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京都大学の藤井聡教授に初めてお会いしたのは、国土交通省道路局の道路経済調査室で課長補佐を務めていた時期で、若手の交通系学識者の方々と道路局補佐達の定期的な勉強会という場でした。 当時は藤井さんも私も30代。特に藤井さん(当時は東工大)は学識側の最若手に近かったと思いますが、その研究や理論は「心理学と交通工学のハイブリッド」といった趣で、私などが書くのも僭越ですが群を抜いて斬新で独創的。様々な点で興味深く勉強させていただきました。 今では、国交省や交通に携わる方であればご承知の通り、押しも押されぬ交通工学やモビリティマネジメント分野の超第一人者です。 一方、自分は藤井さんと政治的な話をしたことはありませんが、東工大から京都大学に移られ、お会いする機会が少し減ったなーと思っていた頃、気が付けば大阪維新の会との大バトルの真っ只中。図らずも新聞・TVを通じて藤井さんの近況を知るようになりました。 少し前は所謂"積極財政派"として内閣官房参与に就くも、当時の安倍総理と袂を分かつ形で辞任したりと、かつて以上に我が道を行かれているご様子。 そして後年、藤井さんと私の共通点と分かったのが、ギターを弾き、ブルースを中心に歌謡曲に至るまでこよなく愛し、節操なく弾いて歌うことでした。 6年前に一度同じような機会があったのですが、先般久し振りにご連絡をいただき、ギターでサポートさせていただくこととなりました。ちなみに「三沢カヅチカ」とはミュージシャンとしての藤井さんのコードです。 TVやYouTubeなどではいつも関西弁で大いに吠えていらっしゃいますが、下掲のご自身の告知文の通り pureに人間付き合いや音楽愛を語られる方でもあります。 藤井さんは開場直前に来札予定なので、ギター2本のみのリハ無し1本勝負。 お申込みフォームも貼りますが、このコメント欄に「行く!」だけでも構いません。 良く言えばアーシー、悪く言えば雑な、お酒を飲みながらの音楽会。 そういうのも好きという方、是非お越し下さい。 ▼Info 場所:琴似パトス(地下鉄琴似駅直結) 日時:令和6年10月5日(土) 開場18:30 開演19:00(予定) 料金:3000円(1ドリンク付き) 定員:50〜60名程度を予定 お申込み:お申込みフォーム コウアワー同様、飲みながら演奏し、終了後は引き続きその場で打ち上げ(¥1,000)という流れです。 <藤井先生ご自身の告知>------------------------------------- 札幌のミュージシャン橋本コウさんとの二度目のジョイントライブ!300席のソロコンサートのチケットを毎度即日完売(!)される超人気ミュージシャンの橋本コウさん。 実は国交省の高級官僚。僕が東工大助教授時代、橋本コウさんは国交省の課長補佐で、よく一緒に勉強したり遅くまで酒を酌み交わしたりしていた旧知の仲…というご縁もあり、5年前に札幌にて初のジョイントライブを開催。 で、この度、北海道局長のご退任を記念してその第二章を開催。三沢カヅチカのオリジナルやブルーススタンダード曲、憂歌団、そして北海道ゆかりのミュージシャン達などなど思いついた曲をあれこれ二人で楽しく演奏します! |
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今回の国交省退任に当たり、最後の職場となった北海道局を始め、こんな私にも多く方が慰労会的なものを開いて下さり(もしくは予定して下さって)、どれも本当に嬉しく感じています。 逐一それらをSNS等に上げるのもやや違う気がして、直接お礼をお伝えした上で、全て心の中に有り難くしまっているところです。 がしかし、一昨日、劇場コンカリーニョをメイン会場として職場関係者が開催してくれた「壮幸会」なる行事は、規模的な要素から所謂シークレット的仕込みの壮大さに至るまで「ほぼ映画」で、それ故に直接お礼を伝えられていない方も多く、感謝を込めてご報告させていただく次第です。 一度で整理し切れる自信は全くなく、内容が長くなること、また内容を修正しながら補強していくことをお許し下さい。 - - - - - - - - - - 「職場関係者が」と書いた通り、今回の行事は「シーニックバイウェイ北海道」という道路行政の取組の20周年記念という建付けで開催されており、開発局の道路関係者や地域の活動団体の方々を中心にご案内したとのこと。 その呼びかけ範囲の全貌までは私も知らされていないのですが、後段述べるキャパシティの関係でお声掛けを断念した方も多数いたと聞いており、私がお詫びするのもかえって主催者側に失礼に当たるかも知れませんが、どうかご容赦下さい。 勘の良い(と前日までは思っていた)私は、「20周年行事」が云わば仮の姿と容易に想像し、幹事達がコウアワーのミュージシャン達にこっそり声を掛けていることも既に把握済です。 要は可愛い後輩達が自分のお疲れ様会を開いてくれ、そこに多少のサプライズや演奏の機会もあるんだろうな、くらいの認識で当日会場に向かいました。 自分の劇場だというのに「開場時間まで絶対に会場に来ないで下さい」と強く釘を刺されたり、見張り番のような元部下が常に近くにいたりと、振り返れば不審な予兆は多々あったのですが…。 指定の時間に劇場に着くと、宴会場のように机、椅子、お酒、お食事が並べられており、道内各地は勿論、東京方面からも含めて会場一杯、約150人もの懐かしい顔が見えます。お盆の最中だというのにこんなにたくさん…と思うと、嬉しさよりも申し訳なさが先に湧いてきます。 そうして会が始まり、「シーニック20周年行事」はほぼ15分で終了。看板も「壮幸会」という宗教法人のような名前に掛け代わりました。 - - - - - - - - - - 結論から書くと、想定の範囲内だったのはギリギリここまでの僅か15分間でして、面目次第もありません。 「では第二会場を呼んでみましょう」という司会者の声に、「またベタなネタを…」と思って会場のスクリーンを見たら、本当に近くのホテルにいる同じく150人規模の方々が映っています。 机や椅子等を考慮するとコンカリーニョは150が限界で、やむなく第二会場を用意して移っていただいたとのこと。 第二会場との間を行き来する車両と運転手も用意されています。 何人ものプロの技術者や複数台のTV局仕様の機器・カメラ等が投入されており、第一会場と第二会場との間のリアルタイムの通信環境は、音声・映像共にハイクォリティで完璧に確保されていました。 これらを完全に秘密裏に貫徹した遂行力や、第二会場のお客様の口の固さ(本当に一切漏れてこなかった)等々には、驚きを超えて敬服しかありません。 使われた映像素材は計3本で、10歳の時に拾ったギターを演奏している映像を背景に始まる「半生映像」では、スタッフの甥っ子まで投入されてギター回収シーンが再現されていました…。 https://youtu.be/XmDnkuoEpWY この後半の「就職編」では、オフィスキューの北川久仁子さんがナレーションを付けて下さっていて、さすがのクォリティで花を添えていただきました。 2本目は5月に開催したコウアワーの映像だったのですが、途中に(撮っていたことも全く知らなかった)アワーズ一人一人のインタビューが挟まれています。長い付き合いの彼らの温かい言葉には、さすがにグッとくるものがありました。 https://youtu.be/J1gSo-tU5P0 その後、第二会場に一旦移動し、第一会場に入れないお詫びとお礼をお伝えした上で、短く演奏。 第一会場に戻ってアワーズの演奏に移り、シーニックのテーマソング「街道唱歌」や、先日ご紹介した9期計画号への感謝を込めた「ポロクルソング」などを課題曲として演奏させていただきました。 ちなみに私が着ているのは、退任の日に北海道局の皆さんが作ってくれた、(現時点では)この世に一枚の「9期計画Tシャツ」です。 そして会の最後となり、プログラムは主催者代表である和泉晶裕さんとの「対談」。 私が長い間、最も近くでお仕えしたと勝手に自負している方で、開発局長〜北海道局長という同じキャリアを歩ませていただいた直近の先輩でもあります。 ただ、それにしてもライブまで終えた後に「対談」という流れは明らかに不自然。しかも相手が和泉さんだけにここだけはMaxに警戒していたのですが、遥か上から爆撃されました。 つまりここで分かったことは、このイベントの仕込みは約1年前から既に始まっていて、和泉さん達スタッフは大学時代に長女桜がいた釧路に飛び、バイト先で桜のインタビューを収録。 更にそれに飽き足らずに長男伶のいる長崎に桜まで連れて飛び、長崎で飲んだり周遊したりしながら同じくインタビューを収録していたのでした。 今年3月31日、私が桜と一緒に長崎に行って3人で過ごしたことを感慨深く書かせていただきましたが、その時点でとうに取材班は現地入りを済ませており、親の私は大きく後塵を拝していたと知りました。 対談中の舞台の上、何を見せられているか理解できない写真や映像の連続に、画像合成等を疑いながら徐々に狼狽えていく私。 会場にいた方はご覧の通り、スタッフ達や桜・伶の口の堅さも含め、知らなかったことが次々に明かされていく恐怖に何度も椅子を立ち上がって震えました。 3本目の映像は、そこで流された2人と取材班の映像です。 これで泣かずに耐えられる親がいたらその極意を紹介していただきたいという内容でした…。 https://www.youtube.com/watch?v=1QvT0KG5Zdw 度重なるサプライズのボディブローによる激しい心身の消耗、上記の恐怖心、そして泣き疲れ。 精魂尽き果て、セミの抜け殻のようになっていた私の横に、札幌にいないはずの桜と伶が立っているという最終兵器が発動され、一瞬気を失ったようになってこの「ほぼ映画」は終了しました。 内容は随時補強してまいります。 とてもお一人お一人はご紹介できませんが、関係された方、足を運んで下さった方、全ての方々に対し、本当に心からお礼を申し上げます。 |
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札幌に「ポロクル」という名前のサイクルシェアリングがあります。同じポロクルという名前のNPO法人が運営しています。 今でこそ首都圏を始めとして全国に多数の事例が広がっているサイクルシェアリングですが、今から15年も前の2009年、しかも積雪により数カ月が走行不能という圧倒的に不利な環境下の札幌で始まったチャレンジでした。 私も道路政策的な立場から関わらせていただいた一方、それとは別に、スタート時の独特の熱気の中で、「ポロクルソング」というテーマソングを制作する(せねばならない)という謎の展開ともなりました。 時は2010年の8月、場所は夏休みで妻と2人の子供が先に帰省した東京都北区赤羽の宿舎。一人多重録音によりカラオケを作り、最後は近所迷惑回避のため布団の中で歌を録ったあの夏のことは、今も忘れられません。 あれから15年。 NPO法人ポロクルが、第9期北海道総合開発計画にちなんだ「ポロクル9期計画号」を特製して下さいました! 昨日そのお披露目があり、新聞・テレビでも取り上げていただいています。 人間、互いの頑張りが、いつどこでどういう形で再び出会うことになるかなど勿論知る由もありませんが、様々な方が関わって作り上げたという点で同じな15年前と数カ月前の熱量の記憶を思いがけず繋いでくれた日でした。 ▼ HTBニュース https://youtu.be/w0SQab0PZXY ▼ 北海道新聞 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1047735/ ▼ポロクルソング http://www.koh-h.tv/4ch/porocle_song.html |
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週末に少し時間ができたので、2カ月振りくらいに札幌の自宅に戻りました。嬉しくなるような、とても穏やかな天気です。 久しぶりなので家の中がどうなっているか緊張してドアを開けましたが、先月帰省していた長女・長男が、長く処分できなかった大型ごみや割れ物ごみ等を車に積んで処理場ツアーを敢行してくれており、過去イチ整然としていました。 コストコで買ったらしい大量の日用品もストックされており、そう遠くない将来の一人暮らし体制は万全です。 さて、先日告知させていただいた2つの行事は、シンポジウム200席、ライブ280席、共に満席のご予約をいただいております。何というか、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。 シンポジウムのほうは多少の座席追加を行っており、500のオンライン枠も(確か)まだ少し残枠があったかと思います。ご関心を寄せていただけるようでしたらアクセスしてみて下さい。 https://forms.office.com/r/iFymmkFzfZ |
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先日閣議決定された第9期の北海道総合開発計画。 4/1本日より計画期間のスタートとなり、札幌にてキックオフイベントを設けました。 日時:4月24日(水)14:00〜16:30 場所:アスティ45 (札幌市中央区北4条西5)4階ホール 定員:会場200 名、オンライン500 名 入場無料 パネリストとしてご登壇いただく森崎さん、丸谷さん、真弓さん、小金澤さんには、本当に快く応じて下さって感謝しかありません。 橋本も主催者として冒頭20分程のプレゼン等をさせていただく予定です。 全然詳しく書けておりませんが、取り急ぎお知らせを。 皆様アスティ45でお待ちしております。勿論オンラインでも! お申し込みはこちらから https://forms.office.com/r/iFymmkFzfZ |
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国土交通省北海道局長という自分の立場は、内閣官房アイヌ総合政策室という組織にも属しており、アイヌ文化の振興や普及啓発に関する施策を担当しております。 今年度は初めて、海外にあるご遺骨の一部の返還の実現に至りましたが、その過程で自分自身、明治〜大正期の自然人類学の潮流等に関する数多くの学びがありました。 人の思想信条に所謂「右・左」があるとすれば、アイヌ政策はそのどちらからも批判の的となる、率直に極めて難しい政策です。 差別的で敵対的な言葉を投げかける側からは、私達のアイヌ政策自体が不要・無駄とされます。 一方、リベラルの立場のマスコミからは、現在の政策の足らざるところを常時厳しくご批判いただきます。 またステレオタイプで語りたい方には「不都合な真実」となるような、様々な内部の関係性・対立もあります。 ただそうした複雑性はありつつも、俯瞰して考えれば差別的な側の声が支配的になることは悲劇であり、それを避けるためにも、自分達の目指す方向性にご理解をいただけるよう、足らざるところを改善して行きたいと思っています。 記事にある「ウポポイ」は、3年半ほど前に北海道白老町に作られた施設です。 ウポポイWebSite コロナの猛威が最大だった中での開業で、関係者の方が懸命に運営して下さいましたが、昨年5月のコロナ5類分類後も入場者数が上向いておりません。 こうした状況について、昨年秋、国交省の政策をチェックする外部委員会から厳しいご指摘をいただきました。 確かにコロナ禍の中で「懸命」ではあったとしても、「誰に」「何を」といった根本的な考え方が十分ではなかったかも知れません。 今一度、様々な専門性をもった方々にお願いし、約半年間ご議論いただきまして取りまとめ、昨日公表致しました。 ウポポイ誘客促進戦略 先日お伝えした約10年に一度の北海道総合開発計画と、今回の初めての試みと。 どちらも同時に区切りに至り、正直なところ言い難い安堵や脱力に包まれかけていますが、どちらも作ることが目的ではないのて、4月から一生懸命取り組んでまいります。 皆様もどうかウポポイに足を運んでいただき、改善すべき点がありましたら、ご指摘下さればと思います。 |
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私が携わっています北海道開発という政策は、"国の政策として地域開発を行う"という、歴史的経緯も背景としたある種特殊な政策で、概ね10年間の長期計画を政府として策定した上で、現地の北海道開発局と共に関連政策や事業を進めています。 この「10年に一度」という改定期にぶち当たるか否かは完全に他律的(簡単に言うと運・不運)で、今回は巡り合わせあって自分がその任を務めさせていただきました。 案を起草し、昨年2月に国土審議会という第三者委員会に諮問し、累次の議論の末に答申を受け、昨日の閣議にかけられ、決定の運びとなりました。 北海道新聞が、2つの記事及びインタビューで掲載して下さった上、QRコードからのデジタル版では、実に4千数百字の規模で取り上げて下さいました。本当に有り難く思っています。 北海道新聞 デジタル版 論点や方向性、本州以南と全く異なる北海道の地域構造、生産空間という概念、それを導くためのデータやエビデンス…等々、書き出すと収まりがつかないので控えますが、お時間がありましたら、記事や計画冒頭の前文だけでもお読みいただければと思います。 第9期北海道総合開発計画 一点だけ、第1期計画は昭和26年度で、そのポスターは時代もあって何とも味わい深く。そこへのオマージュも込めて新計画のポスターを制作中です。 1期計画ポスターのテイストに加え、食料、観光、カーボンニュートラルといった政策の軸を要素としつつ、せっかくなのでこれらを今日的技術であるAIに放り込み。出力されたものをベースに、人力で加工中のものがこれです。 デジタル記事ではそのあたりも温かく掘り下げて下さっています。 是非可愛がってやって下さい。 |
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3日から少しだけ札幌に戻り、今は再び例の東京単身部屋ですが、幸い自宅の細菌楽園化は回避されておりました。皆様の様々なご助言、本当に感謝しています。 今回の帰省の目的の一つは、年度末に壊れていることが判明したレコードプレイヤーの買い替えです。 大学時代の音楽活動の一つが昭和歌謡の廃盤シングル収集だった私。YouTube普及前夜までは、これらの素材をweb版コウアワー4chで主要コンテンツにしていた私にとって、レコードが聴けない状態などあってはなりません。 一方で高級オーディオには無知な私なので、何千円レベルのものを探索し、電池で動いて付属のスピーカーで直接音も聴けるという、私にピッタリの安直なヤツを購入しました。 嬉しくて写真も撮りましたが、「伊勢佐木町ブルース」が一番手前にあるのは青江三奈さんを愛している事が理由ではなく(勿論愛してはいますが)、自分のレコードを歌手名の五十音順で並べるとこうなってしまうのです。 語り始めると止まらなくなるので、素敵過ぎるレコード達の中から2枚を聴いてみましょう。 (ここから先は、ここまで以上にどうでも良い内容ですので、お忙しい方はご自身の時間を大切にされて下さい) 一枚はゴールデンハーフの「アダムとイブ(1973)」。 どうにかならなかったのか…と今なら思うグループ名ですが、時は国際化途上の日本。少年達の心をくすぐるには絶妙なネーミングだったのです。 いえ、そんな事を言いたいわけではなく、肝心なのはこのサウンドです。 最初から分厚過ぎるホーンセクション、そしてハーフっぽいゴールデンな滑舌が私達を魅了しますが、何と言っても強力なのは、Bメロ辺りから始まる、時代の象徴とも言える自在に動き回るエレキベース。 このスタイルで歌謡界からアニメソングに至るまで時代を牽引した偉人は、寺川正興さんというジャズベーシストです。 歌謡曲なら「あの鐘を鳴らすのはあなた」「また逢う日まで」、アニメなら「ハクション大魔王」や「新オバQ」等々、枚挙に暇がありません。 末尾にyoutubeのURLを固め貼りしましたので、お好きな方はこの世界をご堪能下さい。 もう一枚は、ジャケットがこんなじゃなければ紹介する自分もここまで恥ずかしくないのに、という「ソウル・ドラキュラ(1976)」。 "過ぎたるは及ばざるが如し"という言葉の通り、怖がらせようと力む余り、逆にこんな滑稽なテイストになってしまったのでしょうか。 曲もバリトンボイスの不気味声に女性の叫びというB級手法のオンパレードですが、当時の新時代の楽器=シンセサイザーと謎のファルセットによる力onlyの押し相撲には独特の圧があり、当時もそうでしたし、大学4年時にRecordsRecordsで見つけて買って聴いた時も、大人だったのに結構怖くなりました。 では皆さん、良い音楽を聴きながら良いGW最終日を。 ▼寺川正興さんの作品 あの鐘を鳴らすのはあなた また逢う日まで ハクション大魔王 新・オバケのQ太郎 力石徹のテーマ |
→YouTube |
Liveハシモトコウ新春アワーも2020年を最後にもう3年開催できていませんが、今年1月、とある曲のレコーディング機会をいただき、3年振りにアワーズの7人で演奏しました。 曲は2007年に作った「街道唱歌」という曲で、説明が長くなるのでWeb版アワーの関連ページだけ貼りますが、修行僧のようにして作った長尺の一人多重録音伴奏が、16年経ってようやく脱却の時を得たのです。 加えてその日は、FISスキージャンプワールド杯の公式映像撮影で札幌に集結していた請川博一さん達のスーパーチームが、次の蔵王大会に向かう途中にスタジオに来て、レコーディングの模様を撮影して下さるという「贅沢の二乗」という日でした。 映像は、それをメイキング的に短くまとめて請川さんが送って下さったものです。 説明不要の映像・音声のクォリティに加え、短時間の中にもシーニックバイウェイという活動への愛情も感じる映像です。 場所はまだ雪深き、南区は芸術の森スタジオ。 録音された30トラックほどの原音データは、Mixもされることなく3ヵ月放置されたままですが、個人的環境もようやく変わりましたので、今後少しずつ作業して行こうと思っています。 にしても、アワーズの演奏、請川チームの映像・音声、全てが圧巻で、私が言うのも何ですが、何でこんなことになっているのか、しばし茫然とする程です。 関わってくれたスタッフの皆さんも含め、本当にありがとうございました。 ※チームはいつもコウアワーの映像を撮って下さる請川さん、藤田忠司さん、宮崎ユータ君他の皆さんです。 〇about街道唱歌 〇ご依頼主:シーニックバイウェイ支援センター |
今日3月1日は長男伶の高校卒業式でした。 休暇をいただいて札幌に戻り、釧路から来た長女桜と2人で卒業式に行ってきました。 色々なことがあり過ぎたおかげで異常な量の感情が交錯し、誠に大袈裟かつ不謹慎ですが、人間死ぬ時はこんな感じなのかなーなどと想像しつつ今日の夜を過ごしています。 妻が亡くなった高1の夏以降、代わりは務まらずとも2人分頑張ろうと弁当・夕食・掃除洗濯等に勤しんではいたものの、逆行するように自分も年々面倒な立場となり、しまいには単身赴任となって2人分どころか同居親0人となって迎えた最終年でした。 当初順調にスタートしたように見えていた一人暮らしも昨年秋頃から雲行きが怪しくなって欠席が増え始め、学校からも頻繁に連絡をいただくようになり、結局毎週末に帰札しては日曜夜に東京に戻る耐久レースのような数ヶ月でした。 その間Facebookに投稿することも無く、それを案じて下さる方もいらっしゃったのですが、書いても「忙しいアピール」みたいな内容にしかならず、かと言って楽しいことに身を投じる余裕も全くなく現在に至っておりました。 大学受験の結果はこれからですし、所謂滑り止め的な大学は出願方法を間違って受験機会自体を失うというやらかし具合ですが、ご承知の通り私の学歴も回り道だらけで、ここから先は好きなように生きて欲しいと思っています。 ところで全くB級な話(と画像)ですが、この数ヶ月、"疲弊&摩耗の平日"と、別の意味で "疲弊&摩耗の週末"を繰り返してきた生活の片方がついに終わるのかーと考えた時、自分が高3の時に「Working for the Weekend」という曲がプチヒットしてたなーと、どうでも良いことを思い出しました。 邦題は「それ行け!ウィークエンド」という安定の低水準ですが、むしろそこが今の自分の気持ちに合っているのです。 今般解放された私の週末は、きっと(このファッションを除き)こんな感じに一変するはずです。 →みんなも聴こう 陰に陽に気遣って下さった皆様、本当に心から感謝しています。 ありがとうございました。 |
読売新聞北海道支社の平尾新支社長による「支社長対談」。映えある第一弾に私なんぞをご指名いただき、本日朝刊に掲載されました。 事前にこのサイトからWikipedia、YouTubeに至るまで、私のB級な情報を全て収集した上での人選とのこと。 「攻め過ぎでは…」と逆に私のほうが心配になります。 対談後記も「音楽で培った価値観期待」という角度からの見出しで、平尾支社長のイカした感性にこそ注目です。 妻の事を聞いて良いかをわざわざ確認して下さるなど、隅々までこちらに寄り添った取材をして下さいました。 売上に貢献することでしかお礼できないので、道内の皆さん、是非コンビニ等でご購入下さい。 平尾支社長、読売新聞の皆さん、ありがとうございました。 web site |
今日は妻の3回忌。 あの日も今日と同じように、本当に暑い日でした。 あれから2年、 公私共に途轍もなく色々なことがありました。激しい感情の浮き沈みもありました。 先週末、長女、長男と一足早くお墓参りに行き、そのまま北広島に住む父の家に寄りました。父も妻(私の母)を早くに亡くしており、何の因果か4人全員が一人暮らし中という訳アリ具合に笑いました。 命日であり、生きていれば誕生日でもあります。 49歳の誕生日、おめでとう。 |
朝から長男の弁当の卵焼きを焼きながら、今後不定期に機会はあるにしても、今日が最後なんだなーと思うと色々な事が思い出され、しんみりしていたら焼き過ぎました。 その後、局長交代会見を行い上京しました。 「異動あるある」で宿舎が空かないため、2?3日赤坂見附でホテル住まいです。 離任直前の様々な事が思い出され、またしんみりしていたら飲み過ぎました。 東京の皆さん、北海道の皆さん、引き続き宜しくお願い致します。 |
24日にご紹介した私設リクルートムービーを、Yahoo!ニュースが取り上げてくれました。 「若い人よウチに来て」という昭和歌謡的タイトルも、一周回って斬新です(笑)。 「固い役所組織の、まして局長なんてオッサンが作った動画」というだけで見向きもされないだろうから、匿名に拘って「制作委員会」名でYouTubeに挙げた、というのが当初の背景でした。 その後に道新が事実関係を把握して5/24に実名入りで記事化して下さるわけですが、Yahoo!ニュースの取材はまだ5/24以前の「覆面」の頃。 なので「民間クリエイターが制作」という中見出しだったり、取材対応者にも「作り手は知ってるけど言えない」状態を強いてしまったり、今見るとチグハグ感満点で申し訳ない限りです…。 ムービー自体、稚拙な表現も多々あり、誤字等もちょいちょい発見される脇の甘いプロジェクトですが、そんなところも含めて愛していただき、拡散して下さいますようお願い致します。 Yahoo!ニュース) Yahoo!ニュース YouTube) https://youtu.be/yEoOLTLgoK4 |
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就活・採用の季節ですが、世の中の仕事の内容を平易に伝えるのは容易でなく。この分野のエキスパートだった「はたらくおじさん」のタンちゃん・ペロ君も不在なため、自分でムービーを試作してYouTubeに上げたところ、物珍しさもあってか1面「5分で分かる」欄への掲載も含め、道新さんが丁寧に記事にして下さいました。 この手のジャンルの協働相手は、役所の関係「じゃないほう」の人脈で、シミュレーションゲーム化や作品としてのフィニッシュなど専門的分野を、高橋成さん、藤森信光さん、橋本亜矢さんといった道内外で活躍の優秀なクリエイター、デザイナー、声優、技術スタッフが支えてくれました。 拙い点や好き嫌い等もあろうかと思いますが、寛大な心で是非一度ご覧いただき、一人でも多くの現役就活生、将来の就活生、その親御さん、学校関係者等々のお目に触れるよう、ご紹介・拡散して下さると幸いです。 YouTube) https://youtu.be/bIZuMjxb2yU 関連サイト) https://konnashigoto.com 注)リクルートを目的としている事から、「職場」としての北海道開発局を説明する場合は実際の職員配置を行っている北海道本土を、「国土」としての北海道を説明する場合は北方領土と共に表記しています。 |
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先月のオフィスキューさんとの連携協定締結を機に、昨日発売の財界さっぽろさんが、社長の伊藤亜由美さんとの対談記事を組んで下さいました。 財界さっぽろさん、有難うございました。 |
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オフィスキュー社長の伊藤亜由美さんと私の共通点は、活動が倉庫から始まっていること。 亜由美さんは駅裏8号倉庫、私は琴似駅裏倉庫で、協定締結式のプレゼンテーションの最後に、何の脈絡もなく私達の原点である両倉庫の勇姿をスクリーンに投影しました。 オフィスキューのご活躍は皆様ご存知の通りで、理念として掲げて実践されている北海道への強烈なこだわりは、そこそこ負けていないつもりの自分も見習う点ばかりです。 以前よりウポポイのイメージキャラクターや、先日の動画コンテストなどの関わりがありましたが、今般、包括連携協定という形にさせて頂きました。伊藤社長、cueの皆さんに本当に感謝です。 TV、新聞、いつもにも増してたくさん報道して頂きました。勿論嬉しいですし、なんて優しいのでしょう。ありがとうございます。 NHK news |
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3月20日にご紹介した「北海道開発局70周年動画コンテスト」。 大賞を受賞した広瀬結花さんを北海道新聞さんが取材し、昨日、夕刊の看板コラム「まど」欄に掲載して下さいました。これは嬉しい!! 通常記事とは一味違う味わいで、撮影にあたっての想いや、今回の開発局の企画の事も、丁寧に書いて下さっています。 図に乗った私は、16年前の「まど」デビュー記事を隣に乗せてみました。 こうして並べると、32歳の広瀬結花さんと41歳(当時)の橋本幸さんの人間像の違いが際立ちますが、皆様なら「夜のドラマハウス」の魅力と歴史的価値は十分お分かりなはず。 Ending 今でこそYouTubeで簡単に手に入るものですが、これをCDに落として郵送で受け渡しする時代があった、という事実が尊いわけです。「千葉の男性」星野さん、ありがとうございます。 |
年度当初の会見の模様を報じて下さいました。 ご覧頂いたかも知れませんが、4月1日にご紹介した入局式のニュースの中に、「災害対応に貢献したい」という新人の事務系職員のコメントがあります。 実際の災害対応の現場は大部分が技術系職員の仕事なのですが、現場に入って最初に行う作業は被災状況の正確な把握。これがドローンによって飛躍的に精度向上・範囲拡大しており、この操縦は事務系・技術系を問いません。 そんな背景から、ドローン隊設置の話題の中で「事務系職員にも志願してもらって云々」と発言しているのですが、入局式のあの新人君のコメントを見なければ、自分もこれを強調することに思い至らなかったかも知れないわけで、二重の意味で報道と新人君に感謝しているのです。 |
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長男も明日から高校3年生。朝のお弁当作りも最後の年です。 2人暮らしが始まった2年前の夏、お互い精神的にもグチャグチャで、ぶつかる事も多く、何もかも上手く行かずにキッチンで溜め息ばかりついていた時期が少し前まで結構長く続きました。 が、先日、そういえばその溜め息が随分と無くなっていることに気付きました。 妻が亡くなった当初は、栄養、睡眠、勉強等々…自分がしっかりやらないと&させないとという強迫観念のようなものがあり、それが長男の負担となって悪循環になっていたんだろうと思います。 何かを少しずつ変えながら、現在に至っています。 高3ともなれば行動時間も範囲も拡がり、昨日は夜になって札駅付近に行くというので帰りにコーヒー豆を買ってきてと頼んだら、お小遣いでドーナツも買ってきてくれました。 深夜の帰宅後、洗い物もしてくれたようなのですが、朝見るとコーヒーサーバーが食器の下で割れています(笑)。 さすがにもう使えませんが、折角なので、気をつけながらこれで最後の一杯を入れて飲んでいます。 最後の年、弁当作りも少し楽しく頑張ってみます。 |
年度末、ご異動やご退職等の別れがあった職場も多いかと思います。FB上にもご報告が多数ありましたし、開発局でも約150名の職員が退職されました。 昭和55年に高校を卒業した方で42年間、大卒でも(私のような複雑な経歴じゃなければ)38年間。社会も経済も激変し、元号まで2度変わって今日まで。本当にお疲れ様でした。 一方、昨日は私達の職場でも入局式があり、同じく約150名の新規採用者が加わってくれました。 学生の皆さんに開発局のことを少しでも知って「行ってみようかな」と思って欲しく、また入局してくれた新規職員のモチベーションも上げてやりたく、空振り覚悟で初めて事前のプレスリリースを行ってみたのですが、沢山のマスコミの方が取材に来て下さいました。本当にありがたく思っています。 NHKのニュース映像の切り取り、お時間があればご覧頂きたいと思うのですが、すぐにでも私と局長交代が可能な高い志と受け答え、そして清新さ。 → NHK news 27歳で入庁して周囲から中途採用枠と思われていた自分との違いに、遠い目になって彼らの横に立っていました。 この志を持ち続けて欲しいというのは当然ですが、持ち続けられる職場環境があってのことですので、迎える我々こそ気を引き締めます。 |
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色々な事がありすぎた令和3年度も明日で終わり。 書く余裕がないまま月日が過ぎてしまいましたが、今年1月、長女・桜の成人式という節目がありまして、せめてそれを年度末に。 と言っても晴れ着姿の写真を上げる柄でもないので、今月始めに帰省した彼女が自分で飾った雛人形の写真を。 妻が亡くなった昨年度は出番がなく、2年振りに出てきた人形ですが、見ると涙のようなシミが付いてしまっていて取れません。 何か暗示的とも思えますが、亡くなった直後を除き、一年半、涙は勿論、深く落ち込む素振りを決して見せずに明るく振る舞ってくれた長女にどれだけ救われたか分かりません。 箱の中を良く見ると、妻が入れておいてくれたと思われる幼稚園時代の作品が入っていました。成人の時に出てくるように決まっていたのかも知れませんね。 お世話になった沢山の方々や妻にも感謝しつつ、この絵を描いていた頃から今日まで、成長してくれてありがとう、と心から思っています。 |
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北海道開発局70周年を機に企画した「北海道の魅力、インフラの魅力を伝える映像コンテスト」の結果をNHKで取り上げて頂きました。 映像募集の開始日は自分が現職に着任した7月1日。 やっておいて何ですが、生きた心地がしないとはこの事で、「応募が少なくて成立しないのでは…」という恐怖もあれば、逆に10数本くらいの応募で寂しく成立してしまった場合の空気も想像され、時間を遡って無かったことにできないかとウナされました。 しかし開けてみると全道は勿論、全国から500を超える応募をいただき、それはもう涙しました。 映像の審査員には ・キタカ、ウポポイ等のキャラでお馴染みのイラストレーターのそらさん ・NPO法人ほっかいどう学理事長の新保元康さん ・NHK札幌拠点放送局長の梅岡宏さん ・実験映像・美術作家の伊藤隆介さん、そして ・Team Nacksリーダーの森崎博之さん と、その筋の強者が参加して下さいました。 森崎さん、さすがの温度の高さと北海道愛で、お話していても本当に楽しく嬉しかったです。 コロナ禍でしたので通常の表彰式は行わず、表彰動画を制作して昨日YouTubeに上げたところ、ニュースにして下さいました。 お送りいただいた映像は、ご紹介できたものに限らず全てが北海道愛、インフラ愛に溢れており、これまた泣けます。お時間がありましたら、是非ご覧になってみて下さい。 そして応募して下さった方、お手伝い頂いた方、全ての皆様にお礼を申し上げます。 ◎撮ってもいいね!北海道 動画コンテスト オンライン表彰式 ◎NHKニュース映像 最後になりますが、役所ではこういう広報的企画に充てられる予算は極々僅かで、様々な団体にお支え頂きました。本当にありがとうございました。 |
いつもながら温かく取り上げて下さり、有難うございます。 最初のネット記事の記述=「北海道開発は道内のためではなく〜」は、道新さんが修正して下さいました。 「国の政策として北海道開発を捉えた場合」という文脈で、ホントはそう書いて下さると誤解がないのですが、いずれにしても「道内のためではない」などと言うはずもなく、「道内のため『だけ』でない」と2文字加えて頂いて、相当程度改善されました。 関係者の皆さん、ありがとうございます。 |
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先日の会見でお伝えした脱炭素に向けた取組、引き続き昨日、本日と報じて下さいました。 左の道新記事でも触れて頂いていますが、今回の取組は道庁&札幌市と一緒に取り組めることに価値がありまして、「まずは国が先行して‥」となってしまう場合も多い中、呼びかけに対し、むしろこちら以上に積極的に呼応して下さいました。 そして肯定的に世の中に伝えて下さる報道の方々。 皆さんに感謝です。 |
NHKさん、いつも丁寧に取り上げて下さって、ありがたく思っています。 公共事業に携わる建設事業者は、球場まで手がけるような超大手から、もう何日も24時間体制で除雪に従事して下さっているような地域の会社まで、規模も仕事も様々です。 ニュースではそれなりの取組として報じて下さっていますが、実態は後者のような事業者さんにも負担にならないよう意識ながら全ての事業者がみんなで踏み出せることを優先した、とても小さな取組です。とは言え、やっぱりチャレンジでもあります。 北海道の建設業が先行して踏み出す事に対して、逆に「一歩」が小さい事に対して、双方からご批判もあろうかと思いますが、カーボンニュートラルに向けて行動が避けられないことは確かであり、見守って頂ければと思います。 |
財界さっぽろの長寿コーナー「われら同窓」の今月号は、北海道銀行の頭取・兼間君と、財界人でも何でもないハシモトコウ。 長い年月が経てばこんな不思議なこともあるってことですね。 財さつさん、兼間君、ありがとう。 |
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そうなのです。 「眺めの良いわき道」を全道各地域の方々と作り続けて20年。ど根性ガエルの町田先生が「教師生活25年」と毎回号泣されていましたが、ほぼ似た感情です。 地道な取組を丁寧に取り上げて下さったNHKさんに感謝です。 NHK NEWS 2021.12.14 |
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ハシモトコウアワーでお馴染みのVo.玉川健一郎が、2ndアルバム「Sing for You」発売を機にコンサートを企てております。 同じくアワーズの南山雅樹&奥野義典を含む磐石のレコーディングメンバーに加え、近藤房之助さんまで友情出演するという、これ以上ないラインナップ。 そんな状況にも関わらず、あろうことか私にも出演依頼があり、長期に渡って結構本気でお断りしたのですが、紆余曲折を経て、結局玉川健一郎と2人の世界を数曲お聴き頂くこととなりました。 未だに「自分不要論」が拭えませんが、こうなった以上は前後の豪華さとも異なる枯れた時間を作ってやりましょう。 そこで今回私が選ぶ楽器は、私が大学6年生の時に購入した「Gibson L48」という古ーい楽器です。勿論安くは無いものの、超高価というレベルでもなかったのですが、お金も枯れている頃でしたので、当時最長の「60回=5年分割」という悪魔のローンに手を出し、途方もない金利と引き換えに問題を先送りして入手しました。 既にこの外観で、枯れた時間作りに最適のパートナーであることが直感的にお分かり頂けますね。 久し振りに引っ張り出して弾いてみましたが、ペンペンしているので弦を太くする・弦高を上げる等のリフォームは必要と思われるものの、(少なくとも他の出演者の皆さんと別世界のサウンドという点で)十分な働きが期待できそうです。 日時は来年1月20日、大通西6丁目のルーテルホールです。 お席はまだまだあるようですので、ここにコメント、もしくは橋本宛メール等でご連絡頂くか、以下のページからお申込み下さい。 https://passmarket.yahoo.co.jp/.../detail/02xxi70tebz11.html いつもながらのことですが、自然災害等が発生した場合は出演が叶わない点を予めご容赦下さい。その場合は2人で演奏を録画して配信するなど、善後策を考えます。 |
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高2の長男の修学旅行が今週水曜日から始まるので、今日は二人で札幌駅周辺に必要な品々の買い物に行ってきました。 お昼にパセオでオムライスを食べ、そこからLOFT、ユニクロ、GU、ABCmart、etc.etc.と、久し振りに数時間、本当にたくさん歩きました。 修学旅行の「しおり」、懐かしいですよね。でも例えば「モバイルバッテリー」とか、無いですよね(笑)。 二人で買い物やご飯を食べに行くことは良くあるのですが、この感じは長男の入学時に制服や教科書を買いに行った時以来です。妻はまだ生きていたものの、既にそうした外出はできなくなっていた頃でした。 本当は妻こそ一緒に行きたかっただろうなという思いと、長男は長男でお母さんはどうなるんだろうという不安で一杯だろうなという思いと、何もかも混然一体となりながらの入学準備でした。 あれから一年半が経ったんだなーと、長男と一緒に歩きながら思っていました。 買い物は時間をかけても上手くいかないことが多々ありますが、今回は上手くいったようで、嬉しそうにチェックしています。 シチューが食べたいと言うので、私も嬉しくなって、いつものお買い得エプロンを着用して作りました(写真は職場の健康維持メルマガ用の流用です)。 コロナの影響で修学旅行等の行事に行きたくても行けなかった方々がたくさんいらっしゃると思いますし、こんな写真も普段は上げないのですが、父子の記念としてご容赦下さい。 |
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月刊誌・財界さっぽろのキャッチフレーズは「情報を先取り タブーに挑戦」。 しかし明日11月15日発売の12月号は、自分の計3ページのインタビューに加えて「異才の人 ハシモトコウの半生と素顔」3ページという、挑戦にも程がある「攻め過ぎ号」。 開発局70周年の年に局長の氏名がカタカナ表記されている時点で、既に余裕でタブー域です。 このチャレンジ企画を発案し、インタビューして下さったのは財さつの清水記者。清水さんは橋本がお話させていただいた有象無象を、綺麗に構成して仕上げて下さり、本当にありがたい限りです。 そして「半生と素顔」のほうは、様々なメディアでご活躍のフードライター・小西由稀さん。小西さんは、私自身も全く整理不可能なこれまでの人生を、メリハリを付けて上手に掘り下げて頂いた上で、楽しく温かい文章で紹介して下さり、その力量に仰天してしまいました。 私も自分の人生がこんなだったと初めて分かりました。 そこでです。ここからが重要です。 今、計6ページの校正原稿を目の前にして膨らんでいるのは、私などを大々的に取り上げたが故に12月号の販売数が極端に落ち込み、お二人並びに財さつさんに大きなご迷惑をお掛けすることへの恐怖心です。 過去にこんなお願いをした事はありませんが、今回ばかりはそうも言っていられません。明日から書店やコンビニに並ぶ財界さっぽろ12月号(790円)をお買い上げ頂くと共に、ご友人からご親戚に至るまで「どうやら有用な号である」旨をおささやき下さい。 それにしても、昨日のシンポジウムやニュース等も同様ですが、色々なことを乗り越えて前に歩み出すタイミングで、多方面からこのような温かい視線を向けて下さることには、感謝の言葉しかありません。 清水さん、小西さん、財界さっぽろさん、本当にありがとうございました。 ------------------------------------------- 追記) 「半生と素顔」のページのライブのくだりに、過去のライブで自分を写していただいた写真を何枚か提供致しました。 そのうち、石川五右衛門さんの画像をバックにルパン三世のテーマを弾いている写真は、北村郷子さんが撮影して下さったもの。全く意味不明な瞬間を上手に切り取って下さりありがとうございます。 一方、ハシモトコウアワーのフラッグの下で弾いている縦長の写真が、いつ、どなたのものだったのかを探索中です。被写体はさておき、構図も色合いも本当に素敵な写真で、撮って下さった方にお礼を申し上げたいです。「あたしだよ!」とコメント下さい!! |
本日開催された北海道開発局70周年を機としたシンポジウムを、NHKさんがとても丁寧に取り上げて下さいました。 ご来場の皆さん、リモートでご参加の皆さん、そして企画に携わって下さった皆さん、本当にありがとうございました。 |
今年は北海道開発局の開局70周年という年に当たりまして、これを機に、NPO法人・ほっかいどう学推進フォーラムさんが、シンポジウムを企画して下さいました。 テーマは「戦後の混乱期に始まった開発を今一度ふり返り、令和の北海道を創る子どもたちに何を伝えるべきか、有識者のみなさまと一緒にざっくばらんに考える」。 お伝えしていた通り別案件に忙殺されているうちに、既に定員に達したとのことで、有難い限りです。 下記フォームよりお申し込みをいただければ、事務局より動画視聴のためのURLがご案内されるようですので、ご興味がありましたらご覧下さい。 お申込みフォーム |
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7月26日に発覚した不祥事事案。第三者委員会も設置しながら原因究明と再発防止策の検討を進めてきましたが、昨日、最終の報告書を受領しました。 事案発覚から3カ月余、報道等からも厳しいご批判をいただきました。長く苦しい時間だったというのが偽らざる気持ちです。 刑事事件故に情報管理も厳しく求められ、無用な誤解を招いて更なる混乱を生まないよう、昼夜を問わず外部の方とお会いするのも控えており、それも孤独感を増幅させる一因ではありました。 立ち止まった時間を取り戻し、また頑張ります。 一方、自分の中にも大きな変化がありました。新作「悲しみの水位と歳月の相関図」をご覧下さい。 妻の死後、時間の力を借りて少しずつ立ち直ってはいるものの、正直そう簡単ではなく(上図)。 更に一周忌のタイミングで上記の事件が発覚し、顔面問題にまで拡大した件は、先日書いた通りです。 しかし「質量保存の法則」は「悲しさの量」にも適用可能なのか、7月末に極端な「悲嘆の集中」を迎えて2ヵ月程経過した先月、不祥事対応で心の中は引き続き暗いものの、妻の死による悲しみの部分がものすごく和らいでいることに気付きました。悲嘆の極端な前倒しと集中による低下と分析しているところです(下図)。 これはちょっと言葉では言い表せない大きな変化で、そんな悲しんでばかりいないでと、妻が寄せてくれたのだと思うようにしています。感覚的には魔法に近く、こんなことがあるんだな・・・と、しみじみ思っています。 というわけで、色々なものをかろうじて乗り越えた11月。 気が付けば飲食店の営業自粛期間も終わっているんですよね。私もそうしたゾーンを含む昼夜の社会に復帰したいと思っています。 この間、色々とご心配、お気遣いをいただき、本当にありがとうございました。 ※記事は道新さんのものをお借りしています。正確に丁寧に取り上げて下さり、ありがとうございます。 |
一昨日シェアしたニュース映像を見た方から「最近、なんか顔が変わったのでは?」というコメントを頂きました。 勿論、コメント自体に他意も悪意もないのですが、内心ハッとするものがあり、きっと今がその機会なのだと思い、書いています。 多少重たい話で恐縮ですが、「顔面神経痛」の一種とでもいうのか、夏以降、顔の筋肉の一部が動かなくなりました。ほんの少しなんですけどね。 原因は分かっていて、誕生日の投稿の中で「少し病んだ」と書いた通りです。 職員の逮捕事案に起因する内外への様々な対応に追われる日々が続き、結果的に妻の一周忌に何もしてやれなかった罪悪感や、家事の時間までもが押し出されて長男にご飯も作ってやれない状況等々がストレスとして蓄積され、こんなことになっちまいました。 実は初めてではなく2回目でして、最初は妻が亡くなった去年の秋。 幸か不幸かコロナ禍で、常にマスクをしているのでバレにくいのです。 前回も今回も、一応病院に行ったり、何となく恥ずかしい思いをしながら美容整形に相談したりもしましたが、特効薬はない一方、結果的に前回もちゃんと戻りましたし、このトンネルを抜ければ、また少しずつ元に戻ると思います。 書いておいて何ですが心配ご無用で、当分いつも以上に変な顔という点だけお許し下さい。ハシビロコウにも申し訳ない限りです。 こんな景気の悪い話だけで終わるのもさすがにどうかと思い、「話題の中和」を兼ねて、ずーっと出来ずにいた財界さっぽろさんの8月号の記事へのお礼を、この機会にさせて頂きます。 昭和62年に大学を卒業すべき年に生まれたにも関わらず、浪人、留年、休学と、退学以外の全ての過程を経験し、勝手に「平成入庁」となった私をこんなに温かく(しかもやや芸能側で)取り上げて下さって、本当に感謝に堪えません。 コンカリーニョのことにも触れて頂き、NPOの関係者の励みにもなりました。いつもありがとうございます。 |
とても地味な取組なのですが、丁寧にご紹介下さって励みになります。 NHKさん、ありがとうございます。 |
こいつはハシビロコウ。 ハシモトコウと文字列が似ている上に、口がデカい点など顔がそもそも似ており、自分の写真にしか見えません。 唯一にして最大の違いは「動かないことで有名」という点で、動くことでしか存在意義を維持できない自分にとっては憧れの存在です。 が、7月末に発覚した職員の不祥事への対応で全ての景色は激変し、動くことすらできなくなって、既に3ヶ月が経ってしまいました。 今月末に関連の裁判の最後の判決があり、それを受けて再発防止策を定め、ようやく組織のリスタートが切れると思っていますが、書き切れない本当に様々な出来事があり、外部の方との接触を絶っていることもあって、心境的には独房の中にいるよう。 忙殺されて妻の一周忌に何もしてやれなかった後悔も強く加わり、生まれて初めて少しだけ病みました。 ちゃんと持ち直しましたが、おかげで今、ブルースを弾く自分のギターの音色は危険なほどリアルです。 そんな中での57歳の誕生日。 今日は朝から東京で、先程ようやく帰宅し、長男が買ってくれたボンゴ豆(←誕生日プレゼント)を食べながら、頂いたメッセージをしみじみと読んでおります。 ハシビロコウをニュースで最初に見た時のナレーションを覚えていて、「動く時は動く」とのこと。 そりゃそうだろうと、ハシビロコウじゃなくても言ってると思いますが、このトンネルを抜けた後、必ずや、動くハシビロコウ以上に動くことを誓う誕生日です。 皆さん、ありがとうございました。 |
子供達が夏休みに入り、妻の一周忌にやってあげたいことも多々ありながら、自分を取り巻く状況から何もしてやれず…と凹みきっている中で、今日は長男の友達が大挙して家に遊びに来てくれるとのこと。 心置きなく遊んで欲しいことに加えて自分の現実逃避も兼ね、親の私が市内で外泊してみることにしました。 久しぶりに飲んでみようと思い、ホテル近くのファミリーマートに入りましたら、なんと既にボジョレー・ヌーヴォーが! 「異常気象はこんなところにまで影響しているんだな…」などと一瞬思いつつ、そんな訳はないと思って二度見すると、やはり昨年のボジョレーの売れ残りでした。 ここは札幌。しかも全国チェーンのコンビニ。地方部の「○○商店」の話ではありません。 「解禁」と言われても…と、結構しばらくの間、見つめてしまいました。 でも嬉しかった! 毎年ボジョレーをそれなりに飲んでいたのに、昨年は妻が亡くなった直後で一度も口にすることなく終わった私。商品のポップも9ヶ月を経て明らかに色褪せていますが、逆にここで最後の一本に出会えたことが奇跡です。 冒頭書いた「一周忌行事」の一環と位置付け購入しました。 |
今日7月28日は、妻の誕生日であり、一周忌です。 47歳の誕生日に亡くなった妻。 生きていれば48歳になっている日です。 妻のスマホは解約せず家族4人のライングループも残っているので、今も父子3人の会話に使っています。 今朝は長女、長男がそれぞれ「誕生日おめでとう」とか「いつもありがとう」などと妻に書き込んでいました。 1年前も今日と同じく、本当に暑い日でした。 亡くなった日の夜、3人で寝床に着いた後、不意に妻のスマホに着信があり、開くと「色々と迷惑をかけてごめんなさい。今まで本当にありがとう」と長男が送ったメールでした。 返事が来ないと分かっていながら布団の中でメールを送っている長男の心中を思い、本当に吐き気を伴うような悲しさを感じて、二人に聞こえないように嗚咽した一年前の夜でした。 あれから1年。静かに区切りを迎えたいと思っていたこの日を、例の職員逮捕案件に連日追われてボロボロの状態で迎えていることは無念ですが、これも自分の組織の事であり、どこに怒りを向けられるものでもありません。 妻は44歳の若さで重度の癌が見つかり、3年半に渡って苦しい日々を送っていましたが、そんななのに闘病を通じていつも口にしていたのは「社会は優しい」という言葉でした。医療従事者の方々、友人、支えてくれた様々な仕組みや制度etc. ついネガティブな思考になりがちな上に、ややこしい状況にある今の自分が最も大事にすべき言葉なのかも知れません。 職場では今も厳しいマスコミ対応等が続いているのですが、今日は周囲の助けもあって少しだけ先に退庁し、イトーヨーカドーの閉店にギリギリ間に合いました。社会の優しさですね。 土用の丑の日なので、ウナギを買い、丑年生まれの彼女を思い出しながら、長男と二人で食べるのです。 誕生日おめでとう。 |
新聞、ニュース等でご覧の方も多いかと思いますが、昨日午前、北海道開発局の職員が官製談合防止法違反等の容疑で逮捕されました。 捜査中で詳細を把握し切れておりませんが、昨年6月に発注された設計業務を巡る事案です。 本当に「まさか…」という信じられない事態で、今も混乱の極みの中にいます。 お詫びのコメントを出し、緊急の会議を断続的に持ち、職員へのメッセージをしたため…。 気持ちは泥の中にいるように果てしなく重く、色々なものに追われているうちに日付も回ってしまいましたが、この立場に就いたタイミングで過去の事案が発覚したのも何かの巡り合わせと受け止め、再発防止策に取り組んで後々の信頼に繋げるしかありません。 以上、今後の展開も不透明な中ですが、心よりお詫び申し上げます。 |
高校の同級生がFacebookに上げてくれた写真と文ですが、妻の一周忌を前に様々な意味で「人生色々」を感じるこの頃です。 【奇遇】 「財界さっぽろ」の中吊り広告に同じ高校の同期の顔写真が3人も載るなんてことは、そうそうあることじゃないだろうと思う。 人生色々。 |
いつも優しく温かい友達の皆さん、前回の投稿に対して沢山のいいね等やコメントを下さり、本当にありがとうございました。その後道新さんからも丁寧なご連絡がありました。 だからなのかは分かりませんが、就任会見時の記事は、都道府県より遥かに深い「石狩管内当別町生まれ」という二層のコア情報入りです! 以下は長文で、言うまでもない事ですが、読まなくても日常生活に全く支障ありません。 国土交通省北海道開発局は、河川、道路、港湾、農業などの社会基盤整備を主な役割とする国の組織で、様々な専門分野を持つ技術職や事務職あわせて5千人余りの職員が道内各地で仕事に当たっています。 私達の仕事は70〜80年に渡って何千万という人の生活を支え、自然の凄まじい力から人を守るものですが、それ故にとても大きな費用を必要とします。 費用の大きさは利権の大きさと結び付けられやすく、「公共事業」という括りで非常にネガティブな存在として扱われることも度々あります。従事する側にとってはとても切ない現実です。 記事には「道内地方に配慮」という見出しを付けて下さいました。 下らない自分のページには余りに似合わない内容で恐縮ですが、公共投資の是非を判断する基準は「費用対効果」という数字の大小で、現行の「効果」は「人口の大小」に大きく引っ張られる構造になっているため、人口密度が日本一小さい北海道の地方部に社会基盤を整備する環境を作るのは困難を極めます。 社会の費用は税収の大きな都市部から小さい地方部に再配分されて成り立っているので、享受する人口が少しでも大きな地域が優先される考え方自体は合理的です。 ただし現行の考え方は「人口の小さな地域が大きな価値を生むこと」を想定していない点で大きな歪があり、この「大きな価値を生む低人口地域」こそが北海道です。 加えて言えば、その価値は食料供給、観光資源、環境など日本で最も大きなものです。 地方への人口定着の要因は、医療、教育、文化など様々で、社会資本が打ち出の小槌だなどと驕った考えは微塵も持っていませんが、便利で安全な環境を作ることも定着を支える重要な要素の一つになるとは思うところで、マスコミを含む各方面の理解を頂きながら、北海道の社会基盤をバランス良く作っていきたいーそう考えています。 また記事にもある通り、費用が大きいために修正が必要になった場合の影響も大きく、今一度厳しく反省し、律してまいります。 組織も累次の行政改革で、縮小を余儀なくされてきました。一方で価値観、立場、プライベートを巡る環境、性に対する考え方等も本当に多様化しています。 お互いの理解や調和を大事にし、そのことをもって北海道内外のためになる組織になれるよう努めたいと思います。 以上、読んで下さるか否かに関わらず、一度(だけ)書かせて頂くべきと思いまして、 長文失礼致しました。 |
本日、国土交通省北海道開発局長を拝命しました。 本当であれば身が引き締まる等の思いを述べるところなのですが(実際引き締まっているのですが)、上京中に早朝から多くの突っ込みがあり、何かと思ったら本日の道新さん記事が震源でした。 「東京都出身」という衝撃の記述となっていて、まるで都会への憧れで出身地を偽装したかのよう。「木綿のハンカチーフ」の彼みたいになっちゃっています。 北海道出身は私の最大のアイデンティティで、だからこそ微力ながら北海道のためになればとずーっと働いているというのに。 写真も公式の報道提供用ではなく、私自身も見たことのないもので、「悪い顔選手権」のようになっています。 どちらもほんの少し取材してくれるだけで良いんですけどね…。 というわけで、東京を電車で移動中、スマホでちょちょっと作ってみた作品が案外良い出来だったので、発行します。 「虚構新聞」というメディアがあるので、向こうを張って「本当新聞」、略してトーシンです。 ちゃんとしたご挨拶は改めまして…。 頑張ります。 |
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自分の人事に関する道新報道等は勿論目に入っておりまして、何もコメントしないのも感じ悪いのかなと思いつつ、実際当日までどうなるのか分からない性質のものなのでご容赦下さい。 そんな折、こんな堅い話を激しく中和してくれる素晴らしいニュースが! それがギターで参加した「恋のトータルステーション」の第61回北海道広告協会優秀賞受賞と、ディレクター高橋成さんのクリエーター・オブ・ザ・イヤー受賞です。 朱色の本は(社)全日本シーエム放送連盟創立40周年記念誌の「CM殿堂」。2000年発刊の名著です。 2000年と言えば、日本のインターネット普及率がまだ2割にも満たない中で「webハシモトコウアワー」を果敢にスタートさせた年! 当時よくこんな情熱があったものだと自分で自分を褒めていますが、まだYouTubeも検索エンジンもない時代に「CM殿堂」を読みながら広告映像の世界にのめりこんでいた自分が、20年後、小さ〜くでも栄誉ある広告賞に名前を連ねさせて頂く感慨と言ったらありません。 因みにこのPVは当事者も全く想定していない展開を辿りまして、 道内ニュース →全国ニュース →朝日新聞の天声人語 に取り上げて頂くにまで至っています。 天声人語は、こう言っちゃなんですが、よくもこのPVをここまで昇華させて消化できるね・・・と逆に感心します。 湿っぽく聞こえると恐縮ですが、当時、何本も重ねたギターの中でどうしてもイントロだけアイデアが固まらず、完全に行き詰まりながら妻の看病をしてようやく寝かせつけた未明、確か4時頃にシンプルなフレーズが降りてきて弾いたイントロがこれでした。ちょうど1年前のことで、天気の良い朝の光景を鮮明に覚えています。 超優秀な他のスタッフの皆さんの受賞は当然として、私にとってはギリギリだったあの頃のご褒美のようなものと勝手に思っています。 ♪恋のトータルステーション |
今日は長女桜の誕生日。色々なことがありましたが、二十歳になりました。 20年前の写真を取り出してみました。生まれたばかりの桜をずーっと見ている妻。この日を迎えさせてあげたかったと思うと言葉になりませんが、どこかで喜んで笑っていることでしょう。 日々の生活=ハシモトコウSingle Fatherアワーは、仕事の忙しさもあってなかなかハードで、ほぼ部活。仕事帰りの買い物、夕飯作り、お弁当、掃除、洗濯等々、OJTで修行中です。 イトーヨーカドーで買った千円エプロンは案外似合ってる気がして、次回コウアワーの衣装候補です。 長男の伶は大変そうな父に気を遣ってくれているようですが、と言ったってフツーの高二男子なので、毎日夕刻に「今日のご飯は?」とLINEで聞いてきて、これはこれで微笑ましいものがあります。 こうした生活もまた永遠に続くのではない訳で、山あり谷ありを大事に過ごして行きたいものです。 お気遣い頂いている皆さんには本当に感謝しかありません。 緊急事態宣言下での記念日なので、釧路にお酒(初級〜中級編)を詰め合わせて送り、伶と3人でリモート誕生会です。妻もどこからかリモート参加してくることでしょう。 桜、二十歳おめでとう。 ----------------------------- これ以前の投稿→ 「2017.7〜現在」 |