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2012.9.2
箱根のコンベンション


ちょうど1週間前の今日の夜。大学の後輩からメールがあり、「優勝しました!」との知らせが!
おめでとう!優勝したんだ!!
ところで一体何に?? しかし続報の無いまま通信は途絶えました。

その昔、パチンコ屋の客で、パチスロで「7」が揃った瞬間に歓喜の余り亡くなった方がいたことを思い出し、同様の事案の心配までしましたが、後日報によればこうです。
即ち、ブルーグラスという音楽ジャンルの祭典「箱根ブルーグラスフェスティバル」の最終種目=「エンターテイナー・コンベンション」にて、北大ブルーグラス研究会の皆さんが出場し、見事優勝したとのこと!

この情報化時代にも関わらず妙に情報がなく、何か見当たらないかと思ってネットで適当に検索しましたら、同じく後輩のソメタヤ君のブログがヒットしました。
そこには 「後輩たちは、なんとコンベンションで一位!身体を張った芸が素晴らしかったです。おめでとう!」というコメントが。
音楽のイベントであるはずなのに 「身体を張った芸」という描写に、謎はむしろ深まりました。

不肖私も、遠く12年前の2000年に「スーパーマリオ」を弾いて望外に優勝の栄誉に預かっておりまして、今回の出来事を機に、別の後輩アユミさんが当時の映像をひっそりとYouTubeに上げてくれていました。
当時は今と違ってこの手のソロギターの一発芸モノも世に少なかったので、運が良かったのです。




2012.9.23


家の前の公園に、季節外れのタンポポが咲いています。
この完璧なシェイプ! 写真を撮りながら、私の脳は2段階で過去へと勝手にスリップして行きました。

過去の第1地点は20年前、北海道にいらっしゃった方しか分からない話で恐縮ですが、かつて苫小牧市にあったイカすドーム屋根のホテル。
そして第2地点は40年前、写真でしか見たことがないにも関わらず、未だ空想の中で憧れ続けている大阪万博のパビリオン達です。

元々建物好きの私ですが、結局のところ、私は曲線の建築物がどうにも好きなのです。
その点で、写真のパビリオン「みどり館」は平面の継ぎ足しなので、厳密に言うと今イチ。やはり「ガス館」がMVPということになりましょう。


設計費も建築費も高くつく曲線の建物は、高度経済成長期ならともかく、今やすっかり見かけなくなりました。
札幌では札幌プリンスホテルが数少ない円柱形の建物で、遠くから見ても下から見上げても異様にカッコ良く、東京勤務時は札幌に来る機会がある都度、ネットで格安の部屋を探してプリンスホテルに泊まっておりました。

うーん・・・。
そう考えると、あの時代に苫小牧という中規模の都市にあのホテルがあったというのは奇跡ですね!
子供の頃に苫小牧方面に行くと、汽車(=SLではありません)から必ず見えるドーム型のホテルの屋根を、カッコイイなあ・・と思いながら見えなくなるまでひたすら見ていたもんです。

東京をはじめとする本州と違って面白い建築物も少ない北海道で、建物を見る面白さを最初に教えてくれたのは間違いなくこのホテル。
調べると「ホテル・イースト・ジャパン」というお名前だったとのこと。
それを言うならノース・ジャパンでは・・・というツッコミも頭をよぎりますが、ありがとう、ホテル・イースト・ジャパン!!