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2016.6.20


♪ずっと夢を見て、今も見てる〜

自分達で資金を集めて劇場を建てようなどと無謀な夢を見ていたおよそ10年前。

地域との繋がりを持ち、住民の方々にも応援してもらえるような劇場になりたく、西区内に回覧板を回して役者を募集し、謂わば素人の方々による住民劇を始めました。
この時代、こんな企画に人など集まるのでしょうか。
しかしこの「回覧板」という柔らかなツールの効果は絶大で、幼児から70代まで幅広すぎる年齢層の方々が何十人も応募して下さり初回を無事終了。
その年、劇場は紆余曲折を経ながらも建設に至り、住民劇も現在まで続いています。

次回は劇場10年目の節目の公演。脚本家の渡辺豪さんが、劇場を作るまでの苦労を楽しく脚色してくれました。
今回も約40名もの方がご参加。
メインテーマのダンスなど、前列は可愛いお子様だらけ。後方には美魔女の皆様がズラリと並んでいます(ご年輩の男性陣は更にその後方…)。

課題は毎度の事ながら集客で、主体となる地域の方々お一人お一人に並外れた集客力があるわけでは勿論ないため、今回も大いに苦戦中です。

週間天気予報によれば土日は曇〜雨というグズついた天気!!これは行楽に出掛けている場合ではありませんね。

お芝居がお好きな方は勿論、そうでない方も一つの社会現象を確認するような気分で、是非劇場に足を運んでみて下さい。

25日(土)は、13:00と18:00
26日(日)は、11:00と16:00
場所はJR琴似駅横劇場コンカリーニョです。

一般2,000円とお高いのですが、10周年記念誌付きとなっており、劇場の運営に充てさせて頂きたいと考えております。
ご理解頂けると幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します。




2016.6.22



住民劇一座は今週からいよいよ劇場入りしました。
舞台装置や照明、音響、衣装、映像、小道具等々が急ピッチで整って行きます。芝居を作るプロセスの中で最も好きな時間の一つです。

現在は「場当たり」という作業の真っ最中。
初めて立つ実際の舞台で、どの場所から出るのか、どのタイミングでハケるのか、立ち位置はどこか…等々を順に確認して一生懸命覚えて行きます。中学生以上が小学低学年以下の子の手を引いて誘導する任務も(ある意味何よりも)重要です。

私は4月からの出張シリーズが今週も続き、ホントは今日は釧路にいるはずだったところ、組織のとある事情で今週の出張が根こそぎ吹っ飛び、おかげでこの場当たりに参加出来ているのです。しめしめ。ありがとう、とある事情。

一昨日も書いた通り、今回の脚本・歌詞は渡辺たけしさん。今回も素敵な歌詞を書いてくれました。
テーマソングは「劇場でブギ」、
3度登場する挿入歌は「お金を下さい」です(苦笑)。

住民劇の役者は幼児から70代まで、容赦のない幅広さ。
どの世代の方でも歌えるよう、キーや長短調を問わず「ドからドまで」の1オクターブ内にとどめるという制約を勝手に自分に課していまして、その制約の中で不慣れな方でも歌いやすく、かと言ってつまらなくもない曲を作って演奏することに、苦しみと楽しみを見出しています。
という密かなことも、今日初めて口に出してみました。

今日はテーマを全員で歌ってもらって録音し、稽古時の写真を重ねて番宣映像風にしてみました。
語弊を恐れず言えば芝居の上手下手は様々ですが、簡単に測りきれない種類の魅了があり、今もやめられません。

カウントダウン3日前PVとしてご覧いただき、なぜかちょっと心が動いて下さったりしましたら、映像末尾に記載の電話やメール等でご連絡下さい。勿論、橋本宛のメッセージ・メール等でも結構です。
宜しくお願い致します。




2016.6.24



住民劇一座は、先ほど初日の2ステージを終了しました。
5日前に「大苦戦中」と書き、即席PVを作ってYouTubeで配信したところですが、お陰様でその後急速に客足が伸び、1stステージ、2ndステージとも約200席の満席で終了。明日の3rdステージも売り止めとなりました。
ご来場下さったり情報をシェアして下さった皆さん、本当にありがとうございます。

千秋楽となる明日の16時だけは、まだ余裕があるようですので、実際の劇場での演技の模様で綴ったPV第2弾をお届けさせて頂きます。
第1弾=稽古場編と見比べて頂くとお分かりの通り、舞台、照明、衣裳etc.etc.が、芝居を華やかに彩っています。

この住民劇は、役者はビギナーが多くを占める一方、スタッフは札幌の演劇シーンを支えるプロ中のプロがずらりと揃っていて、金にもならないこの取組に長く付き合ってくれています。
10年見続けて頂ける品質をみんなで保っていけるのは、とても幸せなことです。

というわけで、お時間がありましたら、劇場にお運び下さい。