な分析を踏まえたかのような感じ」を伴って入ってくるので、非常に新鮮です。
早速読み進めましょう。

大門とザボーガー(人間とロボット)の関係を超えたきずなを描き、単なる特撮ヒーロー物ではない、ドラマ性の高い作品として知られている。
「人間とロボットの関係を超えたきずな」という表現は、日本語的にもやや上滑りで飛躍があるような気がしますが、ここは記者の方もつい熱くなって冷静さを欠いたと解するべきでしょう。

通常はバイクとして主人公・大門の移動手段に使われ「怒りの電流」で変身するのは同じだが、36年の時を経て、技術が比べものにならないほど進化したことから、より派手な映像になるのは確実。
「ザボーガーは通常時はバイクである」という設定に対する認識が事前になければ理解不能な記述ですが、その点当アワーを御覧の皆様には何の不自由もありませんね。
電流に「怒りの電流」という種類があることは知りませんでしたが、いずれにしてもその映像が派手になるのは確実であることを読者に告げ、大いに盛り上げています。

私はもともと映画を観ることが少なく、今回もザボーガーが映画になったという事実でで既に完全に満足してしまいましたが、 映画好きな方は必ず御覧下さい。




2010.6.13
ワールドサッカー


昨日、5歳の長男・伶と、近所の魅惑の商店街=桐ヶ丘商店街のお馴染みの駄菓子屋に行きました。
伶は何やら計算をしながら、100円分の駄菓子を選んでいます。

どう考えても時間がかかりそうなので、私はいったん店を出たのですが、その目前に「ワールドサッカー」という文字とゲーム機が!
今まで気付かなかった事は迂闊でしたが、世界の祭典・ワールドカップ南アフリカ大会の到来が、私にこのゲーム機の存在を知らせたのでしょう。

しかし、この「ワールドサッカー機」の相当な年季の入り具合。
Jリーグ発足以前はおろか、メキシコオリンピック銅メダルの頃とすら想像されます。

装置右上には「メダル入口」と書かれていますから、恐らくこの駄菓子屋さんで「メダル」を購入して競技に入ると思われますが、正直そんな勇気はとても出ません。
伶もさすがに関心を示さず、隣のインベーダーゲームのようなものを眺めています(←勿論これも相当古い)。

いずれにしても、当アワーでは本日以降、ワールドカップは「ワールドサッカー」と記載することと致します。


で、いよいよ始まったワールドサッカー。
日本代表のほうは自分史上最高に期待薄という状態ですが、毎日世界のサッカーが見られるのですから興奮しますね。

開幕からまだわずか数日しか経っていませんが、ここまで最大の話題はメッシでも本田でもパク・チソンでもなく、ブブゼラ。これに尽きましょう。
あの管楽器、うるさいうるさいとは聞いていましたが、あそこまでとは・・・と、世界中の誰もが思っていることでしょう。

一体なぜあんなに全力で吹き続けるのだろうと不思議に思っていたところ、読売新聞のW杯特派員記に、極めて注目に値する記述が。
試合中はとにかくみんな一生懸命吹きます。
当然のことながら、吹き続けると酸欠状態に近くなり、間抜けな音しか出なくなります。
ただ、1回でも弱々しい音を出すと、みんなに激しくバカにされます。
ふざけて鳴らしているだけに見えるかもしれませんが、みんな音を出す瞬間だけは、すごく真剣に、気合を込めて吹いています。

・・・酸欠状態だと言うのに1回でも弱々しい音を出すと、みんなにバカにされる・・・。 それも激しく!!

私自身、記事にある通り、これはふざけて鳴らしているのでは?という疑念を抱いていたのですが、不明を大いに恥じ入りました。
今大会中、吹き損じにより激しくバカにされる方が1人も出ないよう、あの騒音に耐えることを誓います。




2010.6.28
東京都北区赤羽


ワールドサッカーゲームが位置する桐ヶ丘商店街を含む赤羽地区の魅力についてはこれまでも当アワーにてご紹介してきたところですが、この赤羽に関する情報が富塚君からメールで送られてきました。
メールを読むと、赤羽に関する漫画が北海道新聞で紹介されていたというもので、札幌から送ってもらったらしいコラムのコピーも貼り付けてあります。

コラムのタイトルは、「意外にディープ 魅力再発見」。
記事を読むと、
道民の皆様にはなじみのない町だろうと思います。
都会でもなければ下町でもない、要するに特にフィーチャー(注目)されるような特色のない町なのです。
と、冒頭からひどい言われようですが、この赤羽を題材とした "ご当地漫画"が大変面白い、というもの。

漫画のタイトルは「東京都北区赤羽」で、作者は清野とおるさんという方。
私も読んだことはありませんが、御存知でしょうか?

駅前サウナ屋上の自由の女神、怖い飲み屋さんのエピソード等々が書かれている模様で、漫画ですから大いに誇張もあるのでしょうが、 概ねこうしたところに住んでいるのだなと知っていただくには参考になる図書と思われます。
機会があればお読み下さい。