What's New
 
Introduction

このホームページ「ハシモトコウアワー」の開設は、2000年の1月1日。
制作を始めた1999年秋頃の日本のインターネット普及率は2割程度という状況でしたが、書店にはホームページ開設の手引きやインターネット言語であるHTMLに関する書籍が並び、それらに何とも言えない「21世紀に突入する感」を感じていました。

この「1ch」は当時の若気の至りのようなくだらない日記的記述のオンパレードで、年を取るにつれて存在自体が恥ずかしくなっているところですが(泡沫企画の例)、それとは別に、振り返って読むと開設当時と現在のIT環境の違いに隔世の感を感じざるを得ず、やや茫然とするものがあります。

PCは遅く、インターネット回線も細く、勿論スマホもWiFiもクラウドもSNSもありません。
サイトを作るに当たっては各ファイルサイズも極力小さくすることが推奨され、動画なんてもっての外です。
「検索」環境がなかったことも象徴的な一つで、今ならあっと言う間に分かるようなことを発見して嬉しそうに書いていたりします。

そしてYouTube。
サブカルチャー的なことをあれこれ書いていた2000年当時は、世の中に類似のサイトがまだ少なかったこともあり、自分で言うのも何ですが閲覧数の多い人気サイトでした。
それ故にJASRACの目に留まるところとなり、直接警告を受けて一部の画像や音源の削除を余儀なくされたりということもありました。

時代の遺物のようなこのチャンネル。
それはそれで、そういうものとしてご覧いただければと思います。



直近の投稿-----------------------------------------------------------------------------------------------

2024.11.16 突発企画:12月25日(水) Aco.Live 「聖夜と忘年の接点」
Vocal玉川健一郎氏から、不意に「幸はクリスマス、空いてる?」という、青春時代以来の問いが。

12.1のSlowboatのライブ、1.12の新春アワーと、当面のLiveがいずれもSold Outという中で、今日の午後、玉川氏と音合わせをする機会があり。
稽古をしながら話したことは、聴きたいと思って下さる方々がいるなら単純にその機会を作りたいということで、その際に玉川氏が発したのが冒頭の問でした。

いやいや、私は勿論ガラ空きです。
私共のNPOで管理しているハコも空いていました。
というわけで、余りに唐突ではありますが、12月25日(水)に、クリスマスと忘年会を兼ねたLiveをやってみることにしました。
新春アワーとは趣も異なる、ギター一本と歌の地味な世界ですが、クリスマスソングってのは偉大だと、昨日少し演ってみてつくづく思いました。

先ほど帰宅し、タイトルを無駄に文語的にした上で、早速宣材ビジュアルを作ってみましたが、即席で作った割には結構良い感じではないかと。要はこんな感じです。

日時は12月25日の19時。場所は地下鉄琴似駅直結地下=琴似パトスです。
(場所・行き方)
https://d-sap.com/3476/

個人でも、グループでも。知ってる人が居そうでも居なさそうでも。一次会でも、一通りの宴会終了後でも。クリスマスパーティーと忘年会を兼ねて、是非、無秩序にダラダラと過ごしましょう。

【お申込み】
画像に貼ったQR もしくは以下のURLにアクセス下さい。
ご記入いただくのは、お名前とメールアドレスだけです。
お申込みフォーム

では皆様、是非ご一緒に。



2024.11.12 Slowboat Live !【Sold Out】
先日書いた通り、琴似の自宅は「Music Bar Koh」としても稼働中ですが、自分の日常である 「色々な事をあれこれ考える」場と「Music」が重なり合う緩い空間を持ちたいとは、漠としつつ本気でも考えており、東区を含む薄野〜大通〜北12条付近で音が出せる不動産市場を長い目で楽しく探索中です。

「Music」にも様々あり、私にとって最も豪華なのは言うまでもなくコウアワーズの面々との演奏。最もチープでありながらある意味最も熱いとも言えるのはギター1本で『明星歌本』片手に皆で熱唱。
しかし基本はやはり、30年来の相方・玉川健一郎氏との Vocal × Guitarとなりましょう。

その玉川健一郎の本拠地であり、札幌ジャズの聖地Slowboatでの初の 2menライブ。
今でこそ玉川健一郎と言えばJazzですが、昔は一緒にBlues、Ragtimeといったアーシーなものばかりやっており、今回は久し振りにそのあたりを中心に、Folk、歌謡曲+X'masソングなども演奏しようかなと思っています。

但し残念ながら、お店は最大25名というキャパで、常連の方で先んじて耳にされた方もいらっしゃるため、本日SlowboatのHPに掲載された12月のスケジュールには既に「SOLD OUT」という表記がなされておりました。
SlowboatのHP

一般告知もできないままで残念ではありますが、新春アワーにも何曲か輸出してお聞きいただこうと思いますし、機会があればSloboatでもまたやらせていただきたいと思っています。
まずは今後に向けて、存在だけでもお伝えしたく。
次回は是非!?!?



2024.11.7
以前書いた8月の「壮幸会」で謎の登場をした長女は、今年小学校の先生になって、網走市の小学校低学年の担任を持たせていただいています。
昨日は、その網走の「野菜の日給食」なる日だったようで、自分のクラスの模様をTV番組が取り上げてくれたと知らせがありました。
HBC 今日ドキッ!

彼女は受け持っているクラスの子達が余程可愛いらしく、いつも沢山写真を送ってきては「この子は○○さんと言ってね」と長々教えてくれるのですが、その子達が野菜カレーを食べながら嬉しそうにしている姿を見ることができ、私もお得に嬉しくなりました。おかわりでみんなが並んでいるのも可愛過ぎます。

他方で長女本人に対しては「もっと姿勢良く対応すりゃ良いものを…」とかハラハラしっ放しなのですが、この"不束な感じ"は既に皆さんも良くご存知なので、気にせず共有させていただきます。



2024.11.5 今週〜来週の社会活動

先月、JR出向時代の部下くんからLINEがあり、開くと見慣れないチラシの写真が貼ってあります。「??」と思って拡大すると、北広島市の高齢者施設の園内で開催されるお祭りのチラシが イイ感じで雑にテープ付けされており、そこに「玉川健一郎&橋本幸ジャズライブ」という文字が。
掲示場所は町内会の掲示板だったようで、部下くんもチラシの前で「…」となったことでしょう。

いや、そうなんです。とある縁でご依頼を受け、今週の土曜日に演奏させていただくのですが、まさか町内会やJR駅に掲示されているとは想定外でした。 何より見捨てならないのは、紹介のキャプション。
玉川さんの「北海道を代表するジャズシンガー」のほうは何ら問題ないとして、橋本のほうは「ご存知、元国交省北海道局長」という、誰もご存知じゃない上にそもそも音楽と無関係、新手の嫌がらせとすら解釈可能な強力なフレーズが付されています。見た時はマジでゴクッと息を?みました。

高齢者、知的障害者、身体障害者等々…こうした施設での演奏の機会は稀にあり、当然ながら普段のライブとは全く勝手が違うのですが、普段のライブとはまた違う様々な気付きや感動を逆にもらって帰って来ます。弾きながら涙が止まらなくなることもあります。

今回は朝の10時代という健康的時刻からガットギター1本(拾ったヤツではありません)でジャズをやるという、それはそれで試される土曜日。しっかりお勤めを果たしてまいります。

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もう一件は、国立研究開発法人寒地土木研究所という機関が主催する年次講演会で、基調講演のご依頼を受け、退任前に閣議決定した北海道総合開発計画と寒地土木研究との関りについて、お話をさせていただきます。
こうした機会はいつも、できるだけ多くの、特に普段関わりの少ない方々にもお聴きいただきたいと考えており、定員も400名という大きな会場なので、今週あたりにこの場でもご案内したいと思って先ほど主催者側に状況を確認したところ、有難いことに既に満席で、450名まで拡大したもののそれも埋まって受付終了になっているとのことでした。
主催者側の一般講演もあるので、何も自分だけの力ではありませんが、結果として新春アワーと全く同じ軌跡を辿ってしまったことに、何とも言えない気まずさも感じています。web配信等でもあるようなら、改めてその旨ご案内させていただきます。

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2枚のチラシを見比べつつ、我ながらなかなかのコントラストを感じる報告でした。
ではまた。失礼致します。



2024.11.1 ♪♪ ハシモトコウ新春アワー【Sold Out】

【11/3 10:00追記】
客席の1割増量を試み「275席」でReレイアウトしてみましたが、お陰様で全てご予約で埋めていただきました。
今後、二階通路席の活用等も考えてまいりたいと思いますが、取り急ぎ「満員御礼・打ち止め」とさせていただく次第です。
ありがとうございました。
取り急ぎ「満員御礼・打ち止め」とさせていただく次第です。

今後は、
・通常のお席のキャンセル待ち
・二階通路席のご利用
についてご要望を承りまして、出来るだけ対応してまいりたいと思います。
以下のフォームからご登録お願い致します。

受付フォーム

本当にありがとうございました。

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今日から11月。
謹んで次回の新春アワーのご案内をさせていただきます。

7月に退職して 「社会との接点」 が少なからず縮小していくと想定しますと、お客様の数も少しずつ落ち着いて行くと思われ、250席程度での開催を考えております。 コロナ禍明けで「帰ってきた新春アワー」と銘打ちながら、結局帰って来なかった今年の新春アワー。次回は「今度こそ帰ってきた新春アワー」 と題して開催致します。
稀代の名手達も、写真の通りフレンドリーにお待ちしております。
新年早々、劇場にてお会いしましょう。

ハシモトコウ新春アワー2025
 日時)1月12日(日)
 開場)17:00
 開演)18:00
 料金)3,500円
 会場)JR琴似駅裏劇場コンカリーニョ



2024.10.15 還暦

7月1日に辞職し、2年振りに札幌に戻ってきてから3ヶ月半が経ちました。
札幌の自宅に帰ってきた時の感慨は曰く言い難く、何と言いますか「どうにか何とか終えた…」という脱力感・疲労感・安堵感で自分の体が風船のように膨れ上がって行くような、そんな感覚でした。もはや子供の弁当や夕飯作りに追われることがない事も、安堵感を強力に補強してくれる材料の一つでした。

ガランと誰もいない部屋には勿論寂しさも感じましたが、一方で、大学時代に独り暮らしを始めた時の途轍もなくアナーキーな解放感も蘇って来ます。
4人家族だったマンションに一人なので、ほぼフリースペースといった趣で、そこに防音室や楽器類、音楽制作機器等が散在しています。お酒もライブ時にいただいたご厚志が未だ潤沢にございます。既に多くの方にお越しいただいていますが、飲み会会場にお困りの際は、JR琴似駅徒歩3分「Music Bar Koh =MBK」にご連絡下さい。

この3ヶ月半の日常は主に5種類で、ご相談事への対応といったコンサル的お仕事、会議等での講演、依頼原稿等の執筆、家内制手工業的な音楽制作、そして外での演奏(Live) です。
その間を縫って「感動ホラー」という新ジャンルのイベント「壮幸会」を開催していただき、暫しの間放心していたことは当欄でもご報告した通りです。
いずれにしても、これらがバランス栄養食的に自分の時間を埋めて「無職時代」を彩ってくれました。

「○○時代」と言えば、私の人生の最初の定期購読雑誌は旺文社の「中一時代」。CMソングは山口百恵さんの「??私も読んでた中一時代〜」で、予約特典は特製万年筆です。
フレッシュ感爆発の「中一時代」と退職後の「無職時代」を並べて語るのも如何かという気はしますが、自分の現位置を「〇〇時代」と殊更に規定するのも、時には有意義なのです。

その「無職時代」の後にどうするかは未だ定まっていないのですが、様々な職種の色々なお話をいただきながら、世の中には多様なお仕事があるものだなあと改めて思う3ヶ月半でもありました。
こちらはまた改めてご報告させていただきます。

既にSNSのタイムラインにコメント等を頂いておりますが(いつも有難うございます)、今日は60歳という節目の日でした。
今日は飲み会を入れずに、長女・長男が贈ってくれたお酒を飲みながら過ごしています。平日の17時の投稿で現在進行形で「飲んでいる」と書けるのも無職時代ならではであり、自分が雑誌「無職時代」を発刊する際は、昼飲み特集が主要記事(もしくは別冊付録)となりましょう。

2年前の秋、様々な理由から右手親指が自由に動かなくなってリハビリを続けている事は何度か書いた通りですが、今日の未明にとても前向きな変化がありました。
嘘みたいな話だと自分でも思うのですが、自分が生まれそうになって父が産婆さんのところに走ったというのが10月15日の未明の事と聞いていたので、父と亡き母の還暦祝だと思って感謝しながら、今日降りてきた感覚を忘れてしまわないよう復習に励みます。

いつもお付き合い下さっている皆様、ひと還りした二週目もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



2024.9.20 壮幸会
ちょうどひと月前に開催していただきました会。財界さっぽろさんが記事にして下さいました。
仕掛けた側と仕掛けられた側の写真が並ぶと敗北感もひとしおですが(笑)、いつもながら温かい視線での記事に感謝ですし、改めましてお客様も含めた関係の皆様、本当にありがとうございました。



2024.8.31 10/5 (土) 三沢カヅチカLive featuringハシモトコウ
京都大学の藤井聡教授に初めてお会いしたのは、国土交通省道路局の道路経済調査室で課長補佐を務めていた時期で、若手の交通系学識者の方々と道路局補佐達の定期的な勉強会という場でした。
当時は藤井さんも私も30代。特に藤井さん(当時は東工大)は学識側の最若手に近かったと思いますが、その研究や理論は「心理学と交通工学のハイブリッド」といった趣で、私などが書くのも僭越ですが群を抜いて斬新で独創的。様々な点で興味深く勉強させていただきました。
今では、国交省や交通に携わる方であればご承知の通り、押しも押されぬ交通工学やモビリティマネジメント分野の超第一人者です。

一方、自分は藤井さんと政治的な話をしたことはありませんが、東工大から京都大学に移られ、お会いする機会が少し減ったなーと思っていた頃、気が付けば大阪維新の会との大バトルの真っ只中。図らずも新聞・TVを通じて藤井さんの近況を知るようになりました。
少し前は所謂"積極財政派"として内閣官房参与に就くも、当時の安倍総理と袂を分かつ形で辞任したりと、かつて以上に我が道を行かれているご様子。

そして後年、藤井さんと私の共通点と分かったのが、ギターを弾き、ブルースを中心に歌謡曲に至るまでこよなく愛し、節操なく弾いて歌うことでした。
6年前に一度同じような機会があったのですが、先般久し振りにご連絡をいただき、ギターでサポートさせていただくこととなりました。ちなみに「三沢カヅチカ」とはミュージシャンとしての藤井さんのコードです。

TVやYouTubeなどではいつも関西弁で大いに吠えていらっしゃいますが、下掲のご自身の告知文の通り pureに人間付き合いや音楽愛を語られる方でもあります。

藤井さんは開場直前に来札予定なので、ギター2本のみのリハ無し1本勝負。
お申込みフォームも貼りますが、このコメント欄に「行く!」だけでも構いません。
良く言えばアーシー、悪く言えば雑な、お酒を飲みながらの音楽会。
そういうのも好きという方、是非お越し下さい。

▼Info
場所:琴似パトス(地下鉄琴似駅直結)
日時:令和6年10月5日(土)
   開場18:30 開演19:00(予定)
料金:3000円(1ドリンク付き)
定員:50〜60名程度を予定
お申込み:お申込みフォーム コウアワー同様、飲みながら演奏し、終了後は引き続きその場で打ち上げ(¥1,000)という流れです。

<藤井先生ご自身の告知>-------------------------------------
札幌のミュージシャン橋本コウさんとの二度目のジョイントライブ!300席のソロコンサートのチケットを毎度即日完売(!)される超人気ミュージシャンの橋本コウさん。
実は国交省の高級官僚。僕が東工大助教授時代、橋本コウさんは国交省の課長補佐で、よく一緒に勉強したり遅くまで酒を酌み交わしたりしていた旧知の仲…というご縁もあり、5年前に札幌にて初のジョイントライブを開催。
で、この度、北海道局長のご退任を記念してその第二章を開催。三沢カヅチカのオリジナルやブルーススタンダード曲、憂歌団、そして北海道ゆかりのミュージシャン達などなど思いついた曲をあれこれ二人で楽しく演奏します!



2024.8.19 「壮幸会」



今回の国交省退任に当たり、最後の職場となった北海道局を始め、こんな私にも多く方が慰労会的なものを開いて下さり(もしくは予定して下さって)、どれも本当に嬉しく感じています。
逐一それらをSNS等に上げるのもやや違う気がして、直接お礼をお伝えした上で、全て心の中に有り難くしまっているところです。

がしかし、一昨日、劇場コンカリーニョをメイン会場として職場関係者が開催してくれた「壮幸会」なる行事は、規模的な要素から所謂シークレット的仕込みの壮大さに至るまで「ほぼ映画」で、それ故に直接お礼を伝えられていない方も多く、感謝を込めてご報告させていただく次第です。
一度で整理し切れる自信は全くなく、内容が長くなること、また内容を修正しながら補強していくことをお許し下さい。

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「職場関係者が」と書いた通り、今回の行事は「シーニックバイウェイ北海道」という道路行政の取組の20周年記念という建付けで開催されており、開発局の道路関係者や地域の活動団体の方々を中心にご案内したとのこと。
その呼びかけ範囲の全貌までは私も知らされていないのですが、後段述べるキャパシティの関係でお声掛けを断念した方も多数いたと聞いており、私がお詫びするのもかえって主催者側に失礼に当たるかも知れませんが、どうかご容赦下さい。

勘の良い(と前日までは思っていた)私は、「20周年行事」が云わば仮の姿と容易に想像し、幹事達がコウアワーのミュージシャン達にこっそり声を掛けていることも既に把握済です。
要は可愛い後輩達が自分のお疲れ様会を開いてくれ、そこに多少のサプライズや演奏の機会もあるんだろうな、くらいの認識で当日会場に向かいました。 自分の劇場だというのに「開場時間まで絶対に会場に来ないで下さい」と強く釘を刺されたり、見張り番のような元部下が常に近くにいたりと、振り返れば不審な予兆は多々あったのですが…。

指定の時間に劇場に着くと、宴会場のように机、椅子、お酒、お食事が並べられており、道内各地は勿論、東京方面からも含めて会場一杯、約150人もの懐かしい顔が見えます。お盆の最中だというのにこんなにたくさん…と思うと、嬉しさよりも申し訳なさが先に湧いてきます。
そうして会が始まり、「シーニック20周年行事」はほぼ15分で終了。看板も「壮幸会」という宗教法人のような名前に掛け代わりました。

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結論から書くと、想定の範囲内だったのはギリギリここまでの僅か15分間でして、面目次第もありません。
「では第二会場を呼んでみましょう」という司会者の声に、「またベタなネタを…」と思って会場のスクリーンを見たら、本当に近くのホテルにいる同じく150人規模の方々が映っています。
机や椅子等を考慮するとコンカリーニョは150が限界で、やむなく第二会場を用意して移っていただいたとのこと。
第二会場との間を行き来する車両と運転手も用意されています。
何人ものプロの技術者や複数台のTV局仕様の機器・カメラ等が投入されており、第一会場と第二会場との間のリアルタイムの通信環境は、音声・映像共にハイクォリティで完璧に確保されていました。
これらを完全に秘密裏に貫徹した遂行力や、第二会場のお客様の口の固さ(本当に一切漏れてこなかった)等々には、驚きを超えて敬服しかありません。

使われた映像素材は計3本で、10歳の時に拾ったギターを演奏している映像を背景に始まる「半生映像」では、スタッフの甥っ子まで投入されてギター回収シーンが再現されていました…。
https://youtu.be/XmDnkuoEpWY
この後半の「就職編」では、オフィスキューの北川久仁子さんがナレーションを付けて下さっていて、さすがのクォリティで花を添えていただきました。

2本目は5月に開催したコウアワーの映像だったのですが、途中に(撮っていたことも全く知らなかった)アワーズ一人一人のインタビューが挟まれています。長い付き合いの彼らの温かい言葉には、さすがにグッとくるものがありました。
https://youtu.be/J1gSo-tU5P0

その後、第二会場に一旦移動し、第一会場に入れないお詫びとお礼をお伝えした上で、短く演奏。
第一会場に戻ってアワーズの演奏に移り、シーニックのテーマソング「街道唱歌」や、先日ご紹介した9期計画号への感謝を込めた「ポロクルソング」などを課題曲として演奏させていただきました。
ちなみに私が着ているのは、退任の日に北海道局の皆さんが作ってくれた、(現時点では)この世に一枚の「9期計画Tシャツ」です。

そして会の最後となり、プログラムは主催者代表である和泉晶裕さんとの「対談」。
私が長い間、最も近くでお仕えしたと勝手に自負している方で、開発局長〜北海道局長という同じキャリアを歩ませていただいた直近の先輩でもあります。
ただ、それにしてもライブまで終えた後に「対談」という流れは明らかに不自然。しかも相手が和泉さんだけにここだけはMaxに警戒していたのですが、遥か上から爆撃されました。

つまりここで分かったことは、このイベントの仕込みは約1年前から既に始まっていて、和泉さん達スタッフは大学時代に長女桜がいた釧路に飛び、バイト先で桜のインタビューを収録。
更にそれに飽き足らずに長男伶のいる長崎に桜まで連れて飛び、長崎で飲んだり周遊したりしながら同じくインタビューを収録していたのでした。
今年3月31日、私が桜と一緒に長崎に行って3人で過ごしたことを感慨深く書かせていただきましたが、その時点でとうに取材班は現地入りを済ませており、親の私は大きく後塵を拝していたと知りました。

対談中の舞台の上、何を見せられているか理解できない写真や映像の連続に、画像合成等を疑いながら徐々に狼狽えていく私。
会場にいた方はご覧の通り、スタッフ達や桜・伶の口の堅さも含め、知らなかったことが次々に明かされていく恐怖に何度も椅子を立ち上がって震えました。
3本目の映像は、そこで流された2人と取材班の映像です。
これで泣かずに耐えられる親がいたらその極意を紹介していただきたいという内容でした…。
https://www.youtube.com/watch?v=1QvT0KG5Zdw

度重なるサプライズのボディブローによる激しい心身の消耗、上記の恐怖心、そして泣き疲れ。
精魂尽き果て、セミの抜け殻のようになっていた私の横に、札幌にいないはずの桜と伶が立っているという最終兵器が発動され、一瞬気を失ったようになってこの「ほぼ映画」は終了しました。

内容は随時補強してまいります。
とてもお一人お一人はご紹介できませんが、関係された方、足を運んで下さった方、全ての方々に対し、本当に心からお礼を申し上げます。



2024.8.7 ポロクル9期計画号

札幌に「ポロクル」という名前のサイクルシェアリングがあります。同じポロクルという名前のNPO法人が運営しています。
今でこそ首都圏を始めとして全国に多数の事例が広がっているサイクルシェアリングですが、今から15年も前の2009年、しかも積雪により数カ月が走行不能という圧倒的に不利な環境下の札幌で始まったチャレンジでした。

私も道路政策的な立場から関わらせていただいた一方、それとは別に、スタート時の独特の熱気の中で、「ポロクルソング」というテーマソングを制作する(せねばならない)という謎の展開ともなりました。
時は2010年の8月、場所は夏休みで妻と2人の子供が先に帰省した東京都北区赤羽の宿舎。一人多重録音によりカラオケを作り、最後は近所迷惑回避のため布団の中で歌を録ったあの夏のことは、今も忘れられません。

あれから15年。
NPO法人ポロクルが、第9期北海道総合開発計画にちなんだ「ポロクル9期計画号」を特製して下さいました!
昨日そのお披露目があり、新聞・テレビでも取り上げていただいています。
人間、互いの頑張りが、いつどこでどういう形で再び出会うことになるかなど勿論知る由もありませんが、様々な方が関わって作り上げたという点で同じな15年前と数カ月前の熱量の記憶を思いがけず繋いでくれた日でした。

▼ HTBニュース
https://youtu.be/w0SQab0PZXY
▼ 北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1047735/
▼ポロクルソング
http://www.koh-h.tv/4ch/porocle_song.html



2024.7.28 前向きな, ハシビロコウのような鳥の話

今年も7月28日、妻利江さんの誕生日&命日がやって来ました。
4年になりました。生きてくれていればまだ51歳です。

去年のこの日はFacebookに
「亡くなった年は札幌も本当に暑く、今の東京の快晴と猛暑が、あの日のことを克明に思い出させてくれます。苦しい上に暑くて辛いだろうな…と思いながら、既に意識も混濁して返事のない会話を続けていたことを思い出しています」
と書いていました。

今年も連日暑いのですが、今日だけは曇りがちで気温も低く、少なくとも体感から自動的に記憶が呼び覚まされる要素がありません。
4年が経ち、フラッシュバックで苦しい思いをしないよう気遣ってくれたのかなと勝手に考えて過ごしています。

亡くなった年の一年、自分はおよそありとあらゆるものに後悔ばかり感じて過ごしていました。
色々な事に苛まれつつ、忙しかった仕事や、お酒・ギターなどに逃げ込んで脱け出すことの繰り返しでした。
ただ、「時間」というものに救ってもらっているのか、こうしたものが和らいでいることは確かのような気がします。

今日は午前中、何となく気が向いて本当に久し振りに、Beatlesの赤盤を聴いていました。
聴き過ぎて音が悪くなり、レコードを買い替えたくらいの「赤・青」なのに、あろうことか Yesterdayが終わった後に「あれ、赤盤ってこれで終わりだっけ?」と思う瞬間があったのです(実際は1枚目の最後で2枚目に続きます)。
Beatlesと過去の自分に伏して詫びるべき失態ですが、それはそれとして、CDを確認して視覚に刺さってきたのが2枚目のリンゴの切口断面のほうのデザインでした。

初めてこのデザインを見た中学生当時、このようにデザインを描き分けるセンスに圧倒され、カッコいいなあと思ったものでした。
翻って自分が仕事を辞し、退職後初めて妻の命日を迎えた今日、自分にも「こっち側の2枚目」があることを教えてくれたような、不思議なほど不意で貴重な瞬間でした。

昨日、近くの琴似発寒川沿いを歩いていた時に、「あれはハシビロコウか!?」と早とちりするような割とデカい鳥が直立していて、そいつが遠くを眺めていました。
いみじくも赤盤2枚目の1曲目は「Help!」です。
想像するにこの鳥は恐らく自分で、これからの人生のB面も、あれこれと周囲の方々に助けてもらいながら過ごしていくのでしょう。

毎年同じことを書いていますが、気遣って下さっている皆様には感謝しかありません。
この1年も、本当にありがとうございました。



2024.7.18 退職のご挨拶


Facebookに定期的に表示される「〇年前の写真」。
そこに、10年前に三軒茶屋の宿舎に住んでいた頃に、魅惑の三茶三角地帯で撮った写真が表示されました。

我ながらこの風景を記録した着想を褒めてやりたいところですが、「10年前」という事は、ここから自分の役人生活の最後の10年が始まったわけで、急速に「重要な一枚」という感慨が湧いてきました。2体の河童はこんなに緊張感がないというのに。

当時長女は中1、長男は小4で、単身赴任に向かう朝に一緒にゴミ捨てに行って、ゴミステーションから手を振られながら離れた光景を今も思い出します。
妻の癌が分かったのもこの単身赴任の終了直後でしたので、この頃はみんな元気でした。

そこから10年が経ち。辞める前日のテンパった模様は現場から中継したところですが、無事に翌7月1日、退職となりました。
当日は様々な行事がありました。その瞬間瞬間と、一緒だった方々の表情や光景の記憶は一生忘れることがないでしょう。
支えて下さった方々への感謝は、とても簡単には言葉になりません。

自分が職に就いたのは1992年。そこから32年と3か月を振り返ろうとすると当然ながら相当な尺を要します。逡巡していた私に、3年前の財界さっぽろ誌の「半生」の存在が蘇りました。
自分が北海道開発局長に就かせていただいた際の特集の一部で、編集部から依頼を受けたライター小西由稀さんが、絶妙に上手にかつ温かくまとめて下さった記事です。
これなら読んでいただきやすいですし、何より自分自身が読み返しながら、記事の外の事柄も含め、32年余の間で関わって下さった方々への気持ちを異常な振幅で蘇らせています。

他方、東京での全ての出来事が終わって札幌の自宅に戻ってきた日の気持ちもまた、忘れられません。
この退職を報告する相手がいないのです。「ありがとう」と伝える相手がいないのです。
スーツケースを引いて帰宅し、遺影の前でただただ涙を流して頭を下げていました。

そんな「私」も「公」も、いつも気遣いながら見守って下さっていた皆さん。
改めて、本当に本当にありがとうございました。
退職のご挨拶とさせていただきます。



2024.6.30 最後の日




報道等でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、7月1日付で無事に退任の運びとなり、あと2時間ほどで自分の役人生活も終了致します。
本来、感慨に浸って独りワイングラスでも傾けているべきところなのですが、今月は土・日にことごとく出張が重なって引越も退任の準備も全く出来なかったため、昨日&本日で決死隊のごとく作業を行いました。行いましたというか、正確には22時になる現在も行っています。

まずは、ヘビーだった2年間を共にした単身赴任宿舎。
終わってしまえば何事も無かったように、すましています。ありがとう、宿舎!

そしてすぐさま職場へ。
色々片付けをしていたら、昨年2月に送られてきた給水停止予告書が発見されました。何故こんな事に追い込まれたのか、自分でも覚えていないのですが、この立場で水道を止められたとなるとなかなかのインパクト。折しも今年度から水道行政が厚労省から国交省に移管したタイミングでもあります。

現在も作業が終わらないのですが、24時を過ぎると私は身分を失い、深夜に省内に居座る単なる不審者。
日曜の深夜なのでさすがに暗い霞が関の写真を記念に撮り、再び作業に邁進します。
退任し、札幌に戻って全てが終了しましたら、改めてお伝えさせていただいたいと思いますが、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

追記)
終了し、ホテルのある八丁堀駅にちょうど0:00に着きました!



2024.5.19



4月から続いていた新計画関連の講演行脚が先週末でようやく終わり、GWの「振替アワー」関連の楽器・物品と併せ、1ヶ月半分の片付けに朝から勤しんでいます。
勿論キクロンはフル稼働中です。

タイミング良く「財界さっぽろ」さんが今月号で双方を記事にして下さいました。
長女との「競演」については様々な背景を絶妙な力加減で描いてくれており、いつもながら温かい目線にしみじみ感謝です。

自分自身、記事を読みながら一か月半の色々な場面が思い出され、様々な感情が増幅中で、片付け半ばなのにビールを飲み始めてしまわないか、全く自信がありません。
記事にも、また改めて関係の皆様にも、ありがとうございました。



2024.5.13 キクロン使用レポート



振替アワーを挟んで、引き続き先日策定の北海道総合開発計画に関する講演の機会をいただき(ありがとうございます)、今週は函館と都内の学会です。
とは言え、タイムラインに上げて下さったご投稿にも全然反応できていない上(申し訳ありません)、楽器もまともに片付いておらず、更に身の回りも散らかってきて。
空港に向かう前にせめて洗い物だけでも完徹すべくキッチンに立ったのですが、ここで私は、ちょうど昨日、スポンジが汚れていたのでストックもないのに処分してしまった事を思い出しました。

ここまでですと昨年秋のソーメン案件のような迂闊な出来事。
しかし今回の私は、3年半前に、スポンジ「キクロン」を購入して保管していた事を思い出したのです。

3年半前というのは、ご承知の通り本格的に主夫業に邁進するため、スーパーでの行動半径も広がった頃。そして初めて足を踏み入れたゾーンに居たのがこのご婦人です。
凄まじいインパクト。驚いたなんてもんじゃありません。
その時は怯んでしまい、写真を撮るだけで帰ってきたのですが、やはりどうしても気になって、その後に購入したのでした。
但しこの袋を開けて実際に使用するとなると何故か憚られるものがあり。一方キクロンの側にしてみれば、使われもしないのに何故か単身赴任の荷物に加えられ。
互いに不毛だった3年半でしたが、今般不意に展開したのです。

私のようなビギナーが紹介するのも僭越ですが、調査によるとキクロンは1960年誕生のスポンジ。コピーは「世界初、洗う・磨くを兼ね備えた貼り合わせスポンジのスダンダード」と高らかです。
ご婦人に関する解説を抜粋すると(原文まま)、
・ハイブリッドなタワシを浸透させるため、主婦の憧れ像として描かれた。
・真珠のネックレスをしながらエプロン姿でキッチンに立つ姿はまさにセレブと言える。
・ドイツ人の父と台湾人の母を持つハーフ。
と、やりたい放題。
他方でお名前は「キクロンおばさん」という今日的に不適切なもので、時代の迷い子のような存在と言えるでしょう。

肝心の使用感ですが、100円ショップにて5個1パック等で売られているものとは流石に大きく違いました。きっとご愛用の方も多いのかと。
私はまだコップ2つとお皿1枚を洗っただけなので、深い探究は出張終了後となりますが、いずれにしても自分自身想定外のキクロン投入により、今日のピンチを無事乗り切ったのです。

ホームページの別項によれば、売上累計は8億個=地球2周分以上との事。イメージ図を見ると、既に地球はキクロンにグルグル巻きにされておりました。
皆さんも注意しながら親しみましょう。



2024.5.4 お礼・振替アワー


お一人お一人に十分ご挨拶できず、その点がとても心残りですが、振替アワーを無事終了する事ができました。
出演者・関係者が毎回異口同音に言うことですが、とにかくお客様が温かく、その皆さんが作ってくれるあの空気に、4年という長いブランクを埋めていただきました。
勿論、ご覧の通りの歌・楽器の達人達や有能なスタッフチームの完璧なサポートにも、感謝しかありません。

今日は10時から解体作業で、自分も楽器・機材や頂戴した沢山のご厚志を運びに劇場に入り、改めて「ありがたかったな」という気持ちが蘇ってきました。

一月の三連休の中日で固定している新春アワー。
来年の暦を確認すると、1月12日(日)となります。
ご都合が許すようでしたら、是非またお越し下さい。

本当にありがとうございました。



2024.5.2 アワー事務連絡


コウアワー前日の今日、休暇をいただいて札幌に戻り、現在舞台設営等の真っ最中です。
行き届いていないことが多すぎて、自分主演のパニック映画を見ているようですが、思えば33年間・26度目のコウアワー、毎回こうだったわけで、ここから明日の終演まで一気に楽しく頑張ります!

そんな弱った橋本を元気付けようとしてくれたかのような、本日の日経コラム「交遊抄」。北海道銀行の兼間頭取が書いてくれました。
「元気付けようとしてくれたかのような」と書いた理由は簡単で、兼間君が書いてくれたような存在では(謙遜でも何でもなく)一切なかったからに他なりません。
が、「歌う歌は異なれど」という格調の高い表題、「共通の思いで」と書いてくれる優しさ、プライベートへの気遣い、何より日経全国版の看板コラムからの執筆依頼という他人が羨むような機会をこんな自分に関する話題に費やしてくれた事。
率直に嬉しく、ただただ光栄に感じています。



2024.4.30 アワー事務連絡


ほぼ命綱となる貴重な休日を迎え、振替アワーに関する連絡事項を整理致しました。
ご来場の皆さま、計6点、どうかご一読お願い致します。

またこれとは別に2点、お伝えさせて下さい。

------------------
こんな話で恐縮ですが、前回2020年に新春アワーを開催した時は、まだ妻が生きていた頃でした。ただし癌も進んでいたので観戦はできず。
丁度その年に大学に入った長女は歌が好きで、自宅で良く自分と一緒に歌っていたこともあり、次回は何か一緒にやって、その映像を見せて元気になってもらおうと考えていたものです。
結果的に妻はその年の夏に亡くなりまして、その企画自体意味を失ってしまいましたが、天に届くこともあるだろうと思い、最初で最後の機会、一緒に演奏させていただきたいと考えています。
「タイムマシンがあればなー」と本気で思っていた頃でしたので、曲は「タイムマシンにお願い」で、後半1曲目の予定です。
私的過ぎて申し訳ない上に、サプライズみたいにするのも親バカ的で避けたく、何もかもネタバラシしている次第です。
当日網走からやってきてリハの暇もなく本番という無理筋企画ですが、どうか温かい目で観てやって下さい。

2点目です。
過去にご来場の方はお分かりの通り、いつしかライブの模様を超高画質&高音質で無償(本当に一円も受け取って下さらない)で記録して下さるようになった、TV映像界・ドローン界の巨匠の皆さん達。
最後の役人アワーとなる可能性の高い今回、記録映像的に撮りたいと仰って下さり、バックステージやリハを含めて撮影いただく予定です。「何故私なんかを」と本当に毎回思うのですが、ありがたく感じています。
むやみにプライバシーを侵害するような方達ではありませんが、撮影されるとお困りという方は、予めカメラが向かわない箇所を設けるなど配慮致しますので、どうぞ仰って下さい。
以上、長文失礼致しました。
劇場でお会いできるのを楽しみにしております。

------以下、連絡事項です------
1.ご入場
ようやく昨日印刷発注したチケット。当然ながら事前にご購入いただく必要は全くございませんので、直接受付にお越しの上、お名前を仰っていただければと存じます。
スタッフが受付名簿と照合し、代金3千円を申し受け、チケットをお渡してご入場いただきます

2.お席
全席自由で、図の通り、前方平場席約120、階段状の客席約160です。
どんな位置でも観やすい劇場だとは思っておりますが、希望の位置がある場合はお早めにご来場下さい。
また10名以上でお越しの幾つかの団体様の場合、バラバラにさせてしまうのも心苦しく、一団のお席を仮押さえしておきたいと思います。嫌な感じにならないよう、階段席の中央部は避けた位置に致しますのでご容赦下さい。
できれば私自身も開場中の場内整理に当たりたいと思いますので、ご不便・ご不満等がありましたら遠慮なくお申し付け下さい。

3.One Drink
入場後、カウンターでお受取り下さい。
缶ビール、缶チューハイ、ソフトドリンクをご用意しております。

4.持ち込み
お酒やフードなど、一切制約ありません。
ゴミのお持ち帰りだけご協力下さい。

5.場内販売
NPO法人コンカリーニョが、生ビール700円で販売予定です。売り子が回遊致しますので、少々お高いのですがご利用下さい。
なお以前は屋台も設置しておりましたが、お席を確保する関係でドリンクのみ販売の予定です。

6.打ち上げ
終了後はその場で打ち上げを行っております。
別途料金は不要で、残った飲み物を有料で販売したり、頂戴したご厚志を皆さんでいただいたり、という感じでダラダラ飲んでいます。是非ご参加下さい。




2024.4.14 お礼


週末に少し時間ができたので、2カ月振りくらいに札幌の自宅に戻りました。嬉しくなるような、とても穏やかな天気です。
久しぶりなので家の中がどうなっているか緊張してドアを開けましたが、先月帰省していた長女・長男が、長く処分できなかった大型ごみや割れ物ごみ等を車に積んで処理場ツアーを敢行してくれており、過去イチ整然としていました。
コストコで買ったらしい大量の日用品もストックされており、そう遠くない将来の一人暮らし体制は万全です。

さて、先日告知させていただいた2つの行事は、シンポジウム200席、ライブ280席、共に満席のご予約をいただいております。何というか、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
シンポジウムのほうは多少の座席追加を行っており、500のオンライン枠も(確か)まだ少し残枠があったかと思います。ご関心を寄せていただけるようでしたらアクセスしてみて下さい。
https://forms.office.com/r/iFymmkFzfZ



2024.4.1 


先日閣議決定された第9期の北海道総合開発計画。
4/1本日より計画期間のスタートとなり、札幌にてキックオフイベントを設けました。

日時:4月24日(水)14:00〜16:30
場所:アスティ45 (札幌市中央区北4条西5)4階ホール
定員:会場200 名、オンライン500 名
入場無料

パネリストとしてご登壇いただく森崎さん、丸谷さん、真弓さん、小金澤さんには、本当に快く応じて下さって感謝しかありません。
橋本も主催者として冒頭20分程のプレゼン等をさせていただく予定です。
全然詳しく書けておりませんが、取り急ぎお知らせを。
皆様アスティ45でお待ちしております。勿論オンラインでも!

お申し込みはこちらから
https://forms.office.com/r/iFymmkFzfZ



2024.3.31 年度の終わり




長女の桜が大学を卒業し、明日から網走市の小学校に赴任することとなりました。
目論んでいた離島とはなりませんでしたが、とても喜んでいて、引越の状況等を知らせて来ます。

今後は簡単に機会も作れないだろうと思い、長女の卒業式後、2人で長男のいる長崎を訪ねました。
3人で旅行したのは、妻が亡くなった少し後の秋に遠出をして以来です。
あの頃自分を包んでいたのは、悲嘆とは別に、朝食・夕食・お弁当作りを含めて2人をちゃんと育てられるのかという大きな不安でした。
あれから3年半、自立に向けて生きている2人を見て、自分も半分卒業したかのような感慨がありました。

明日からまた新しい年度です。
北海道開発局時代の2年前、北大副学長の長谷山教授の研究室と連携してインフラの維持管理に対するAI活用を開始したのですが、その縁で招聘を受け、客員教授を仰せつかることになりました。と言っても役割は方向性に対するアドバイザー的なもので、特段の実態勤務もありません。
放校寸前だった自分が客員教授なんて悪い冗談としか思えないという方が大勢いらっしゃると思いますが、誰より私が一番そう思っていますのでお赦し下さい。

自分の任期が今国会明けの6月末とすれば、役人人生も残り3カ月です。
もう暫し宜しくお願い致します。



2024.3.27 ウポポイ誘客促進戦略


国土交通省北海道局長という自分の立場は、内閣官房アイヌ総合政策室という組織にも属しており、アイヌ文化の振興や普及啓発に関する施策を担当しております。
今年度は初めて、海外にあるご遺骨の一部の返還の実現に至りましたが、その過程で自分自身、明治〜大正期の自然人類学の潮流等に関する数多くの学びがありました。

人の思想信条に所謂「右・左」があるとすれば、アイヌ政策はそのどちらからも批判の的となる、率直に極めて難しい政策です。
差別的で敵対的な言葉を投げかける側からは、私達のアイヌ政策自体が不要・無駄とされます。
一方、リベラルの立場のマスコミからは、現在の政策の足らざるところを常時厳しくご批判いただきます。
またステレオタイプで語りたい方には「不都合な真実」となるような、様々な内部の関係性・対立もあります。

ただそうした複雑性はありつつも、俯瞰して考えれば差別的な側の声が支配的になることは悲劇であり、それを避けるためにも、自分達の目指す方向性にご理解をいただけるよう、足らざるところを改善して行きたいと思っています。

記事にある「ウポポイ」は、3年半ほど前に北海道白老町に作られた施設です。
ウポポイWebSite

コロナの猛威が最大だった中での開業で、関係者の方が懸命に運営して下さいましたが、昨年5月のコロナ5類分類後も入場者数が上向いておりません。
こうした状況について、昨年秋、国交省の政策をチェックする外部委員会から厳しいご指摘をいただきました。

確かにコロナ禍の中で「懸命」ではあったとしても、「誰に」「何を」といった根本的な考え方が十分ではなかったかも知れません。
今一度、様々な専門性をもった方々にお願いし、約半年間ご議論いただきまして取りまとめ、昨日公表致しました。
ウポポイ誘客促進戦略

先日お伝えした約10年に一度の北海道総合開発計画と、今回の初めての試みと。
どちらも同時に区切りに至り、正直なところ言い難い安堵や脱力に包まれかけていますが、どちらも作ることが目的ではないのて、4月から一生懸命取り組んでまいります。
皆様もどうかウポポイに足を運んでいただき、改善すべき点がありましたら、ご指摘下さればと思います。



2024.3.13 第9期北海道総合開発計画






私が携わっています北海道開発という政策は、"国の政策として地域開発を行う"という、歴史的経緯も背景としたある種特殊な政策で、概ね10年間の長期計画を政府として策定した上で、現地の北海道開発局と共に関連政策や事業を進めています。

この「10年に一度」という改定期にぶち当たるか否かは完全に他律的(簡単に言うと運・不運)で、今回は巡り合わせあって自分がその任を務めさせていただきました。
案を起草し、昨年2月に国土審議会という第三者委員会に諮問し、累次の議論の末に答申を受け、昨日の閣議にかけられ、決定の運びとなりました。 北海道新聞が、2つの記事及びインタビューで掲載して下さった上、QRコードからのデジタル版では、実に4千数百字の規模で取り上げて下さいました。本当に有り難く思っています。
北海道新聞 デジタル版

論点や方向性、本州以南と全く異なる北海道の地域構造、生産空間という概念、それを導くためのデータやエビデンス…等々、書き出すと収まりがつかないので控えますが、お時間がありましたら、記事や計画冒頭の前文だけでもお読みいただければと思います。
第9期北海道総合開発計画

一点だけ、第1期計画は昭和26年度で、そのポスターは時代もあって何とも味わい深く。そこへのオマージュも込めて新計画のポスターを制作中です。
1期計画ポスターのテイストに加え、食料、観光、カーボンニュートラルといった政策の軸を要素としつつ、せっかくなのでこれらを今日的技術であるAIに放り込み。出力されたものをベースに、人力で加工中のものがこれです。
デジタル記事ではそのあたりも温かく掘り下げて下さっています。
是非可愛がってやって下さい。



2024.2.1 【急告】5月3日(金・祝)コウアワー

鬼のような一月が終わりました。
3年振りに開催を予定していた新春アワーも、能登の震災や空港事故等受け中止としました。
そもそもFacebookで告知して程なく満席となり、こちらでお知らせ自体できなく本当に申し訳ありません。

被災地の状況を見れば中止も当然ではあったのですが、この日に予定を合わせてくれたお客様、演者・スタッフに対する申し訳なさや自分の落胆も大きく。
そんな私を不憫に思ったのか、出演のミュージシャン、舞台監督・音響・照明の技術陣、コンカリーニョのスタッフ等が日程の再調整に協力してくれ、誰も欠けることなく振替アワー開催の運びとなりました。ただただ感謝しかありません。
日程は 5月3日(金・祝)。覚え方は「5.3=幸サン」です。

礼儀として1.7ご来場予定の皆様に先にご案内し、250名程の方に改めてご予約いただきましたが、当然ながらご都合の悪い方もいらっしゃり(申し訳ありません…)、50席程の受付が可能となっています。
ご来場いただける方はメールにてご連絡いただければと幸いです。
mail@koh-h.tv
(↑「@」は全角表記になっていますので、半角にしてお送り下さい)
お待ちしております。

中止になるなど夢にも思っていなかった昨年末、ご来場予定の皆さんにお送りしたWelcome動画。日程を修正して貼らせていただきます。

能登の被災現場は今なお厳しい状況ですが、一ヶ月経過という機会に告知させていただきました。ご容赦下さい。



2024.1.1 『儚』

年末に札幌に帰り、長女・長男も大晦日に帰ってきて、元旦の夕食は海鮮鍋を作ってくれるとのこと。2人が食材の買い出しに出かけた矢先に入った地震の一報でした。
政府、国交省で相次いで災害対策本部が立ち上がり、私も大急ぎで東京に戻る飛行機を探していると、2人が帰ってきて猛スピードで準備をしています。JRで新千歳空港に向かうまでの僅かな間に一緒に食べました。泣けるほど美味しい鍋でした。

東日本大震災が起きた2011年は家族で東京にいた時期で、グシャグシャになった部屋の隅に防災頭巾を被って座っていた2人の表情は今も頭から離れません。
あれから13年。同じようにテレビから緊急地震速報の警報音が流れ続ける中、2人と別れて東京に向かいました。本当なら続いていたはずの楽しい時間を思って感じた儚さは、言葉になりません。

まして被災された方々。
お正月の家族での幸せな時間などを想像すると、感じた儚さもその比ではないことでしょう。
そんなことを考えながら新千歳空港から1時間ほど飛行機に乗っていると、遠くに元旦の東京の灯りが見え始めます。
これとて首都直下型地震が起きれば一瞬で消えてしまう儚いもの。日本海溝・千島海溝、南海トラフ等々も然りです。
科学の予想が外れ、結局起こることがありませんようにと思わずにはいられない機内の時間でした。

自分自身楽しみにしていた当面の予定も、全て一旦キャンセルさせていただいております。ご容赦下さい。
「儚」から始まる2024年です。



2023.9.3 ためになる実験の話


なかなか涼しくならないので、昨日はそうめんを食べようと、麺と麺つゆを購入。帰宅後、大変楽しみに麺を茹で始めたのですが…
茹で上がる直前、そういえばこの家にはザルがないという重大な事実に、1年以上住んでいて初めて気付きました。
転居時に揃えた調理器具の中に、何故ザルを加えなかったのか…自分を激しく呪います。

容赦なく茹で上がる麺。
が、昨日の私の脳内は比較的好調で、いつぞやニトリで購入したフライパン蓋の蒸気穴が、スリット状かつ蓋の縁端部に位置している事に思い至りました。
これを活用してカップ焼きそばの湯切りの要領でお湯を捨て、何度か冷水を入れて同様に水切りすれば、さほど時間のロスなくそーめんを食べられる状態になるはず。

緊急事態を打開する発見に、興奮が止まりません。しかし結論から言うと、この試みは失敗しました。
この日の私はソーメンを買うこと自体が久し振りで(だからこんな事になっているのですが)、奮発して「揖保乃糸」を購入したことが裏目に出たのです。
即ち、通常よりも細い揖保乃糸の麺は、約3mmのスリットを容易にすり抜けて行き、期待した「カップ焼きそば湯切り効果」は得られませんでした。

勿論、少なからず落胆しました。
が、同時に自分の「理科の心」が刺激され、深夜のコンビニで幾つか麺を買い、夜→朝→昼と食事を兼ねた実験を続けました。
エントリーは、普通のそうめん、うどん、蕎麦など。
結果は「揖保乃糸」以外、多少の漏逸はあっても殆どが蒸気穴で無事に堰き止められるという、これまたダメ押し的に残念なものに(図)。
せめて私の実験が浮かばれるよう、蒸気穴の多目的な活用を考えている方は(←そんな方がいれば)、参考にされて下さい。
「そうめんやっぱり揖保乃糸」という歌詞も、時と場合によることが分かりました。

それにしても、
ようやく私は100円ショップでザルを買って使ったのですが、「便利」なんて言葉では全く足りず、「便利過ぎ」でも失礼に感じるくらい。
目の前にある100円のザル。この価値は、今回の実験を経なければ決して認識することがなかったことでしょう。

ネガティブな比喩等で使われることすら多い「ザル」。
自分に様々な角度からの自省を促した、一連の実験でした。



2023.8.19 


何日かお休みをいただき、15日まで札幌に帰省しました。
前回の帰宅時から一か月以上。最初にして最大の緊張の瞬間は、無人の自宅への入室時です。

空き巣で部屋中荒らされていないか…といった今日的な心配ではなく、この猛暑の中、自宅が動植物の楽園になっていないかという、結構大真面目な不安です。
鍵を開ける瞬間、図鑑で見たシダ類や熱帯生物の残像がチラつきます。
が、幸い自宅内で有機物は確認されませんでした。
この先1年はこんな心配をしなければならないと考えると憂鬱で、早く涼しい季節になることを待ち望んでいます。

8/12に開催しました劇場の感謝のイベント、たくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。
30分とはいえ、3年半振りのコウアワーズでの演奏です。
音楽そのものは勿論、音楽を一緒に奏でる友人達、その音楽を聴いて下さる皆さん…全てがつくづく良いなと、改めて感じておりました。
不調の親指の状態や、謎に輝く右手の爪のことも案じていただき申し訳ありません。
不自由なりに弾きたいことは弾けるようになっている気がしています。

そして打ち上げに残って下さった方にはご覧いただいた通り、この日は前日に帰省してきた長女・長男も参加してきました。
終始皆さんが温かく構って下さったおかげで2人とも本当に楽しく過ごしたようで、翌日3人でお墓参りに行った際もずっと楽しかったと話しておりました。

家族の写真をSNSに上げたことは殆ど無い自分ですが、今回ばかりはお礼を込めまして。
頂いたご厚志を順次ご紹介しながら会場の皆さんにお配りさせていただいている際の写真です。
様々なお気遣い、本当にありがとうございました。



2023.7.29 


昨日は自分でも何だかしんみりしたので(そういう日なので当然ですが)、久しぶりに隅田川沿いに来て、遠くの花火を眺めています。

潮の香りがもう何とも言えずに良く、土木史に燦然と輝く名橋清洲橋の向こう、スカイツリーの横にぼんぼりのような花火が見えます。

東京に初めて来た頃は、「The東京の花火」を観に、浴衣を着て相当遠くまでも行ったものですが、その後生まれた長女桜は大きな音が怖かったらしく、ずっと耳を塞いで目を閉じていて、それはそれで可愛かったのですが花火ツアーは終了しました。

あれから20年振りの隅田川の花火。
こんなにも人を巡る環境というのは変わり続けるものなんだなーと思いながら、眺めています。



2023.7.28 


今日7月28日は妻の命日で、
あの日から3年が経ちました。
誕生日に亡くなった妻は、生きていればちょうど50歳です。

あの年は札幌も本当に暑く、今の東京の快晴と猛暑があの日のことを思い出させてくれます。
苦しい上に暑いだろうな…と思いながら、既に意識も混濁して返事のない会話を続けていたことを今も思い出します。
ちなみに今日は釧路も長崎も同じように晴れたよう。元気に暮らしている二人の姿は見せて上げたいと、心から思います。

今日は不思議なこともありました。
妻の死後、少なくとも子供二人を自立させるまでは死ぬわけにはいかないと、人間ドックとは別に定期的にがん検診を受けるようになり、幸いこれまで5段階の最低=A判定が続いていたのですが、6月上旬、突然「D=がんリスク高」と判定されました。
BとかCを飛び越えてDですし、何年か前なら動揺も大きかったと思うのですが、幸い2人の子供も大学生になりました。
自分も公私それなりに起伏の多い人生だった気はしますし、「そりゃ、そうもなるわな」とか「8月が最後の演奏の機会かな」といったことを考えつつ、不思議なくらい冷静に受け入れていたという日々でした。

ただ生命保険のこともあるしと思い、高額ではありますがPET検査を受けまして、一か月余り。
その結果が見計らったように今日届きまして、開くと「全身に明らかな悪性病変を疑う所見は認めません」とのこと。
それなりの覚悟も出来ていたので逆にビックリで、妻が命日記念にがん細胞を一旦どこかに持っていってくれたと、勝手に思っています。
利江さん、お誕生日おめでとう&ありがとう。

一方で、長い間見守って下さった皆さんにますます心配をかけるようなことを、どうしても言えませんでした。申し訳ありません。
そして改めまして、これまでの間、本当にありがとうございました。



2023.7.24 続・ギター弾きとしての転機【相談編】


そんなわけでピックという基本的な道具が持てなくなった私は、指でピックの機能を補うべく、今日もリハビリ中です。
数多くはありませんが、ギターを指で弾く素晴らしいギタリストの存在は心の支えです。
先日亡くなったジェフ・ベックさん、ブルース・ギタリストの巨人アルバート・キングさん、そして一番好きな日本人ギタリスト吾妻光良さん。

しかし指弾きギタリストに転身するためにはもう一つ課題があり、それは生まれつき短い上にとても薄くて弱い爪。
指の先端から2〜3mm程短い位置までしか爪の先端がなく、爪で弦を弾きたいので爪を伸ばすとすぐ反り返ってしまって使い物になりません。また薄くて弱いため、弦を強く弾き下ろしただけで簡単に割れてしまいます。
ガッカリな自分の爪…。

そこで本日の「相談編」へと至ります。
指弾きギタリストに転身するために探し続けているのが、爪の補強材料です。
負傷から半年以上、自分も自分なりに色々と探しては購入し、試しました。

現時点でのベストが、
@ 塗るタイプ:Rooro アクティブネイルハードナー
A 貼るタイプ:Incoco 貼るだけマニキュア
です(写真)。

@は「ハードナー」というくらいなので文字通り補強コートで、こんな自分の爪でも割れることが一切無くなり、速乾性も高く。
但し、16ビートのカッティングの曲、例えばボ・ガンボスさんの「泥んこ道を二人で」を1曲弾くと、弦に当たり続けた範囲が剥がれて地肌ならぬ地爪が露出します。
その点で、Aはその弱点もありません。ジェルタイプはどうしてもアタックがソフトになり、厚めのプラスチックタイプは操作性に大きく劣りますが、これはほぼ爪と同様のアタックが維持され、薄く張られている分、爪と同体化した感覚です。
「貼り&剥がし」の繰り返しは弱い爪をより弱らせますが、貼れば1週間は定着し、食器を洗っても剥がれない本シリーズは、その点でも理想的。 「だったらAでイイじゃん」という話なのですが…

ここで大問題が横たわっており、それは無色透明な商品がどう探しても見当たらない点です。
現在使用している「クリアベース・白ではありません」は、私の知る限り最も大人しい色柄。
それでもうっすらとラメが入っており、局長室での会議や秘書さんとのスケジュール確認等の際は、必死に右手を握りしめております。

といったわけで、
・塗るタイプの、より堅牢な商品
・貼るタイプの、無色透明な商品(とりわけ「Incoco貼るだけマニキュア」の無色透明の商品)
をご存知の方。
コメントでもDMでも構いませんので、人助けだと思ってお寄せいただければ幸いです。



2023.7.17 ギター弾きとしての転機


先日、現在のポストに留任となった件を書いた際にうっかり弱気な台詞を混ぜてしまい、
「らしくない」とお叱りを受けて反省しておりますが、ご承知の通り、ここ数年は公私の苦悩も色々と重なりまして。

昨年の秋以降は仕事上の懸案頻発に加え、毎週末に帰札が必要となってからは自分の時間もほぼ取れす。
ギターに触れる時間が取れた際は、下手になっていく自分に対する恐怖心に支配され、楽しめることもなく、憑りつかれたように難度の高いフレーズの練習をひたすら繰り返す ーそんな向き合い方になってしまっていたのでした。

音楽の神様はお怒りだったのでしょう。
ある日ある時、例によって狂ったように休みなく弾き続けて数時間が経ったある瞬間、右手に「ブチっ」という感覚があり、親指が思った通りに動かなくなってしまいました。
医療関係の方ならお分かりかも知れませんが、親指が常時攣ってるような感覚で、手を開くと意図もせず反り返るような形になります。
日常のパソコンやスマホ操作も大変で、明らかに右手が遅れるためメール1本打つのも苦労する状態です。

言うまでもなく、何より辛かったのはギターが思うように弾けなくなったことで、あの時の絶望感は今思い出しても普通に泣ける記憶です。
ちなみに今年1月、芸森スタジオでレコーディングを行った際の映像を上げましたが、あの頃は既にピックが持てなくなっていたので、ひたすら指で4ビートを刻んでいました。

その後の重たい途中経過は省略しまして、結論から言うと、現在はリハビリの真っ只中です。
唐突な話ですが、ベースギターには「2フィンガー」という基本形があり、親指をどこかに固定した上で、右手の人差指と中指を使って弾く奏法です。
勿論4弦のベースは6弦のギターよりも弦間が広く、相対的には音数も少ないという違いは大きいのですが、落ち込んでいても仕方ないので、この方法を試してみることにしました(図はギターへの適用イメージ)。
当然ですがゼロからのスタートなので、簡単に弾けていた曲も弾けずに更に落ち込むという時期もありましたが、始めて約半年。徐々に使いこなせるようになってきて、少し前くらいから曲によっては以前と同じくらいまで弾けるように戻った気がしているのです!
一難去ってまた一難、人生山あり谷ありですが、我ながら挫けないことを褒めてやりたい気持ちです。

なおこの話は続きがありまして、次回は【相談編】です。
-----------

(追記)
上記の通り、2フィンガースタイルでリハビリは進んでいる一方、やはり戻らないものもありまして、特にピックorサムピックで弾くことを前提にしているジャンルはどうやってもダメでした。
その代表が「ブルーグラス」です。
折しも一昨日は自分がブルーグラスギターを始めるきっかけになったクラレンス・ホワイトさんの没後50年の日。
もう一回弾きたかったと思いつつ、学生時代からコウアワーまで、30年以上一緒に演奏してくれた banjo森下君、fiddle広吉君、bass岸本君、カメ人間でも一緒だったmandolin金一さんには感謝しかなく、事前にお知らせとお礼をお伝えしてから本稿を上げております。
ありがとう皆さん、ありがとうブルーグラス!!



2023.7.1 ご挨拶


通常国会が終わり、中央省庁も人事の季節。59歳になる今年は退職適齢期でもあったのですが、留任という結果でした。

大好きな北海道に関する政策立案、予算獲得、事業推進などの仕事にこうした立場で携われるのは、勿論幸せなことです。他方で、日々平均台の上を歩いているような多方面との神経質な交渉や調整は、責任と重圧もあって、正直に書けば、そりゃやっぱり辛く苦しく。
大学の留年時は前向き感すらあった私なのに、今回の留任のほうは多少複雑です。

が、ここから先は堂々巡りで、もう1年北海道に携わる仕事ができる事を幸せと感じ、「OnとOffの切替」も諦めずに練習しながら、日々官舎で弁当も作りながら、無人の家の様子を見にたまに札幌にも帰りながら、頑張りたいと思います。
もう暫くの間、公私共に宜しくお願い致します。



2023.5.6




3日から少しだけ札幌に戻り、今は再び例の東京単身部屋ですが、幸い自宅の細菌楽園化は回避されておりました。皆様の様々なご助言、本当に感謝しています。

今回の帰省の目的の一つは、年度末に壊れていることが判明したレコードプレイヤーの買い替えです。
大学時代の音楽活動の一つが昭和歌謡の廃盤シングル収集だった私。YouTube普及前夜までは、これらの素材をweb版コウアワー4chで主要コンテンツにしていた私にとって、レコードが聴けない状態などあってはなりません。

一方で高級オーディオには無知な私なので、何千円レベルのものを探索し、電池で動いて付属のスピーカーで直接音も聴けるという、私にピッタリの安直なヤツを購入しました。
嬉しくて写真も撮りましたが、「伊勢佐木町ブルース」が一番手前にあるのは青江三奈さんを愛している事が理由ではなく(勿論愛してはいますが)、自分のレコードを歌手名の五十音順で並べるとこうなってしまうのです。

語り始めると止まらなくなるので、素敵過ぎるレコード達の中から2枚を聴いてみましょう。
(ここから先は、ここまで以上にどうでも良い内容ですので、お忙しい方はご自身の時間を大切にされて下さい)


一枚はゴールデンハーフの「アダムとイブ(1973)」。
どうにかならなかったのか…と今なら思うグループ名ですが、時は国際化途上の日本。少年達の心をくすぐるには絶妙なネーミングだったのです。
いえ、そんな事を言いたいわけではなく、肝心なのはこのサウンドです。
最初から分厚過ぎるホーンセクション、そしてハーフっぽいゴールデンな滑舌が私達を魅了しますが、何と言っても強力なのは、Bメロ辺りから始まる、時代の象徴とも言える自在に動き回るエレキベース。
このスタイルで歌謡界からアニメソングに至るまで時代を牽引した偉人は、寺川正興さんというジャズベーシストです。
歌謡曲なら「あの鐘を鳴らすのはあなた」「また逢う日まで」、アニメなら「ハクション大魔王」や「新オバQ」等々、枚挙に暇がありません。
末尾にyoutubeのURLを固め貼りしましたので、お好きな方はこの世界をご堪能下さい。

もう一枚は、ジャケットがこんなじゃなければ紹介する自分もここまで恥ずかしくないのに、という「ソウル・ドラキュラ(1976)」。
"過ぎたるは及ばざるが如し"という言葉の通り、怖がらせようと力む余り、逆にこんな滑稽なテイストになってしまったのでしょうか。
曲もバリトンボイスの不気味声に女性の叫びというB級手法のオンパレードですが、当時の新時代の楽器=シンセサイザーと謎のファルセットによる力onlyの押し相撲には独特の圧があり、当時もそうでしたし、大学4年時にRecordsRecordsで見つけて買って聴いた時も、大人だったのに結構怖くなりました。
では皆さん、良い音楽を聴きながら良いGW最終日を。

▼寺川正興さんの作品
 あの鐘を鳴らすのはあなた
 また逢う日まで
 ハクション大魔王
 新・オバケのQ太郎
 力石徹のテーマ



2023.4.23



先日、友人と住宅事情の話をする機会があり、友人曰く「その立場なら、都心の夜景の見えるマンションの最上階にでも住んでいるのかと思ってたー」とのこと。

いやいや… 確かにそういう方もいるのでしょうが、公務員の単身赴任用官舎なんて、30数年前の貧困学生時代に住んでいた〇〇荘とそう大きく変わりません。

折角なのでガスコンロ周辺を撮ってみましたが、ひと口のコンロ、ホーローのガス台、露出したホース。確か江戸東京博物館の高度経済成長時代のゾーンにこんな展示がありました。
但し単身赴任中の私などには全く何の不自由もなく、フライパンとかフライ返しとかの便利グッズ(?)を買い足しては満足感を高めています。

奥にあるのは弁当箱。
3年弱毎朝作り続けていた頃は、仕事の忙しさもあって正直本当に辛かったのですが、今は毎朝作ってお昼に楽しみに食べています。そもそも私はお弁当が大好きだったのに、何年間か、それを忘れていました。

相変わらず卵焼き以外、特に何を作れるわけでもないため、通常一箇所に固めて配置するところ、全体に分散配置し、手作り感を虚偽的に増幅させる手法を思いつきました。
ちなみにミニトマトはおかずが少ないのが何となく恥ずかしくなり、写真だけ合成したものです。

長崎4週目の長男から部屋の写真が送られてきましたが、父子の部屋はほぼ同じスペックであることが確認できました。
お酒が飲めたらもっと楽しいのにと、もう飲んでいるかも知れないのに、一応可哀想に感じています。



2023.4.16


2日間、札幌で開催されたG7環境大臣会合。私も一部関連行事への参加の用務があって札幌に行き、終了後、今月から誰もいなくなった西区琴似の自宅に帰宅しました。
長男の折り紙ゾーンは動物園のように肥大化しており、徐々に極小化していく折鶴の列は食物連鎖の意味でも体現しているかのようです。
ここから一人で出て行ったんだなと思うと、親としては感慨深いものがありますし、子供が2人とも出て行ったので私の一人暮らしの始まりでもあります。

ただしかし、現在は東京での単身赴任中。
今後、私が仕事を辞めて戻るまでの「2地域居住期間」には厄介な問題がありまして、それが「ゴミ問題」です。環境大臣会合に感化されて問題提起しているわけではありません。

今回は出張による帰札ですが、今後私用で戻る際も当然基本は週末で、日曜夜には東京に戻る生活が続きます。
一方、ゴミ収集はいずれも平日なので、私は週末の私生活で発生するゴミをどこに出すこともできず、自宅に保存しておかなければならないのです。
ビン、缶、ペットボトル、プラスチック…といった無機物なら、いつか平日出張の機会に処理できる日まで、容積(=ゴミ袋数)の増加にも耐えましょう。

別格で問題なのが、生ゴミです。
迂闊にも有機物の廃棄物を発生させ、それを普通にゴミ箱に捨てて東京に戻った日には…。
次にこの部屋に戻るのは早くてもGW。春の日差しと気温上昇の中で、当該有機物は様々な状態変化を遂げていたことでしょう。

未然に防いだかのような口振りですが、実は昨晩、少量ながら生ゴミを発生させてしまい、ギリギリ危機に気付いてビニール袋に入れて東京に持ち帰りました。
ゴミを冷凍するという手もあったかも知れません。

暑くなる季節。
1.発生させない
2.発生させたら捨てない→冷凍または空輸する
を徹底し、自宅の細菌楽園化を防ぎます。



2023.4.9


  →YouTube
Liveハシモトコウ新春アワーも2020年を最後にもう3年開催できていませんが、今年1月、とある曲のレコーディング機会をいただき、3年振りにアワーズの7人で演奏しました。

曲は2007年に作った「街道唱歌」という曲で、説明が長くなるのでWeb版アワーの関連ページだけ貼りますが、修行僧のようにして作った長尺の一人多重録音伴奏が、16年経ってようやく脱却の時を得たのです。

加えてその日は、FISスキージャンプワールド杯の公式映像撮影で札幌に集結していた請川博一さん達のスーパーチームが、次の蔵王大会に向かう途中にスタジオに来て、レコーディングの模様を撮影して下さるという「贅沢の二乗」という日でした。

映像は、それをメイキング的に短くまとめて請川さんが送って下さったものです。
説明不要の映像・音声のクォリティに加え、短時間の中にもシーニックバイウェイという活動への愛情も感じる映像です。

場所はまだ雪深き、南区は芸術の森スタジオ。
録音された30トラックほどの原音データは、Mixもされることなく3ヵ月放置されたままですが、個人的環境もようやく変わりましたので、今後少しずつ作業して行こうと思っています。

にしても、アワーズの演奏、請川チームの映像・音声、全てが圧巻で、私が言うのも何ですが、何でこんなことになっているのか、しばし茫然とする程です。
関わってくれたスタッフの皆さんも含め、本当にありがとうございました。
※チームはいつもコウアワーの映像を撮って下さる請川さん、藤田忠司さん、宮崎ユータ君他の皆さんです。


 〇about街道唱歌

 〇ご依頼主:シーニックバイウェイ支援センター



2023.4.1


今日は私の節目の日でして、実に半年振りに飛行機に乗らなくて良い土日を迎えたのです。
半年間の「週休ゼロ生活」は、私から気力体力とお金を奪い、一度だけ体調も壊しましたが今はもう大丈夫。
半年振りの休みなので、朝起きた時から鬼のように時間があり、嬉しくて都内徘徊を続けています。

年度最後の土曜日となった3/25は二人で引越荷物をまとめ、翌朝起きると長男は手元にライトを当て、ピンセットで鶴を折っていました。
以前も書きましたが長男は折り紙が好きで、新作を折っては妻の遺影の前に置いていたのですが、最後は全長3ミリくらいの極小鶴を折って満足していました。
昨日長崎に発ち、今頃分からないことだらけで戸惑いながら、引越の手続や買い出しをしていることでしょう。

なおその後の3/30に、こちらは仕事でボールパークの開業式典に参列しました。
仕掛け人として良く名前が出る前沢賢さんは構想当初からのお付き合いで、大きなチャレンジを近くで見ていた一人として、敬意もお伝えできました。
このニュース画角のすぐ横に鈴木知事も立たれているのですが、知事選告示後なので映らないという業界(何業界?)あるあるです。

そして逆側なので同じく映っていませんが、視線の先で、たくさんの方が開門を待っていらっしゃいます。
開業直後なので色々混乱もあるかと思いますが、関係者の皆様、ファンの皆様、本当におめでとうございます。



2023.3.21



明子姉さんが撮った写真のようになっていますが、受験の下見に入っていく長男。
ここは長崎市の長崎大学。祝日だったので私も少しだけ付き合い、ここで別れて東京に戻りましたが、何とかこの校舎に通わせていただくことになりました。

ある時期から大学は九州に行きたいと言い始め、昨秋自宅に戻ると長崎大学の赤本がありました。長崎という選択肢と、この時代に赤本という両方に「へー」と思って眺めていました。
ちなみにWikipediaによると「赤本の呼称は1964年に受験生の間で定着」とあり、期せずして私は"赤本"と同い年ということが判りました。同級生の皆さん、ご存知でした?

4月以降、東京に自分、釧路に長女、長崎に長男、札幌に無人の自宅という"謎の4カマド"となり、これでホントに「それ行けウィークエンド」できるのかと不安もありますが、挫けぬよう、それ行けウィークエンドに努めます。

妻の癌が判ったのは、彼が小6の時でした。
あれから6年。長い間、気にかけ、見守って下さった皆さん、本当にありがとうございました。

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2枚目は、先日発見した、みかん好きの長男が風呂に入れる用に乾燥させていたみかんの皮
3枚目は、明子姉さんが一体誰のことか分からない方のための参考画像です





2023.3.1 ご報告とお礼

今日3月1日は長男伶の高校卒業式でした。
休暇をいただいて札幌に戻り、釧路から来た長女桜と2人で卒業式に行ってきました。
色々なことがあり過ぎたおかげで異常な量の感情が交錯し、誠に大袈裟かつ不謹慎ですが、人間死ぬ時はこんな感じなのかなーなどと想像しつつ今日の夜を過ごしています。

妻が亡くなった高1の夏以降、代わりは務まらずとも2人分頑張ろうと弁当・夕食・掃除洗濯等に勤しんではいたものの、逆行するように自分も年々面倒な立場となり、しまいには単身赴任となって2人分どころか同居親0人となって迎えた最終年でした。
当初順調にスタートしたように見えていた一人暮らしも昨年秋頃から雲行きが怪しくなって欠席が増え始め、学校からも頻繁に連絡をいただくようになり、結局毎週末に帰札しては日曜夜に東京に戻る耐久レースのような数ヶ月でした。

その間Facebookに投稿することも無く、それを案じて下さる方もいらっしゃったのですが、書いても「忙しいアピール」みたいな内容にしかならず、かと言って楽しいことに身を投じる余裕も全くなく現在に至っておりました。

大学受験の結果はこれからですし、所謂滑り止め的な大学は出願方法を間違って受験機会自体を失うというやらかし具合ですが、ご承知の通り私の学歴も回り道だらけで、ここから先は好きなように生きて欲しいと思っています。


ところで全くB級な話(と画像)ですが、この数ヶ月、"疲弊&摩耗の平日"と、別の意味で "疲弊&摩耗の週末"を繰り返してきた生活の片方がついに終わるのかーと考えた時、自分が高3の時に「Working for the Weekend」という曲がプチヒットしてたなーと、どうでも良いことを思い出しました。
邦題は「それ行け!ウィークエンド」という安定の低水準ですが、むしろそこが今の自分の気持ちに合っているのです。
今般解放された私の週末は、きっと(このファッションを除き)こんな感じに一変するはずです。
 →みんなも聴こう

陰に陽に気遣って下さった皆様、本当に心から感謝しています。
ありがとうございました。



2022.10.15



誕生日、いつも沢山のメッセージ、ありがとうございます。
家の事があるので2週間に一度は札幌に帰っているのですが、人に会う機会も限られ、Facebookもパッタリ止まったまま。
お気遣いにしみじみ感謝しながら、近況を書かせていただきます。(有用な情報は何もありませんので、お時間のある方だけお読みください)

仕事はお陰様で日々慌ただしくしているものの、同じ局長職でも外向きに色々と発信していた前職とは大きく異なり、では何をしているかと問われると、曰く言い難く。
良く言われる「政治=永田町」と「行政=霞が関」を図にするとこんな感じで、自分達は青と黄の境界上に配置されている感覚です。
少し前なら概算要求、今なら経済対策編成の真っ最中で、間断なく黄色側に足を運んでは、北海道に必要な政策や予算の説明を行うのですが、大事な仕事だとは思うものの明るく楽しくはさすがにやれず(笑)、毎日キリキリ溝落ちの辺りが痛みます。


高3長男は、何というか淡々と独り暮らしをしている感じで、自分には合ってるとのこと。たまに料理のレパートリーが増えると写真を送ってきて、直近は豚汁です。
どういう訳か昔からハーモニカが好きで、本人は気ままに吹いてるだけなのでしょうが、どことなく物悲しいあの音色。帰省時の夜中に隣の部屋から聞こえるなどした日には、何かあったのだろうか…とこれはこれで胸の辺りが勝手に痛みます(笑)。


と書いていた先ほど、長女から明日までに急に所得税を払わなければならなくなったというLINEが来て、見るとその教科書のようなFishing。


2ヶ月前の投稿時は最高潮だったミンミンゼミの声はいつしか消え、夜に帰宅すると周りから秋の虫の声が聞こえます。
余りに良い感じなので、1週間前、つい立ち止まって録音してしまいました。


良くも悪くも、こんな人生になるとは思ってもいなかった58回目の誕生日を、色々な事を考えつつ過ごしました。
引き続きお付き合い、宜しくお願い致します。



2022.6.22 ご挨拶


猛暑が続く東京。通勤時、至るところでミンミンゼミが鳴いています。
カッコウとかガラガラヘビとか、鳴き声が名の由来の生き物にも様々いるのでしょうが、このセミは別格。もうモノが違うとしか言いようがありません。
冗談じゃなく、人が「ミーンミンミン」と言ってるようにしか聞こえず、何本かの木の中で本当に人がやってても逆に全く気付かないと確信できます。

色々あってお盆は帰省できませんでしたが、12日に長男が18歳=新成人となりまして、1日だけお休みをいただきました。
同じく1日だけ戻ってきた長女が、アルバイト先の一つである釧路の焼き肉屋さんのお肉を持ってきて、3人で焼いてお祝いしました。
キッチンには大量のプラコップが積まれており、聞くと、クラスの友人達が学校祭で余ったコップを独り暮らしの長男にくれたとのこと。
温かい環境にただただ感謝です。

右の記事は先月の今日発売の財界さっぽろで、本来ならすぐ紹介させていただくのですが、内容的にやや遠慮もあって本日の「お蔵入り」のタイミングで。「就任前倒し騒動」等は当の私も勉強になりました(笑)。いつもありがとうございます。

良いお盆をお過ごし下さい。



2022.8.5 読売新聞支社長対談

読売新聞北海道支社の平尾新支社長による「支社長対談」。映えある第一弾に私なんぞをご指名いただき、本日朝刊に掲載されました。

事前にこのサイトからWikipedia、YouTubeに至るまで、私のB級な情報を全て収集した上での人選とのこと。
「攻め過ぎでは…」と逆に私のほうが心配になります。
対談後記も「音楽で培った価値観期待」という角度からの見出しで、平尾支社長のイカした感性にこそ注目です。
妻の事を聞いて良いかをわざわざ確認して下さるなど、隅々までこちらに寄り添った取材をして下さいました。

売上に貢献することでしかお礼できないので、道内の皆さん、是非コンビニ等でご購入下さい。
平尾支社長、読売新聞の皆さん、ありがとうございました。
web site



2022.7.28 3回忌

今日は妻の3回忌。
あの日も今日と同じように、本当に暑い日でした。
あれから2年、
公私共に途轍もなく色々なことがありました。激しい感情の浮き沈みもありました。
先週末、長女、長男と一足早くお墓参りに行き、そのまま北広島に住む父の家に寄りました。父も妻(私の母)を早くに亡くしており、何の因果か4人全員が一人暮らし中という訳アリ具合に笑いました。
命日であり、生きていれば誕生日でもあります。
49歳の誕生日、おめでとう。



2022.7.3 東京目黒区東山日記

週末に一度札幌に戻り、再び上京し、日用品等々の調達のため都内を徘徊し、疲労困憊しつつ夕刻に宿舎に到着しました。
4回目の東京暮らしの場所は目黒区東山です。中目黒駅と池尻大橋駅の中間くらい。
ちなみに池尻大橋からだと渋谷まで一駅。疲労困憊だったはずなのに、東山用ギターを調達すべく、夜に渋谷に出かけました。

渋谷は変わらずいつもの渋谷で、違うのは自分が年齢を重ねていること。
スクランブル交差点で後ろを歩いていた女子が、「蜂に刺されて輸血したので血液型が変わった気がする」というにわかには信じ難い話をしていて、渋谷!という感じが増しました。

そして渋谷センター街の石橋楽器にあったのがこのギター。
USEDとは言え安過ぎの9,800円!メーカーはバッカスという冬季限定チョコレートのような名前です。
付属のケースも安さ故にレジ袋かと思うような軽さで、熱帯の東京を歩くのに最高でした。東山生活の間、私はこのギターによって技術の低下を防ぐことを誓います。
ただ、自分は1弦=0.12mmから始まる(簡単に言うと太い)弦を張っているのですが、それだとネックが折れる可能性があるという店員さんの言葉だけ気になっています…。

前回の東京の住まいは世田谷区太子堂1-2-1で、現在もケータイのアドレス(taishido121@docomo〜)にしているくらい、新しい場所には毎回興味津々です。
今回も、中目黒、東山、池尻大橋の魅力探求に努めます。



2022.6.28 

朝から長男の弁当の卵焼きを焼きながら、今後不定期に機会はあるにしても、今日が最後なんだなーと思うと色々な事が思い出され、しんみりしていたら焼き過ぎました。

その後、局長交代会見を行い上京しました。
「異動あるある」で宿舎が空かないため、2?3日赤坂見附でホテル住まいです。
離任直前の様々な事が思い出され、またしんみりしていたら飲み過ぎました。

東京の皆さん、北海道の皆さん、引き続き宜しくお願い致します。



2022.6.22 ご挨拶


省庁人事の一部が公表され、自分も6月28日付で本省の北海道局に異動することとなりました。昨日の道新記事(下)は所謂先行報道でしたのでコメントを控えていましたが、モンタージュ処理を途中で中断された人みたいだなと思って見ておりました。

1992年に北海道開発庁に入ってちょうど30年目。後半1/3は2013年の道路企画官以降10年連続違うポストで、流石にそんな例は他に知りませんし、勿論大変ではあったのですが、その分たくさんの人と仕事に出会うことができました。各時期・各場所でお世話になった皆さんに、改めて感謝申し上げます。
恐らく最後の仕事になると思いますが、高3長男君を卒業させるという別の仕事も残っており、東京・札幌間を行ったり来たりしながら頑張ります。


(用語のご説明)
「北海道開発」という政策は、戦後、東京に北海道開発庁、北海道に北海道開発局を置き、前者が政策(北海道総合開発計画)や予算確保、後者が事業実施と役割分担して進められました。
H13の中央省庁再編で、東京の北海道開発庁が建設省、運輸省、国土庁と合併し、名称も国土交通省北海道局となって現在に至っています。



2022.6.10



私達が進めております政策の次の道のりを考える機会として、開発局と連携協定を結んで下さっている民間企業の方々との意見交換の場を持たせていただきました。
ご参加下さったのは(敬称略)、セコマ丸谷、ファイターズ川村、北海道銀行兼間、ヤマト運輸北海道松井、コカコーラ北海道佐々木、クリプトン伊藤、オフィスキュー伊藤という皆さん。日々のお付き合いに感謝しかありません。

偉そうにブン回すような場でもないので特製サイコロを作り、「すべらない話」的にひたすら振りながら進行しておりました。
NHK、朝日新聞さん他各紙で丁寧に取り上げて下さいました。いつも有難うございます。



2022.5.29 『こんな仕事が、ある。』

24日にご紹介した私設リクルートムービーを、Yahoo!ニュースが取り上げてくれました。
「若い人よウチに来て」という昭和歌謡的タイトルも、一周回って斬新です(笑)。

「固い役所組織の、まして局長なんてオッサンが作った動画」というだけで見向きもされないだろうから、匿名に拘って「制作委員会」名でYouTubeに挙げた、というのが当初の背景でした。
その後に道新が事実関係を把握して5/24に実名入りで記事化して下さるわけですが、Yahoo!ニュースの取材はまだ5/24以前の「覆面」の頃。
なので「民間クリエイターが制作」という中見出しだったり、取材対応者にも「作り手は知ってるけど言えない」状態を強いてしまったり、今見るとチグハグ感満点で申し訳ない限りです…。

ムービー自体、稚拙な表現も多々あり、誤字等もちょいちょい発見される脇の甘いプロジェクトですが、そんなところも含めて愛していただき、拡散して下さいますようお願い致します。

Yahoo!ニュース)
Yahoo!ニュース

YouTube)
https://youtu.be/yEoOLTLgoK4



2022.5.24 『こんな仕事が、ある。』



就活・採用の季節ですが、世の中の仕事の内容を平易に伝えるのは容易でなく。この分野のエキスパートだった「はたらくおじさん」のタンちゃん・ペロ君も不在なため、自分でムービーを試作してYouTubeに上げたところ、物珍しさもあってか1面「5分で分かる」欄への掲載も含め、道新さんが丁寧に記事にして下さいました。

この手のジャンルの協働相手は、役所の関係「じゃないほう」の人脈で、シミュレーションゲーム化や作品としてのフィニッシュなど専門的分野を、高橋成さん、藤森信光さん、橋本亜矢さんといった道内外で活躍の優秀なクリエイター、デザイナー、声優、技術スタッフが支えてくれました。
拙い点や好き嫌い等もあろうかと思いますが、寛大な心で是非一度ご覧いただき、一人でも多くの現役就活生、将来の就活生、その親御さん、学校関係者等々のお目に触れるよう、ご紹介・拡散して下さると幸いです。

YouTube)
https://youtu.be/bIZuMjxb2yU
関連サイト)
https://konnashigoto.com

注)リクルートを目的としている事から、「職場」としての北海道開発局を説明する場合は実際の職員配置を行っている北海道本土を、「国土」としての北海道を説明する場合は北方領土と共に表記しています。



2022.5.15


先月のオフィスキューさんとの連携協定締結を機に、昨日発売の財界さっぽろさんが、社長の伊藤亜由美さんとの対談記事を組んで下さいました。
色々とザワつく記事の中にあって、共に音楽・芝居・倉庫がルーツの2人による危害のない「異色対談」。コンビニ等で見かけましたら、お買い上げ・ご一読下さい。
財界さっぽろさん、有難うございました。



2022.5.8

知床観光船事故への対応だけで過ぎて行ったGWでしたが、残念ながら未だ行方不明の方の発見に至っていません。
報道されている通り、国交省では海事局・北海道運輸局、海上保安庁・第一管区保安本部が主務として対応に当たっていますが、網走開発建設部・本局関係職員が、100名以上の規模でGW中も本当に献身的に裏方・後方支援を行なってくれています。
報道等はされませんが、せめて私的なこの場でだけでも、職員達の陰ながらの尽力に触れさせて下さい。

そして今日は母の日。枯れかけていますが、数日前に長女と長男が買ってきたカーネーション。
お母様、奥様がまだお元気でしたら、心からの感謝の気持ちを伝えて下さいね。



2022.4.20



オフィスキュー社長の伊藤亜由美さんと私の共通点は、活動が倉庫から始まっていること。
亜由美さんは駅裏8号倉庫、私は琴似駅裏倉庫で、協定締結式のプレゼンテーションの最後に、何の脈絡もなく私達の原点である両倉庫の勇姿をスクリーンに投影しました。

オフィスキューのご活躍は皆様ご存知の通りで、理念として掲げて実践されている北海道への強烈なこだわりは、そこそこ負けていないつもりの自分も見習う点ばかりです。
以前よりウポポイのイメージキャラクターや、先日の動画コンテストなどの関わりがありましたが、今般、包括連携協定という形にさせて頂きました。伊藤社長、cueの皆さんに本当に感謝です。

TV、新聞、いつもにも増してたくさん報道して頂きました。勿論嬉しいですし、なんて優しいのでしょう。ありがとうございます。
NHK news



2022.4.15

3月20日にご紹介した「北海道開発局70周年動画コンテスト」。
大賞を受賞した広瀬結花さんを北海道新聞さんが取材し、昨日、夕刊の看板コラム「まど」欄に掲載して下さいました。これは嬉しい!!
通常記事とは一味違う味わいで、撮影にあたっての想いや、今回の開発局の企画の事も、丁寧に書いて下さっています。

図に乗った私は、16年前の「まど」デビュー記事を隣に乗せてみました。
こうして並べると、32歳の広瀬結花さんと41歳(当時)の橋本幸さんの人間像の違いが際立ちますが、皆様なら「夜のドラマハウス」の魅力と歴史的価値は十分お分かりなはず。
Ending

今でこそYouTubeで簡単に手に入るものですが、これをCDに落として郵送で受け渡しする時代があった、という事実が尊いわけです。「千葉の男性」星野さん、ありがとうございます。



2022.4.14

年度当初の会見の模様を報じて下さいました。
ご覧頂いたかも知れませんが、4月1日にご紹介した入局式のニュースの中に、「災害対応に貢献したい」という新人の事務系職員のコメントがあります。
実際の災害対応の現場は大部分が技術系職員の仕事なのですが、現場に入って最初に行う作業は被災状況の正確な把握。これがドローンによって飛躍的に精度向上・範囲拡大しており、この操縦は事務系・技術系を問いません。

そんな背景から、ドローン隊設置の話題の中で「事務系職員にも志願してもらって云々」と発言しているのですが、入局式のあの新人君のコメントを見なければ、自分もこれを強調することに思い至らなかったかも知れないわけで、二重の意味で報道と新人君に感謝しているのです。



2022.4.10


長男も明日から高校3年生。朝のお弁当作りも最後の年です。
2人暮らしが始まった2年前の夏、お互い精神的にもグチャグチャで、ぶつかる事も多く、何もかも上手く行かずにキッチンで溜め息ばかりついていた時期が少し前まで結構長く続きました。
が、先日、そういえばその溜め息が随分と無くなっていることに気付きました。

妻が亡くなった当初は、栄養、睡眠、勉強等々…自分がしっかりやらないと&させないとという強迫観念のようなものがあり、それが長男の負担となって悪循環になっていたんだろうと思います。
何かを少しずつ変えながら、現在に至っています。

高3ともなれば行動時間も範囲も拡がり、昨日は夜になって札駅付近に行くというので帰りにコーヒー豆を買ってきてと頼んだら、お小遣いでドーナツも買ってきてくれました。
深夜の帰宅後、洗い物もしてくれたようなのですが、朝見るとコーヒーサーバーが食器の下で割れています(笑)。 さすがにもう使えませんが、折角なので、気をつけながらこれで最後の一杯を入れて飲んでいます。

最後の年、弁当作りも少し楽しく頑張ってみます。



2022.4.2 惜別・歓迎

年度末、ご異動やご退職等の別れがあった職場も多いかと思います。FB上にもご報告が多数ありましたし、開発局でも約150名の職員が退職されました。
昭和55年に高校を卒業した方で42年間、大卒でも(私のような複雑な経歴じゃなければ)38年間。社会も経済も激変し、元号まで2度変わって今日まで。本当にお疲れ様でした。

一方、昨日は私達の職場でも入局式があり、同じく約150名の新規採用者が加わってくれました。
学生の皆さんに開発局のことを少しでも知って「行ってみようかな」と思って欲しく、また入局してくれた新規職員のモチベーションも上げてやりたく、空振り覚悟で初めて事前のプレスリリースを行ってみたのですが、沢山のマスコミの方が取材に来て下さいました。本当にありがたく思っています。

NHKのニュース映像の切り取り、お時間があればご覧頂きたいと思うのですが、すぐにでも私と局長交代が可能な高い志と受け答え、そして清新さ。
 → NHK news
27歳で入庁して周囲から中途採用枠と思われていた自分との違いに、遠い目になって彼らの横に立っていました。
この志を持ち続けて欲しいというのは当然ですが、持ち続けられる職場環境があってのことですので、迎える我々こそ気を引き締めます。




2022.3.30 


色々な事がありすぎた令和3年度も明日で終わり。
書く余裕がないまま月日が過ぎてしまいましたが、今年1月、長女・桜の成人式という節目がありまして、せめてそれを年度末に。

と言っても晴れ着姿の写真を上げる柄でもないので、今月始めに帰省した彼女が自分で飾った雛人形の写真を。
妻が亡くなった昨年度は出番がなく、2年振りに出てきた人形ですが、見ると涙のようなシミが付いてしまっていて取れません。
何か暗示的とも思えますが、亡くなった直後を除き、一年半、涙は勿論、深く落ち込む素振りを決して見せずに明るく振る舞ってくれた長女にどれだけ救われたか分かりません。

箱の中を良く見ると、妻が入れておいてくれたと思われる幼稚園時代の作品が入っていました。成人の時に出てくるように決まっていたのかも知れませんね。
お世話になった沢山の方々や妻にも感謝しつつ、この絵を描いていた頃から今日まで、成長してくれてありがとう、と心から思っています。




2022.3.20 



北海道開発局70周年を機に企画した「北海道の魅力、インフラの魅力を伝える映像コンテスト」の結果をNHKで取り上げて頂きました。

映像募集の開始日は自分が現職に着任した7月1日。
やっておいて何ですが、生きた心地がしないとはこの事で、「応募が少なくて成立しないのでは…」という恐怖もあれば、逆に10数本くらいの応募で寂しく成立してしまった場合の空気も想像され、時間を遡って無かったことにできないかとウナされました。
しかし開けてみると全道は勿論、全国から500を超える応募をいただき、それはもう涙しました。

映像の審査員には
・キタカ、ウポポイ等のキャラでお馴染みのイラストレーターのそらさん
・NPO法人ほっかいどう学理事長の新保元康さん
・NHK札幌拠点放送局長の梅岡宏さん
・実験映像・美術作家の伊藤隆介さん、そして
・Team Nacksリーダーの森崎博之さん
と、その筋の強者が参加して下さいました。
森崎さん、さすがの温度の高さと北海道愛で、お話していても本当に楽しく嬉しかったです。

コロナ禍でしたので通常の表彰式は行わず、表彰動画を制作して昨日YouTubeに上げたところ、ニュースにして下さいました。
お送りいただいた映像は、ご紹介できたものに限らず全てが北海道愛、インフラ愛に溢れており、これまた泣けます。お時間がありましたら、是非ご覧になってみて下さい。
そして応募して下さった方、お手伝い頂いた方、全ての皆様にお礼を申し上げます。

◎撮ってもいいね!北海道 動画コンテスト オンライン表彰式

◎NHKニュース映像

最後になりますが、役所ではこういう広報的企画に充てられる予算は極々僅かで、様々な団体にお支え頂きました。本当にありがとうございました。



2022.3.8 

いつもながら温かく取り上げて下さり、有難うございます。
最初のネット記事の記述=「北海道開発は道内のためではなく〜」は、道新さんが修正して下さいました。
「国の政策として北海道開発を捉えた場合」という文脈で、ホントはそう書いて下さると誤解がないのですが、いずれにしても「道内のためではない」などと言うはずもなく、「道内のため『だけ』でない」と2文字加えて頂いて、相当程度改善されました。
関係者の皆さん、ありがとうございます。



2022.1.30 



先日の会見でお伝えした脱炭素に向けた取組、引き続き昨日、本日と報じて下さいました。
左の道新記事でも触れて頂いていますが、今回の取組は道庁&札幌市と一緒に取り組めることに価値がありまして、「まずは国が先行して‥」となってしまう場合も多い中、呼びかけに対し、むしろこちら以上に積極的に呼応して下さいました。
そして肯定的に世の中に伝えて下さる報道の方々。
皆さんに感謝です。



2022.1.20 

NHKさん、いつも丁寧に取り上げて下さって、ありがたく思っています。
公共事業に携わる建設事業者は、球場まで手がけるような超大手から、もう何日も24時間体制で除雪に従事して下さっているような地域の会社まで、規模も仕事も様々です。

ニュースではそれなりの取組として報じて下さっていますが、実態は後者のような事業者さんにも負担にならないよう意識ながら全ての事業者がみんなで踏み出せることを優先した、とても小さな取組です。とは言え、やっぱりチャレンジでもあります。

北海道の建設業が先行して踏み出す事に対して、逆に「一歩」が小さい事に対して、双方からご批判もあろうかと思いますが、カーボンニュートラルに向けて行動が避けられないことは確かであり、見守って頂ければと思います。



2021.12.19 

財界さっぽろの長寿コーナー「われら同窓」の今月号は、北海道銀行の頭取・兼間君と、財界人でも何でもないハシモトコウ。
長い年月が経てばこんな不思議なこともあるってことですね。
財さつさん、兼間君、ありがとう。



2021.12.14 





そうなのです。
「眺めの良いわき道」を全道各地域の方々と作り続けて20年。ど根性ガエルの町田先生が「教師生活25年」と毎回号泣されていましたが、ほぼ似た感情です。
地道な取組を丁寧に取り上げて下さったNHKさんに感謝です。

NHK NEWS 2021.12.14



2021.12.5 



ハシモトコウアワーでお馴染みのVo.玉川健一郎が、2ndアルバム「Sing for You」発売を機にコンサートを企てております。
同じくアワーズの南山雅樹&奥野義典を含む磐石のレコーディングメンバーに加え、近藤房之助さんまで友情出演するという、これ以上ないラインナップ。

そんな状況にも関わらず、あろうことか私にも出演依頼があり、長期に渡って結構本気でお断りしたのですが、紆余曲折を経て、結局玉川健一郎と2人の世界を数曲お聴き頂くこととなりました。
未だに「自分不要論」が拭えませんが、こうなった以上は前後の豪華さとも異なる枯れた時間を作ってやりましょう。

そこで今回私が選ぶ楽器は、私が大学6年生の時に購入した「Gibson L48」という古ーい楽器です。勿論安くは無いものの、超高価というレベルでもなかったのですが、お金も枯れている頃でしたので、当時最長の「60回=5年分割」という悪魔のローンに手を出し、途方もない金利と引き換えに問題を先送りして入手しました。
既にこの外観で、枯れた時間作りに最適のパートナーであることが直感的にお分かり頂けますね。
久し振りに引っ張り出して弾いてみましたが、ペンペンしているので弦を太くする・弦高を上げる等のリフォームは必要と思われるものの、(少なくとも他の出演者の皆さんと別世界のサウンドという点で)十分な働きが期待できそうです。

日時は来年1月20日、大通西6丁目のルーテルホールです。
お席はまだまだあるようですので、ここにコメント、もしくは橋本宛メール等でご連絡頂くか、以下のページからお申込み下さい。
https://passmarket.yahoo.co.jp/.../detail/02xxi70tebz11.html

いつもながらのことですが、自然災害等が発生した場合は出演が叶わない点を予めご容赦下さい。その場合は2人で演奏を録画して配信するなど、善後策を考えます。



2021.12.5 





高2の長男の修学旅行が今週水曜日から始まるので、今日は二人で札幌駅周辺に必要な品々の買い物に行ってきました。
お昼にパセオでオムライスを食べ、そこからLOFT、ユニクロ、GU、ABCmart、etc.etc.と、久し振りに数時間、本当にたくさん歩きました。
修学旅行の「しおり」、懐かしいですよね。でも例えば「モバイルバッテリー」とか、無いですよね(笑)。

二人で買い物やご飯を食べに行くことは良くあるのですが、この感じは長男の入学時に制服や教科書を買いに行った時以来です。妻はまだ生きていたものの、既にそうした外出はできなくなっていた頃でした。
本当は妻こそ一緒に行きたかっただろうなという思いと、長男は長男でお母さんはどうなるんだろうという不安で一杯だろうなという思いと、何もかも混然一体となりながらの入学準備でした。
あれから一年半が経ったんだなーと、長男と一緒に歩きながら思っていました。

買い物は時間をかけても上手くいかないことが多々ありますが、今回は上手くいったようで、嬉しそうにチェックしています。
シチューが食べたいと言うので、私も嬉しくなって、いつものお買い得エプロンを着用して作りました(写真は職場の健康維持メルマガ用の流用です)。

コロナの影響で修学旅行等の行事に行きたくても行けなかった方々がたくさんいらっしゃると思いますし、こんな写真も普段は上げないのですが、父子の記念としてご容赦下さい。



2021.11.14 財界さっぽろ12月号



月刊誌・財界さっぽろのキャッチフレーズは「情報を先取り タブーに挑戦」。
しかし明日11月15日発売の12月号は、自分の計3ページのインタビューに加えて「異才の人 ハシモトコウの半生と素顔」3ページという、挑戦にも程がある「攻め過ぎ号」。
開発局70周年の年に局長の氏名がカタカナ表記されている時点で、既に余裕でタブー域です。

このチャレンジ企画を発案し、インタビューして下さったのは財さつの清水記者。清水さんは橋本がお話させていただいた有象無象を、綺麗に構成して仕上げて下さり、本当にありがたい限りです。
そして「半生と素顔」のほうは、様々なメディアでご活躍のフードライター・小西由稀さん。小西さんは、私自身も全く整理不可能なこれまでの人生を、メリハリを付けて上手に掘り下げて頂いた上で、楽しく温かい文章で紹介して下さり、その力量に仰天してしまいました。
私も自分の人生がこんなだったと初めて分かりました。

そこでです。ここからが重要です。
今、計6ページの校正原稿を目の前にして膨らんでいるのは、私などを大々的に取り上げたが故に12月号の販売数が極端に落ち込み、お二人並びに財さつさんに大きなご迷惑をお掛けすることへの恐怖心です。
過去にこんなお願いをした事はありませんが、今回ばかりはそうも言っていられません。明日から書店やコンビニに並ぶ財界さっぽろ12月号(790円)をお買い上げ頂くと共に、ご友人からご親戚に至るまで「どうやら有用な号である」旨をおささやき下さい。

それにしても、昨日のシンポジウムやニュース等も同様ですが、色々なことを乗り越えて前に歩み出すタイミングで、多方面からこのような温かい視線を向けて下さることには、感謝の言葉しかありません。
清水さん、小西さん、財界さっぽろさん、本当にありがとうございました。

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追記)
「半生と素顔」のページのライブのくだりに、過去のライブで自分を写していただいた写真を何枚か提供致しました。
そのうち、石川五右衛門さんの画像をバックにルパン三世のテーマを弾いている写真は、北村郷子さんが撮影して下さったもの。全く意味不明な瞬間を上手に切り取って下さりありがとうございます。
一方、ハシモトコウアワーのフラッグの下で弾いている縦長の写真が、いつ、どなたのものだったのかを探索中です。被写体はさておき、構図も色合いも本当に素敵な写真で、撮って下さった方にお礼を申し上げたいです。「あたしだよ!」とコメント下さい!!



2021.11.13 シンポジウム

本日開催された北海道開発局70周年を機としたシンポジウムを、NHKさんがとても丁寧に取り上げて下さいました。
ご来場の皆さん、リモートでご参加の皆さん、そして企画に携わって下さった皆さん、本当にありがとうございました。
NHKニュース



2021.11.10 お知らせ

今年は北海道開発局の開局70周年という年に当たりまして、これを機に、NPO法人・ほっかいどう学推進フォーラムさんが、シンポジウムを企画して下さいました。
テーマは「戦後の混乱期に始まった開発を今一度ふり返り、令和の北海道を創る子どもたちに何を伝えるべきか、有識者のみなさまと一緒にざっくばらんに考える」。

お伝えしていた通り別案件に忙殺されているうちに、既に定員に達したとのことで、有難い限りです。
下記フォームよりお申し込みをいただければ、事務局より動画視聴のためのURLがご案内されるようですので、ご興味がありましたらご覧下さい。
お申込みフォーム



2021.11.6 いろいろなご報告やお礼


7月26日に発覚した不祥事事案。第三者委員会も設置しながら原因究明と再発防止策の検討を進めてきましたが、昨日、最終の報告書を受領しました。
事案発覚から3カ月余、報道等からも厳しいご批判をいただきました。長く苦しい時間だったというのが偽らざる気持ちです。
刑事事件故に情報管理も厳しく求められ、無用な誤解を招いて更なる混乱を生まないよう、昼夜を問わず外部の方とお会いするのも控えており、それも孤独感を増幅させる一因ではありました。
立ち止まった時間を取り戻し、また頑張ります。

一方、自分の中にも大きな変化がありました。新作「悲しみの水位と歳月の相関図」をご覧下さい。
妻の死後、時間の力を借りて少しずつ立ち直ってはいるものの、正直そう簡単ではなく(上図)。
更に一周忌のタイミングで上記の事件が発覚し、顔面問題にまで拡大した件は、先日書いた通りです。
しかし「質量保存の法則」は「悲しさの量」にも適用可能なのか、7月末に極端な「悲嘆の集中」を迎えて2ヵ月程経過した先月、不祥事対応で心の中は引き続き暗いものの、妻の死による悲しみの部分がものすごく和らいでいることに気付きました。悲嘆の極端な前倒しと集中による低下と分析しているところです(下図)。
これはちょっと言葉では言い表せない大きな変化で、そんな悲しんでばかりいないでと、妻が寄せてくれたのだと思うようにしています。感覚的には魔法に近く、こんなことがあるんだな・・・と、しみじみ思っています。

というわけで、色々なものをかろうじて乗り越えた11月。
気が付けば飲食店の営業自粛期間も終わっているんですよね。私もそうしたゾーンを含む昼夜の社会に復帰したいと思っています。
この間、色々とご心配、お気遣いをいただき、本当にありがとうございました。

※記事は道新さんのものをお借りしています。正確に丁寧に取り上げて下さり、ありがとうございます。




2021.10.19 顔面の話(プチ悲報)

一昨日シェアしたニュース映像を見た方から「最近、なんか顔が変わったのでは?」というコメントを頂きました。
勿論、コメント自体に他意も悪意もないのですが、内心ハッとするものがあり、きっと今がその機会なのだと思い、書いています。

多少重たい話で恐縮ですが、「顔面神経痛」の一種とでもいうのか、夏以降、顔の筋肉の一部が動かなくなりました。ほんの少しなんですけどね。
原因は分かっていて、誕生日の投稿の中で「少し病んだ」と書いた通りです。
職員の逮捕事案に起因する内外への様々な対応に追われる日々が続き、結果的に妻の一周忌に何もしてやれなかった罪悪感や、家事の時間までもが押し出されて長男にご飯も作ってやれない状況等々がストレスとして蓄積され、こんなことになっちまいました。

実は初めてではなく2回目でして、最初は妻が亡くなった去年の秋。
幸か不幸かコロナ禍で、常にマスクをしているのでバレにくいのです。

前回も今回も、一応病院に行ったり、何となく恥ずかしい思いをしながら美容整形に相談したりもしましたが、特効薬はない一方、結果的に前回もちゃんと戻りましたし、このトンネルを抜ければ、また少しずつ元に戻ると思います。
書いておいて何ですが心配ご無用で、当分いつも以上に変な顔という点だけお許し下さい。ハシビロコウにも申し訳ない限りです。

こんな景気の悪い話だけで終わるのもさすがにどうかと思い、「話題の中和」を兼ねて、ずーっと出来ずにいた財界さっぽろさんの8月号の記事へのお礼を、この機会にさせて頂きます。
昭和62年に大学を卒業すべき年に生まれたにも関わらず、浪人、留年、休学と、退学以外の全ての過程を経験し、勝手に「平成入庁」となった私をこんなに温かく(しかもやや芸能側で)取り上げて下さって、本当に感謝に堪えません。
コンカリーニョのことにも触れて頂き、NPOの関係者の励みにもなりました。いつもありがとうございます。



2021.10.19

とても地味な取組なのですが、丁寧にご紹介下さって励みになります。
NHKさん、ありがとうございます。



2021.10.15

こいつはハシビロコウ。
ハシモトコウと文字列が似ている上に、口がデカい点など顔がそもそも似ており、自分の写真にしか見えません。
唯一にして最大の違いは「動かないことで有名」という点で、動くことでしか存在意義を維持できない自分にとっては憧れの存在です。

が、7月末に発覚した職員の不祥事への対応で全ての景色は激変し、動くことすらできなくなって、既に3ヶ月が経ってしまいました。
今月末に関連の裁判の最後の判決があり、それを受けて再発防止策を定め、ようやく組織のリスタートが切れると思っていますが、書き切れない本当に様々な出来事があり、外部の方との接触を絶っていることもあって、心境的には独房の中にいるよう。
忙殺されて妻の一周忌に何もしてやれなかった後悔も強く加わり、生まれて初めて少しだけ病みました。
ちゃんと持ち直しましたが、おかげで今、ブルースを弾く自分のギターの音色は危険なほどリアルです。

そんな中での57歳の誕生日。
今日は朝から東京で、先程ようやく帰宅し、長男が買ってくれたボンゴ豆(←誕生日プレゼント)を食べながら、頂いたメッセージをしみじみと読んでおります。

ハシビロコウをニュースで最初に見た時のナレーションを覚えていて、「動く時は動く」とのこと。
そりゃそうだろうと、ハシビロコウじゃなくても言ってると思いますが、このトンネルを抜けた後、必ずや、動くハシビロコウ以上に動くことを誓う誕生日です。
皆さん、ありがとうございました。



2021.8.1

子供達が夏休みに入り、妻の一周忌にやってあげたいことも多々ありながら、自分を取り巻く状況から何もしてやれず…と凹みきっている中で、今日は長男の友達が大挙して家に遊びに来てくれるとのこと。
心置きなく遊んで欲しいことに加えて自分の現実逃避も兼ね、親の私が市内で外泊してみることにしました。

久しぶりに飲んでみようと思い、ホテル近くのファミリーマートに入りましたら、なんと既にボジョレー・ヌーヴォーが!
「異常気象はこんなところにまで影響しているんだな…」などと一瞬思いつつ、そんな訳はないと思って二度見すると、やはり昨年のボジョレーの売れ残りでした。
ここは札幌。しかも全国チェーンのコンビニ。地方部の「○○商店」の話ではありません。
「解禁」と言われても…と、結構しばらくの間、見つめてしまいました。

でも嬉しかった!
毎年ボジョレーをそれなりに飲んでいたのに、昨年は妻が亡くなった直後で一度も口にすることなく終わった私。商品のポップも9ヶ月を経て明らかに色褪せていますが、逆にここで最後の一本に出会えたことが奇跡です。
冒頭書いた「一周忌行事」の一環と位置付け購入しました。



2021.7.28

今日7月28日は、妻の誕生日であり、一周忌です。
47歳の誕生日に亡くなった妻。
生きていれば48歳になっている日です。

妻のスマホは解約せず家族4人のライングループも残っているので、今も父子3人の会話に使っています。
今朝は長女、長男がそれぞれ「誕生日おめでとう」とか「いつもありがとう」などと妻に書き込んでいました。

1年前も今日と同じく、本当に暑い日でした。
亡くなった日の夜、3人で寝床に着いた後、不意に妻のスマホに着信があり、開くと「色々と迷惑をかけてごめんなさい。今まで本当にありがとう」と長男が送ったメールでした。
返事が来ないと分かっていながら布団の中でメールを送っている長男の心中を思い、本当に吐き気を伴うような悲しさを感じて、二人に聞こえないように嗚咽した一年前の夜でした。

あれから1年。静かに区切りを迎えたいと思っていたこの日を、例の職員逮捕案件に連日追われてボロボロの状態で迎えていることは無念ですが、これも自分の組織の事であり、どこに怒りを向けられるものでもありません。
妻は44歳の若さで重度の癌が見つかり、3年半に渡って苦しい日々を送っていましたが、そんななのに闘病を通じていつも口にしていたのは「社会は優しい」という言葉でした。医療従事者の方々、友人、支えてくれた様々な仕組みや制度etc.
ついネガティブな思考になりがちな上に、ややこしい状況にある今の自分が最も大事にすべき言葉なのかも知れません。

職場では今も厳しいマスコミ対応等が続いているのですが、今日は周囲の助けもあって少しだけ先に退庁し、イトーヨーカドーの閉店にギリギリ間に合いました。社会の優しさですね。
土用の丑の日なので、ウナギを買い、丑年生まれの彼女を思い出しながら、長男と二人で食べるのです。

誕生日おめでとう。



2021.7.27

新聞、ニュース等でご覧の方も多いかと思いますが、昨日午前、北海道開発局の職員が官製談合防止法違反等の容疑で逮捕されました。
捜査中で詳細を把握し切れておりませんが、昨年6月に発注された設計業務を巡る事案です。
本当に「まさか…」という信じられない事態で、今も混乱の極みの中にいます。

お詫びのコメントを出し、緊急の会議を断続的に持ち、職員へのメッセージをしたため…。 気持ちは泥の中にいるように果てしなく重く、色々なものに追われているうちに日付も回ってしまいましたが、この立場に就いたタイミングで過去の事案が発覚したのも何かの巡り合わせと受け止め、再発防止策に取り組んで後々の信頼に繋げるしかありません。

以上、今後の展開も不透明な中ですが、心よりお詫び申し上げます。



2021.7.16

高校の同級生がFacebookに上げてくれた写真と文ですが、妻の一周忌を前に様々な意味で「人生色々」を感じるこの頃です。


【奇遇】
「財界さっぽろ」の中吊り広告に同じ高校の同期の顔写真が3人も載るなんてことは、そうそうあることじゃないだろうと思う。
人生色々。



2021.7.11

いつも優しく温かい友達の皆さん、前回の投稿に対して沢山のいいね等やコメントを下さり、本当にありがとうございました。その後道新さんからも丁寧なご連絡がありました。
だからなのかは分かりませんが、就任会見時の記事は、都道府県より遥かに深い「石狩管内当別町生まれ」という二層のコア情報入りです!

以下は長文で、言うまでもない事ですが、読まなくても日常生活に全く支障ありません。

国土交通省北海道開発局は、河川、道路、港湾、農業などの社会基盤整備を主な役割とする国の組織で、様々な専門分野を持つ技術職や事務職あわせて5千人余りの職員が道内各地で仕事に当たっています。
私達の仕事は70〜80年に渡って何千万という人の生活を支え、自然の凄まじい力から人を守るものですが、それ故にとても大きな費用を必要とします。
費用の大きさは利権の大きさと結び付けられやすく、「公共事業」という括りで非常にネガティブな存在として扱われることも度々あります。従事する側にとってはとても切ない現実です。

記事には「道内地方に配慮」という見出しを付けて下さいました。
下らない自分のページには余りに似合わない内容で恐縮ですが、公共投資の是非を判断する基準は「費用対効果」という数字の大小で、現行の「効果」は「人口の大小」に大きく引っ張られる構造になっているため、人口密度が日本一小さい北海道の地方部に社会基盤を整備する環境を作るのは困難を極めます。
社会の費用は税収の大きな都市部から小さい地方部に再配分されて成り立っているので、享受する人口が少しでも大きな地域が優先される考え方自体は合理的です。

ただし現行の考え方は「人口の小さな地域が大きな価値を生むこと」を想定していない点で大きな歪があり、この「大きな価値を生む低人口地域」こそが北海道です。
加えて言えば、その価値は食料供給、観光資源、環境など日本で最も大きなものです。

地方への人口定着の要因は、医療、教育、文化など様々で、社会資本が打ち出の小槌だなどと驕った考えは微塵も持っていませんが、便利で安全な環境を作ることも定着を支える重要な要素の一つになるとは思うところで、マスコミを含む各方面の理解を頂きながら、北海道の社会基盤をバランス良く作っていきたいーそう考えています。
また記事にもある通り、費用が大きいために修正が必要になった場合の影響も大きく、今一度厳しく反省し、律してまいります。

組織も累次の行政改革で、縮小を余儀なくされてきました。一方で価値観、立場、プライベートを巡る環境、性に対する考え方等も本当に多様化しています。
お互いの理解や調和を大事にし、そのことをもって北海道内外のためになる組織になれるよう努めたいと思います。
以上、読んで下さるか否かに関わらず、一度(だけ)書かせて頂くべきと思いまして、
長文失礼致しました。



2021.7.1

本日、国土交通省北海道開発局長を拝命しました。
本当であれば身が引き締まる等の思いを述べるところなのですが(実際引き締まっているのですが)、上京中に早朝から多くの突っ込みがあり、何かと思ったら本日の道新さん記事が震源でした。
「東京都出身」という衝撃の記述となっていて、まるで都会への憧れで出身地を偽装したかのよう。「木綿のハンカチーフ」の彼みたいになっちゃっています。
北海道出身は私の最大のアイデンティティで、だからこそ微力ながら北海道のためになればとずーっと働いているというのに。
写真も公式の報道提供用ではなく、私自身も見たことのないもので、「悪い顔選手権」のようになっています。
どちらもほんの少し取材してくれるだけで良いんですけどね…。

というわけで、東京を電車で移動中、スマホでちょちょっと作ってみた作品が案外良い出来だったので、発行します。
「虚構新聞」というメディアがあるので、向こうを張って「本当新聞」、略してトーシンです。
ちゃんとしたご挨拶は改めまして…。
頑張ります。



2021.6.26




自分の人事に関する道新報道等は勿論目に入っておりまして、何もコメントしないのも感じ悪いのかなと思いつつ、実際当日までどうなるのか分からない性質のものなのでご容赦下さい。

そんな折、こんな堅い話を激しく中和してくれる素晴らしいニュースが!
それがギターで参加した「恋のトータルステーション」の第61回北海道広告協会優秀賞受賞と、ディレクター高橋成さんのクリエーター・オブ・ザ・イヤー受賞です。

朱色の本は(社)全日本シーエム放送連盟創立40周年記念誌の「CM殿堂」。2000年発刊の名著です。
2000年と言えば、日本のインターネット普及率がまだ2割にも満たない中で「webハシモトコウアワー」を果敢にスタートさせた年!

当時よくこんな情熱があったものだと自分で自分を褒めていますが、まだYouTubeも検索エンジンもない時代に「CM殿堂」を読みながら広告映像の世界にのめりこんでいた自分が、20年後、小さ〜くでも栄誉ある広告賞に名前を連ねさせて頂く感慨と言ったらありません。

因みにこのPVは当事者も全く想定していない展開を辿りまして、
道内ニュース
→全国ニュース
→朝日新聞の天声人語
に取り上げて頂くにまで至っています。
天声人語は、こう言っちゃなんですが、よくもこのPVをここまで昇華させて消化できるね・・・と逆に感心します。

湿っぽく聞こえると恐縮ですが、当時、何本も重ねたギターの中でどうしてもイントロだけアイデアが固まらず、完全に行き詰まりながら妻の看病をしてようやく寝かせつけた未明、確か4時頃にシンプルなフレーズが降りてきて弾いたイントロがこれでした。ちょうど1年前のことで、天気の良い朝の光景を鮮明に覚えています。

超優秀な他のスタッフの皆さんの受賞は当然として、私にとってはギリギリだったあの頃のご褒美のようなものと勝手に思っています。

♪恋のトータルステーション




2021.5.30

今日は長女桜の誕生日。色々なことがありましたが、二十歳になりました。

20年前の写真を取り出してみました。生まれたばかりの桜をずーっと見ている妻。この日を迎えさせてあげたかったと思うと言葉になりませんが、どこかで喜んで笑っていることでしょう。

日々の生活=ハシモトコウSingle Fatherアワーは、仕事の忙しさもあってなかなかハードで、ほぼ部活。仕事帰りの買い物、夕飯作り、お弁当、掃除、洗濯等々、OJTで修行中です。
イトーヨーカドーで買った千円エプロンは案外似合ってる気がして、次回コウアワーの衣装候補です。

長男の伶は大変そうな父に気を遣ってくれているようですが、と言ったってフツーの高二男子なので、毎日夕刻に「今日のご飯は?」とLINEで聞いてきて、これはこれで微笑ましいものがあります。
こうした生活もまた永遠に続くのではない訳で、山あり谷ありを大事に過ごして行きたいものです。

お気遣い頂いている皆さんには本当に感謝しかありません。
緊急事態宣言下での記念日なので、釧路にお酒(初級〜中級編)を詰め合わせて送り、伶と3人でリモート誕生会です。妻もどこからかリモート参加してくることでしょう。
桜、二十歳おめでとう。


----------------------------- これ以前の投稿→ 「2017.7〜現在」