2011.2.5
 東映チャンネル


現在の職場の建物は、総務省と一緒の合同庁舎。
その総務省が電気通信の行政を持っている関係で、庁舎1階のロビーには国内外のテレビ放送が集積したマルチビジョンが置かれています。
で、このマルチビジョンの前のスペースが「待ち合わせスペース」になっており、無音声で流れる多様な番組を暇つぶしに見ている方も多いようです。

さて昨日夕刻、私もある方との待ち合わせで1階ロビーに降り、このマルチビジョンを眺めておりました。
夕刻という時間帯もあって、画面の多くがニュース系の番組の画面になっているのですが、その画面の一つに「カメレオン人間の人体実験」という文字が!!
新たなテロでも勃発したのかと思いましたら、「東映チャンネル」というCS放送が 仮面ライダーV3 を放映している最中でした。

迂闊にも私はこの「東映チャンネル」について不勉強であったため、HPで確認しますと、
 ・主に30,000タイトル以上の東映制作作品を中心に放送
 ・東映が長年制作してきた傑作時代劇や任侠映画等を中心に編成
 ・ゴールデンウィークや夏休みなどには仮面ライダーやスーパー戦隊などヒーローものや、人気アニメ作品を特集
 ・まれに東映まんがまつりの復刻版企画を行う事がある
等の情報が。

実際、「カメレオン人間の人体実験」のテロップの後、「今後の放送予定」に移り、有名無名のヒーローや悪役達の映像がこれでもかと垂れ流されています。
マルチビジョン全体の中で、浮きに浮いているのですが、見逃すには惜しい映像ばかり。
マルチビジョンという装置が便利なのは、私が仮にその画面に釘付けになっていたとしても、ハタ目にはビジョン全体を何となく眺めている人にしか見えないことで、私は誰にも悟られることなく、東映チャンネルを楽しむことができたのです。


ところで、御存知の通り仮面ライダーの必殺技はライダーキック。
昨日の画面でも、ショッカーの怪人にライダーキックをお見舞いし、怪人が爆死して一件落着していましたが−

いくらキックが強力だったとしても、爆発して死ぬってのはさすがにおかしいですね。
例えば友人と取っ組み合いのケンカの最中、キックを見舞った瞬間 相手が爆発したら、驚くとかを通り越してショックの余り、蹴ったほうの人生も同時にダメになることでしょう。

そして、ライダーダブルキックは子供の頃あんなにカッコ良いと思っていたのに、こうして見るともの息もまるで合っていないし、すごくカッコ悪いですね。




2011.2.10
 お芝居〜アフタートーク


先月来ご案内してまいりました、NPO法人コンカリーニョ主催の 「温故知新音楽劇2011−旗ヲ出スベカラズ」。
小学生、女子高生、主婦(妊婦の方1名を含む)、フリーター、会社員・・・等による総勢20名程の役者達は、およそ2ヶ月間の稽古に耐え、今週末、無事公演日を迎えることになりました。

昨年は事情があって、帰札して本番を見ることができなかった私ですが、今年は何とか行ける算段が付きました。

芝居に限らないことですが、モノづくりの面白さはやっぱり制作の「過程」にドップリと関わってこそ。
そういう意味では本番だけに行くなんてのは不本意極まりありません。
が、映画のクランクアップと違って芝居の場合は全て公演が生モノなので、例え前日からだったとしても色々な部分で関わり合い、作用しあうことができるのも事実です。
というわけで、久しぶりに劇場に寝泊まりしつつ、不健康な札幌ショートステイを送る予定です。

なお千秋楽=13日(日)の終演後、そのまま舞台にて「アフター・パフォーマンス・トーク」を行います。
今回の芝居の素材は明治時代に走った札幌・小樽間のSL。
JR北海道会長の小池明夫さんにお声を掛けたところご快諾いただきまして、作・菅野公、演出・斎藤千鶴、音楽・橋本幸の4名による20〜30分ほどの対談を予定しています。
こちらもよろしければ是非。

公演は
 2月12日(土) 14:00開演、19:00開演  2月13日(日) 14:00開演

御予約は、011-615-4859 (コンカリーニョ事務所)までお電話下さい。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。




2011.2.16
 雪・俳句


東京は、すごい雪。
小学校、幼稚園は大興奮で、そこら中、雪だるまだらけだったようです。

で、夜に帰宅しましたら、長女・桜(9歳)の作ったらしき俳句が書かれた短冊が、実に唐突に机の上に置いてあります。
句の内容は雪が降ってる様子を詠んだもので、雪を眺めている女の子の絵が描いてあります。
学校で流行っているんでしょうか。それとも最近愛読している「ちびまる子ちゃん」に登場する友蔵さんの「心の俳句」に影響されているのでしょうか。

面白いなと思ってしばらく眺めていたのですが、よく見ると、その短冊の下にさらに一枚、紙切れが。
何だろうと思って見てみると、幼稚園児の長男・伶の読みにくい字が小さい紙切れに並んでいます。

姉と同じ事をやってみたかったのでしょうね。えー、なになに・・・?
むしがきて ちくっとさされて かゆくなる

うーん、これは。。私は深夜に唸りました。
自然現象を実況してあっという間に終了するこの句。
なぜこの世に生まれたのか分からぬ句ですが、私は相当気に入りました。しばらくお財布の中に入れておきましょう。



2011.2.20
 MDレクイエム


MDプレイヤーを買った夢を見ました。
お題を導入するために強引に夢の話をでっち上げていると思われるフシもあろうかと思いますが、本当に見たのです。
これには伏線がありまして、先日、芝居の公演で札幌に戻った際のこと。
音響のオペレーターを担当している大江君−彼はプロの音響屋さんですが、パソコン操作をしながら音出しをしており、聞くと今や業界でもパソコンによるオペレーションが通常化しているとのこと。

資金が乏しい我々コンカリーニョの音響施設の多くは、大江君が業界ネットワークを通じて格安で入手してくれたもの。
劇場をオープンした6年前のメインの武器は、CDプレイヤー1台とラック式のMDプレイヤー2台ですから時代も変わったものですね。

ポータブルのMDプレイヤーを自分が初めて購入して芝居の音出しで使ったのは、確か94年か95年の札幌大通公園での公演。
以来、MDは音質が悪いだの何だのと言われつつ、私はMDの超ヘビー・ユーザーでした。

自慢話に聞こえると本意ではないのですが、暇な部類ではないだろう業種に就きつつライブだの芝居だのを続けている自分に対し、「いつそんな時間があるの?」と声を掛けて下さる方も結構多ございます。
勿論秘策など無く、ただただ必死に時間のやり繰りをしているというのが実態ですが、もし一点だけ挙げるなら、通勤時のMDプレイヤーによるリスニング。これが今日まで私の音楽活動を支えているのは事実です。

通勤時にライブで演奏する曲をMDで聴きながら、右手首をギターのネックに見立て、そこに左手の指を置いて弾き方をコピーします。
何度か書いている通り、楽譜が全く読めない自分にとっては、逆に何かを見ないとフレーズをコピーできないということもなく、不便と言えば超不便、便利と言えば超便利というギタリストなわけですね。

MDが便利なのはその編集が自在なこと。
なので、あるフレーズを覚えたいと思ったとき、それが長かろうが1秒にも満たなかろうが、そのフレーズの前後で曲を分割し、リピート機能を使って死ぬほど聴くのです。

おかげで実際にギターを弾く時間がなくてもフレーズは身につきますが、代わりにMDプレイヤーに負荷がかかり続け、じきに壊れてしまいます。
この10年に満たない間、私は一体何台のMDプレイヤーを墓場に送ってしまったかと振り返ると、手を合わさずにはいられません。1年に2度壊れた年も何度かありました。

時代は流れてiPod〜デジタルオーディオプレイヤー時代。あっという間にMDは駆逐されてしまいました。
製品も、ソニーが1種類、高級機種を製造しているだけなんですって。ガーン。
そして自宅には、もはや録音や編集もできず、再生だけが可能な半壊MDプレイヤーが1台あるのみとなってしまいました。

嗚呼 MD− このメディアに対し、私は感謝してもしきれません。
皆様、万が一使わなくなって捨てようとしてるMDウォークマンがありましたら、是非御連絡下さい。




2011.2.23
 しぐさの心理学


通勤のJR車内の出入口の上部に液晶のディスプレイが設置されており、ニュースや広告等の動画がバラエティ豊かに流れています。
路線図の表示案内等のディスプレイとは別に設置されており、路線案内用は「トレイン・ビジョン」、広告用は「トレイン・チャンネル」と呼び分けるらしいですよ。

最近では通常の広告類に加え、Mr.マリックさんが例の顔で現れてマジックのタネ明かしを始めたり、突然「頭の体操」のような問題が出されて車内全員が秘かに考え始めたり、といったバリエーションも登場しており、日々の異常な満員状態の中、視線の行き場のない乗客の関心を独占していると思われます。

で 件の「しぐさの心理学」ですが、昨年末からこのトレイン・ビジョンで始まった「ビジネスに役立つ しぐさの裏心理学」なるシリーズが、「全身突っ込みどころ」といった代物。

舞台は中小規模と思われる、とあるオフィス。
主人公的な若い男性社員が仕事に勤しんでいるのですが、ふと、オフィス内でのやり取りや商談の最中に相手のちょっとした仕草を"発見"!
まずこの発見時の「おっ、そ、それは !?」という表情が実に分かりやすいわざとらしさで、何度も見ているうちに好感を覚えるようになり、最近ではこの表情の変わる瞬間を見逃さないようにしています。

では"発見"された仕草はどんな難解なものかと思えば、「商談中に上着を脱ぐ」とか「やたらとうなずく」など、そこら中で誰でもやっているような仕草ばかり。
ところが画面では、お構いなしにこの仕草に関する「心理学的分析」が始まります。
鬱陶しい上に胡散臭く、「ホントかよ?」といった疑念で車内が満たされていくのが分かるのですが、そこで突然表れる「判定!」の2文字(爆発模様の吹き出し付き)。

その「判定」たるや、「相手はこの話題に興味なし。急いで話題を変えよう!」とか、「商談に脈有り。一気に攻めるチャンス!」というような、根拠無く踏み込んだ内容のオンパレード。
まもなくこの会社は倒産するだろうなと思わずにはいられないのですが、会社はこの「判定」をもとに適切な対応を取ったようで、平和裏に番組は終了します。
片やストレスフルな現代のサラリーマン社会。
「お前、それで本当に責任取れるんだろうな!」と、車内で誰かが切れて暴れ出さないかとビクビクです。


先日は「商談中に相手が急に鼻を触りだした」という設定。
「判定!」は「相手が嘘をついているので注意せよ」というような失礼千万な内容だったかと思うのですが、そもそも鼻を触っている商談相手役の方の表情が怪し過ぎて、心理学のたしなみがなくても嘘をついていると分かるような演技に徹しており、不覚にも吹き出しそうになって目をそらしてしまいました。

番組では、最後に「全ての場面、全ての人に当てはまるものではありません」というスーパーを出してリスク低減を図っていますが、参考にしている方は少ないかと思いますので恐らく心配ご無用です。

このトレイン・チャンネル、まだ広範には拡がっていないようですが、早く全国に拡がってこのシリーズも御覧頂きたいものです。




2011.2.25
 26日(土)、27日(日)!イナダ組東京公演!!


札幌の演劇人・イナダさんの主宰する劇団「イナダ組」が、今日から東京に来て紀伊国屋サザンシアターで公演を行っています。初日、ダッシュで職場を抜け出して行って来ました。
台本、役者の実力、同じコンカリーニョの理事でもある照明家・高橋正和氏のあかり等々、さすがの力量で、楽しく観ました。
イナダさんも公演パンフで書いていた通り、札幌の劇団が東京の大きな劇場で公演を打つには色々とリスクもあるのでしょうが、初日は無事お客さんもたくさん入っていて、 ダブルのカーテンコールもかかっていました。素晴らしい。

舞台挨拶で、「まだ席があるので、ツイッターやらミクシィやらで口コミで宣伝して下さると有り難い」と仰っていたので、私も及ばずながらこの場で宣伝させていただきます。
前売4800円、当日5300円と、そこそこイイ値段ですが、東京公演ってのは金のかかるもの。
前売り料金でのチケット取り置き等のご希望があれば、相談できますので、橋本までご連絡下さい。

第3柿沼特攻隊
 2.26(土) 14:00 / 19:00
 2.27(日) 14:00
 紀伊国屋サザンシアター(新宿南口・タカシマヤタイムズスクエア7F)
イナダ組HP


劇団イナダ組(フライヤーより勝手に転載)
札幌を拠点に活動する劇団。
1992年旗揚げ。以降、恋愛・結構・自立を題材に年2、3回の公演を定期的に行い、若者、特に女性層からの指示を受ける。
大泉洋、森崎博之、戸次重幸、音尾琢真が在籍していた2000年には、札幌のアマチュア劇団としては驚異的な数字である約9000人を動員。
2001年からは札幌以外での道内の公演も行い、2004年以降は毎年、ロードツアーと称し、札幌も含め道内3〜5箇所で公演を行っている。
2007年、初の道外公演として福岡に『コバルトにいさん』を上演。2008にはその『コバルトにいさん』で東京劇団フェス'08に参加し、グランプリを受賞。
公演を重ねるごとに作風も変わり、現在は社会問題など世相を反映したテーマが多い。
2009年は東京・大阪・名古屋・仙台での初の全国ツアーを行った。