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2011.1.9
吉祥寺の街


とあるミュージシャンの方のレコーディングのお手伝いで、ギターを抱えて吉祥寺のスタジオにやって来ました。
「東京ウォーカー」が毎年やってる「住みたい街ランキング」では、常に1位の吉祥寺。

私、吉祥寺には思い出がありまして、あれはまだ自分が大学生の頃のことですからもう20年前。


とある札幌市内のロックバンドが、CD発売の記念ライブか何かのイベントで、東京でライブをやることに。
ところが、ギター弾きが今ひとつバンドとフィットしなかったようで、直前だというのにクビに!
交代メンバーの当てがあるかと言えば全くそうではなかったようで (なのにクビにしちゃうのが凄いと思うのですが・・)、色々な人を経由して、見ず知らずのこの私にヘルプの依頼があったのでした。

私にしてみれば一体何のことやら事情が分からないまま、安アパートの自分の部屋で、大変ファッショナブルなバンドメンバーの皆様に囲まれています(私は確かどてら姿)。
お断りする理由がないというより、お断りできる状況になく、結局短い期間で曲を覚えて上京。
右も左も分からぬまま吉祥寺の街に来て、演奏したのでした。


ライブをやったのは「シルバーエレファント」という有名なライブハウスで、勿論現在もあります。
終了後の打ち上げは、札幌から来たというのになぜか「つぼ八」で、確認してみたらそれも変わらずありました。

一方、自分自身のことに目を移すと、あの日と同じなのはギター持って歩いているという、ただその1点だけ。
当時はまさか仕事の関係で東京に住むなんて想像だにしていなかったわけで、人生一体どこでどうなるか分からないものだと、本当につくづく思いました。


それにしても、さすがは住みたい街ランキング1位を常に譲らぬ吉祥寺。渋い魅力と新しい魅力が混在して溢れ過ぎています。
レコーディングを終えて打ち上げとなり、一瞬つぼ八にも行きかけたのですが、こだわる理由もまるでないことに気付きやめました。
狭い路地や横町の店を巡っているだけで楽しくなります。
古ーい焼鳥屋に入り、ひどく満足しながら飲みました。


ところで「住みたい街ランキング」のページを見ていましたら、住みたい街ランキングとは別に、「住んで良かった街ランキング」なるものがあり、ここに赤羽が堂々の4位にランクイン。
東京ウォーカーからも大いに注目されていました。

確かに「住みたい街」は、吉祥寺、自由が丘、恵比寿、中目黒、目黒、渋谷、代官山・・・といったおしゃれな街。
しかし実際に住んで良かった街となると、吉祥寺、中野、池袋と続いた後、「住みたい街」のランク外から突然、赤羽が!

うーん、味わい深すぎる街だとは思っていましたが、やはり相当に侮れぬ街であると再確認しました。
是非一緒に飲みましょう。




2011.1.16
オホーツク


先週は「吉祥寺」だったのに今週は「オホーツク」。
打って変わって郷土色が濃くなりましたが、やはり東京人は仮の姿であり、あくまでも私は北海道人であることが分かりますね。
と、年度末の人事異動に向け、北海道に対する想いのアピールに励む私です。

勿論そうした私的なたくらみとはまるで関係のない公務出張で、今回は紋別〜遠軽方面。
寒いのなんのって、あやうく北海道への想いまでどこかへ吹っ飛んでしまうところでした。


ところでオホーツクに行く前日の14日、またしても内閣改造があり、大臣もまた代わりました。
自分が一昨年の4月に東京に来てから数えただけでも、もう4人目です。
一般的に、2年で4回社長が変わる会社って、どうなんでしょう。
ともかくまた気持ちを奮い立たせて頑張ります。




2011.1.30
迷惑メール


ある程度同じような状況な方も多いかと思いますが、パソコンにも携帯にも、連日異様な量の迷惑メールが着信します。
勿論、それなりのブロックもかけているのですがさして効果もなく、やり場のない怒りとはまさにこのことなのですが、昨日、受信ボックスを整理しようと「迷惑メールフォルダ」を開いてみましたら、 そこには何百通の迷惑メールのタイトルがダーッと羅列されていて、恐ろしいほど見応えがありました。

私の本棚には70年代の日活ロマンポルノの記録なる書籍がありまして、いえ、それは勿論我が国の70年代カルチャーの勉強用としてですよ、で、イメージ的にはその目次を総覧しているような特殊な日本語がスキマ無く並んでいます。

ただ、その特殊な(有り体に言えばエッチな)日本語も、わび・さびや深みという点では全く異なり、現代の迷惑メールは表現があまりに直接的過ぎて、やはり70年代の日活のそれの魅力とは比較になりません。


というわけで、本日は現代と70年代サブカルチャーのクロスカップリング(←誤用)という興味深い素材について当アワーで掘り下げようと勢い込んでいたのですが、
"わび・さび・深み"と言ったって、迷惑メールのタイトル&日活映画タイトル共に、ホームページ上に掲載するには不適切という点で特段変わらず、発展させようのない話題であることに気づきした。
というわけで、無念ですが、本日の話題を終わります。