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2010.10.5
マルゴノート


愛用しているツバメノート社の大学ノートを使い終えたので、また大学ノートを購入しました。
「書き味」や「使い易さ」というよりは、「大学ノート」と未だに呼ばれているという点や味わい深いデザインなど、本質と関わりのない部分が自分の関心を占有し、今も使用しています。
大学ノートなど今や普通のお店にはそうそうラインナップされていませんが、その点東京北区赤羽に住んでいる私の場合、古いにもほどがある桐ヶ丘商店街内の文房具店「長浜商店」があるので、心配ご無用です。

ところで、ツバメノート社の製品の魅力については以前このHPでも述べたところですが、今回は「マルゴノート」というノートに新しく出会い購入しました。
マルゴノート。
不勉強にも私には初顔合わせであったため、現代人らしく「マルゴノート」とPCに入力して検索を試みるのですが、どういうわけかマルゴノート社のHPに辿り着きません。

その代わりと言っては何ですが、「大学ノート」という、大学ノート好きの方の大学ノート好きの方による大学ノート好きの方のためと思われる素晴らしいサイトがヒットしました。
見ると貴重な情報満載。そして当該サイトで、マルゴノートはツバメノートより先に「老舗メーカー」として紹介されていました。
大学ノート一筋の会社です。
ロゴは「マルの中にに五」の文字が入ったものです。
「MADE IN JAPAN」ではなく「MADE IN TOKYO」と印刷されています。
サイズにより表紙のデザインが違います。
(ホームページがありません)

「大学ノート一筋」という迫力の前に、そもそも言葉もありません。
そして記述されている通り、○の中に五という呉服店のようなマークや、「MADE IN TOKYO」など、細部にわたって見逃せないのです。

しかしマルゴノートの孤高の魅力は、この時代にあって「ホームページがありません」という事実にとどめを刺しましょう。
そう。 そんなチャラチャラしたツールなどに頼らずとも、国民の口頭伝承によってマルゴノートの存在は確実に認知されていくという、揺るぎない自信の現れですね。
この軽い時代、気骨溢れるマルゴノートを見習っていれば、針路に迷うことはなさそうです。

と思っていたところ、説明文のつづきに
 同社は現在では、(株)アルファファイブとなっています。
というショッキングな記述が!! なぜそんなライトテイストの名前に・・・。
これにより自分の作り上げた「硬派の老骨」というイメージは崩壊しました。

このように、思い込みが過ぎると自業自得的な失望につながることがありますので気を付けましょう。




2010.10.11
ムーミンとスナフキン


経緯あって"wowwow"を試験的に契約することに。
ほどなく番組表の冊子が届き、中を見るとさすがに多様なプログラム。その中にムーミンの映画の放映予定があるのを子供達に発見され、強い要望・圧力を受けて録画しました。
少なくともムーミンを録画するために契約したわけではないのですが、この際やむを得ません。

ちなみにムーミンと言っても日本のテレビアニメ版ではなく、母国フィンランドで制作された映画版だったのですが、明らかに不要と思えるようなキャラが随所に登場するなど不可解な点も多く、なかなか混沌とした世界で驚きました。
そもそもトーベ・ヤンソンさんの原作自体がそういう世界であるとのことですが、十分思い知らされ大変勉強になりました。

ところで、それはそれとして自分にとっての副次的な効果は、これを機会としてYouTubeで検索して昔のムーミンのアニメ版を見たことです。
wowwowを契約してYouTubeに効果を求めるというのも壮大に無駄な感じがしますが、訳あってムーミンを見たことがなかった自分にとっては、これが事実上の初ムーミン。
ギターコーナーでも「スナフキンのギター」が、自分自身それを聞いたことがないという理由で未完に終わっており、それを考えても計り知れぬ意義です。

YouTubeを検索してヒットした映像は、どうやらムーミンとスナフキンが初めて出会った場面のようでした。
どこから来たのと聞かれて「あっちさ」と答え、どこへ行くのと聞かれて「こっちさ」と答えるスナフキンさん。
君の国はどこ?という問いに対しては「強いて言えば地球かな」と答えており、スナフキンさん、かなり危険な男であることが確認できました。

そして私はついに、スナフキンさんの弾いているギターを生で(?)聞きました。
そうか、こういう曲だったのか。
学習の成果をギターコーナーにも反映します。