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Bluegrass駅伝的アルバムレビュー「Bluegrass Times」
 
駅伝的アルバムレビュー「BluegrassTimes」 / 森下幸治 -banjo-

Sugarbeat / Sugarbeat (1993)
1. Common Ground (3:09)
2. Drive South (4:01)
3. Only For A Little While (4:08)
4. Frame of Mind (3:12)
5. Don't Change Horses (4:22)
6. Stag Hound (4:23)
7. Later On The Down The Line (3:28)
8. Fry The Trout (3:44)
9. Mother Nature's Son (2:20)
10. When It Leaves You (3:49)
11. By The Time It Gets Drk (3:50)
Ben Demerath : guitar, elec. guitar, lead vocals
Matt Flinner : mandoline, bouzouki, vocals
Tony Furtado : banjo, banjocaster, vocals
Sally Truitt : bass, vocals
Label/No etc. PB 2001
お買い求め情報 購入はそんなにお勧めしませんが、フォークが好きな方はどうぞ。
備 考  

Sugarbeat / Sugarbeat

  昔々、WallyはBela Fleckがクレジットされているレコードをとにかく買いあさっていたのですよ(そういっ
た甘酸っぱい青春話は次回以降に譲るとして...)。ホントに、どっかの端っこでBela Fleckと書ないてあれ
ば、それがたとえカントリーのレコードであって、Bjが後ろ方から微かにしか聞こえないよう代物であっても
それでOKだったのです。

 あれから10年、すっかりWallyの心の中からはBela Fleckが消えてしまってたんですが、もう一人、"CD買
いあさっちゃおうかな"というBj弾きをハッキリと意識しました。それがTony Furtado。

 改めて思い出すと、Tony Furtadoのデビューアルバムを始めて聞いたときは、何だかしっくり来なかった
んです。当時、WallyはまだBelaを集めていたと思います。BelaがDriveとかを出していた頃と記憶している
んですけど、Belaの透き通るような清潔感漂う音色とちょっと違うなって...

 でも、2枚目、3枚目とアルバム発表を重ねるに連れて、どんどんすごいんですぅ。(^o^)b

 何て言うんでしょ...使える音の種類は12個より少ないはずなのに、どっかで聞いたことがあるよで新しい
メロディを彼は持ってくる。決して奇をてらってはいないのにハッとする、それでいて心落ち着くメロディのセ
ンス。

 最近、音色も変わってきた気がしませんか?右手に磨きがかかったのか、Bjを持ち替えたのか、機械が
良くなったかは定かではありませんが...

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 さて、1曲目からいきなりドラムス入りまくりの非2ビート。ホントはWallyの好みとしては、ドラムスなしでMn
の強烈なカッティングかなんかでやって欲しいのだけれど、まぁいいでしょう。

 2曲目です。そうそう、こういうリズムが2ビートの次に好きなのです。何ビートと言うのか知りませんが、良
くあるやつ。もう少しMn(カット)のトラックボリュームを上げて欲しいな。

 6曲目のインストもお気に入りのひとつ。

 8曲目、歌詞が理解できれば印象が変わるかもしれませんが...何も叫ばなくてもねぇ。バンジョーソロ、
弾ける人には大したフレーズではないでしょうが、僕は弾けません。こういう風に弾きたい。

 11曲目、最後の曲。これも良いですね。結局、この手のリズムがただ好きなだけだということに改めて気
づきました。

 Wallyが最初に取り上げた1枚。彼のソロアルバムではなくて、なぜあえてこれを?と思われるかも。これ
ほどフォーク調でBjをしっくりはめ込んたバンドは過去に無かったと思うからっすょ、ホント。Belaでも似たよ
うな事は出来ると思いますが、ちょと違う。Skyline(Trischka)とも違う。はまってる。欲を言えば全体的に
曲の印象が薄いのですが...どんなアルバムでも繰り返し聞く事だと思うんですよ。少しずつ心に染みて
きますから。

 この文章がSugarbeatのメンバー、TrishckaやBelaの目にとまらないことを祈ります。

 でも、Tony Furtado知らない方は彼のソロアルバムを聞いてね。

*********************

 実は、先日、Bela FleckのワーナーからでたCD(9 47332-2)を買ってしまったのだ。これで甘酸っぱい想
い出に浸っちゃおぅっかな...


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Down the Streets of My Old Neighbourfood / Petre Ostroushko (1986)
SIDE ONE
1. Sluz Blues (4:07)
2. Back Home in N.E. Minneapolis (2:48)
3. Red Dancing Shoes (3:59)
4. B-O-R-S-C-H-T (5:36)
5. Rose of Old Red Wing (3:06)
SIDE TWO
1. Corny Dog Ramble
2. Down the Streets of My Old Neighborfood (5:18)
3. Hey Good Looking (2:54)
4. Ukrainian Medley (7:39) In the Meadow Is a Well/ Suffering
5. The Two-Tight Polka (2:24)
Peter Ostroushko : Vocals, Guitar, Mandolins, Mandola, Mando-Cello, Banjomandolin
Butch Thompson : Piano, Clarinet
Bruce Calin : Bass
Chet Atkins : Guitar on "Sluz Blues", "Corny Dog Blues" and "Hey Good Looking"
Tim Hennessy : Guitar and Vocal on "Red Dancing Shoes"
Daithi Sproule : Guitar on "Rose of Old Redwing" and "Doun the Streets of My Neighbourhoods"
Johnny Gimmble : Fiddle
Dick Nuuneley : Second Mandolin on "Sluz Blues" and "Corny Dog Ramble"
Charlie Devore : Cornet
Bill Evans : Trombone
Red Maddock : Drums
Bobby Vandell : Drums on "B-O-R-S-C-H-T"
Gordy Knutson : Drums on "Red Dancing Shoes"
Prudence Johnson and Kate Mackenzie : Vocals
Tatiana Riabokin : Vocals on "In the Meadow Is A Well"
Label/No etc. Rounder Records 0227
お買い求め情報 CDの再発はされていないかも...
備 考 その他、情報等


Down The Streets of My Old Neighbourhood / Petre Ostroushko

 ピーター・オストロゥシュコ?発音も良く分かりませんね..どこの国の人だかわかんなくても(きっとロシア系の名前なんでしょう。ジャケット写真背景の建物がヨーロッパ調だったり、裏面、曲の一部がロシア文字(?)で書かれていたり)、一枚も聞いたことのないあなたには、CD屋でその名前を見つけたらば、迷わず購入することをお薦めします。一枚一枚がそれぞれ別々の味わいをもったすばらしいものです。このアルバムコンセプトはタイトルからも分かるとおり自分の「故郷を歌う」という形でまとめられています。

 さてさて、今回のアルバム、まず針を落としてみましょう。

 ところで、この「針を落とす」というフレーズ、懐かしいですね...余談ですが、昔は「針で1回毎に塩化ビニールの溝を削って消耗する」、という重い意味のある行為が存在していました。例えば後輩がアパートにやって来て、「なんか聞かせてください」って時に、先輩風などを吹かして、「これが良いんだぜぇ」かなんかいいながら、大事そうに3重の過剰包装の中からレコードを取り出してくるわけです。
 当時のブル研では、部屋の壁に向けてレコードを整理している部員の場合、一番外の厚手の透明ビニール(註1)の袋の口は上、中間の厚紙ジャケットの口は奥(壁向き)、一番中の直接塩化ビニルが触れる薄い紙(註2)は口を上に、それぞれ向けて整理るのが標準であったように記憶しています(俺だけか?)。そうすることによって、厚紙ジャケットの縁に表示されたタイトルなどをきちんと見せ、かつ、塩ビのレコードそのものや厚紙ジャケットの摩擦による消耗をそれぞれを外側から包むものが防いでいることになるのです。
 そうしてうやうやしく取り出された貴重盤を用いて不安定な新人たちを洗脳したり、レコードの価値がわかりかけてきた後輩たちを幹部へと成長させるための"儀式"が執り行われていた訳です(註3)。
 オーディオマニアに言わせれば、LPレコードにおいて最高の音質が得られるのは、せいぜい最初の10回くらいまでだそうです。したがって、繰り返しになりますが、再生という行為はレコードの消耗な訳ですから、基本的にはレコードを購入したら、まずはカセットに落して聞くのが当たり前でした。にもかかわらず「君と一緒ならレコードを消耗しよう」という姿勢は後輩の胸を打つのに充分ではありませんか(註4)。
 ただし、表面的にはレコードは駄目になって行きますが、それは同時に自分の鑑賞履歴を刻む行為でもあります。すなわち、パリパリ、ザラザラと聞こえる劣化した音の向こうにいろいろな自分のブルーグラス史を刻み、その歴史込みで聞くのがレコードなのかもしれません。

 すっかり余談に熱くなって、文字数を使ってしまいました。元に話しを戻しますと...

 この人何が良いかって言うと、ブルーグラスとちょっと違うマンドリンなんです。音きれい系のマンドリン弾きです。1曲目からヨーロッパテイストたっぷりのマイナージャズで始まります。途中、彼オリジナルのフツーのフォークもありますが、全体的には僕が思うに、この人のキーワードは「ヨーロピアンマンドリン」なのでっす。このレコードはそんなヨーロッパ(ポルカ、東ヨーロッパフォークなど)がところどころにちりばめられた飽きさせない内容に仕上がってます。
 途中、B-3はカントリー超有名曲、Hey Good Lookingのロシア語ヴァージョン。B-4のメドレーは東ヨーロッパそのもののフォークです。B-4の前半の曲、全くブルーグラスではありませんが、一言コメントさせてください。ハーモニーに不思議な陶酔感があります。何人で歌ってるのか分かりませんが、妙なハーモニーの厚さです。ミュージシャンにクレジットされているTatiana Riabokinというのはグループの名前なんでしょうか、個人なのでしょうか?何人で歌ってるにしろ、この不思議な雰囲気、これを聞いただけでもこのレコードを聞いた価値がありますょ(きっと)。

 しかし、僕のお気に入りは何と言っても彼のヴォーカルです。最近のアルバムは押さえてませんが、今回の一枚が最も彼の歌声が堪能できる一枚だと思います。下手ではありませんが「うまいっ!」と言わせるヴォーカルではありませんよねぇ(きっと皆さんにとっても)。素朴な感じとでも言いましょうか。ドックワトソンとかノーマンブレイクとかそういう系統(ノーマンブレイクのバンドにいたそうです)。
 とにかく是非、SideB-2を聞いてみてください。僕はほとんどのブルーグラスの歌詞を言葉としてではなく音としてしか聞いていないので、今回のこのレコードもご多聞にもれず細かいクレジットなんかほとんど読まずに雰囲気しか聞いてませんが、なんかいつもグッと来てしまいます。

 マンドリン弾きとしてのPter Ostroushkoの魅力について語るには、僕は役不足です。竹内君にいつしか筆を執っていただくことにしましょう。

 次回はバンジョーレスのブルーグラスについて。

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註1:学問的にはビニールではないと思う
註2:当時から日本盤は紙じゃない不透明の袋(材質不明)だったが、輸入盤は紙が当たり前。LPが衰退する少し前からRebelやRounderでも紙でなくなったように記憶しています...
註3:当時、"儀式"の執り行われていた場所は、恵迪寮、時栄荘、出町荘、みどり荘…あーぁっ思い出せない!他にも...ほら北18か19で西5の...ヒサヤ大黒堂(ぢ)のすぐ近くの歩道橋を渡ってすぐの...
註4:そうおっしゃった、恵迪寮にお住まいだったそのお方、最近はダイエットに励んでいるらしい。


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Odd Man In / Tim O'Brien (1986)
1. Fell In Love (And I Can't Get Out) (2:46)
2. One Way Street (2:55)
3. Circles Around You (4:11)
4. Handosme Molly (3:06)
5. Lonely At The Bottom, Too (3:36)
6. Like I Used To Do (4:26)
7. Lone Tree Standing (3:21)
8. Love On Hold (3:00)
9. Flora, The Lily Of The West (3:32)
10. Hold To A Dream (2:49)
11. That's What I Like About You (3:56)
12. Every Tear Has A Reason Why (2:24)
13. Hungry Eyes (3:17)
14. Romance Is A Slow Dance (3:34)
Tim O'Brien : Vocals, Mandolin, Octave Mandolin, Guitar
Nick Foster : Acoustic & Electric Guitars, Harmony Vocals
Jerry Douglas : Dobro
Mark Schatz : Acoustic Bass
Pete Wasner : Keyboards
John Gardner : Drums and Percussion
Mollie O'Brien : Harmony Vocals
Stuart Duncan : Fiddle
Larry Thompson : Drums on 4, 11 & 14
Chris Engleman : Electric Bass on 4, 11 & 14
John Magnie : Accordion, Harmony Vocals
Kenny Vaughan : Electric Guitar on 7 & 12
Label/No etc. Sugar Hill CD-3790
お買い求め情報 先日、オンザボーダーで見かけました
備 考 その他、情報等


Odd Man In / Tim O'Brien (1991)

 トニーライスのManzanita、もちろん皆さん、あの大名盤をご存知でしょうね。あのレコードを聞いた時はショックでした。だって、バンジョーが入っていないんですよ!ブルーグラスなのに...しかも、カッコいい!そう言えば、札幌で伝説のケンタッキーカーネルサンダース(註)もバンジョー抜き(これ以降、Bj(-)と表現するとします)でしたね。
 Bj(-)だけの違いが一体何を引き起こすんでしょ?この謎に付いては別の機会に考えてみるとしますが、とにかく、「バンジョー弾きはこのカッコいいノリ、めくるめく世界にはプレーヤとして参加することは出来ないんだぁーっ!」と思ってすっかり打ちひしがれたものでした。明らかにBj(-)であることのプラス効果が感じられましたから。
 Bj(-)にしなきゃいけないんだってことはDawgがトニーよりも先に気づいていたんでしょうが、その後も、"バンジョー弾きを除け者にするというごく簡便な手法によりチョットカッコいいことができる"ことに気づいた多くのプレーヤ達が沢山現れましたね。ちぇっ・・・
 でも、Sam Bushはやっぱり偉いぞ!Bela FleckをNGRに入れたからね。

 さてManzanitaから10年以上も後になりますが、Tim O'BrienがBj(-)のアルバムを作りましたね。すでにBj(-)だからって落胆しないだけの開き直りの出来る大人になっていた私は、充分このアルバムを楽しむことができました。それにアルバム全体に漂う雰囲気もブルーグラス的から少し遠いので、バンジョー弾きの私もあまり悔しくはありません。

 おハズカシながら、Hot Rizeの時代には彼の才能に気づくことは出来ませんでした。80年代を代表するバンドとして今では伝説のHot Rizeですが、当時は"軽い"とかってレコード評なんかで言われたり、批判もチラホラ。ご多聞に漏れず私もそんなことを思っていたうちの一人だったりして、Hot Rizeのアルバムは1枚たりとも持っておりません。

 このアルバムよりちょっと前から彼がチョット気になる存在になってきました。思い出すのはLaurie LewisのデビューアルバムRestless Rambling Heart (1986)です。なんと言っても彼を語るにはずせない私のFavorite song、SideB-3に収められていたのがHold To A Dream。アルバムジャケットに記されたTim O'Brienの名前。そこでMn&Gを弾いていたのも彼ですね。その後New Grass Revivalのカヴァー(1987)でその後すっかり有名曲となりましたが、初めて聞いた時から、あのたたみかけるような歌と楽器の掛け合い、その不思議な雰囲気にすっかり虜でした。その曲が今自身の手でここにも一度違う命が吹き込まれています(10曲目)。うん、ここでの味わいもよし。

 2曲目のOne Way Street、なーんだ、この曲もTimだったんだ。上述のNew Grass Revivalのアルバムでやってました。ほかに7、8曲目など彼のオリジナル曲はいずれも私のお気に入りです。
 4曲目のHandsome Mollyがどうしても気になります。カッコよ過ぎます。なんで?どうして?タダのHandsome Mollyじゃん!って。でもどうしょうもなくカッコいい。そう思ってたら、最近のTim 、再び演ってましたね。NEWGRANGE (COMPASS RECORDS 7 4280 2)、さらにカッコいいですよ。なんたって、そっちはBj(+)ですから。

 Timのヴォーカルには不思議な魅力があります。一体その正体は何なんでしょう?こねくり回すような抑揚、Hot Rizeの頃とはまた違う一味付け加わった、んー・・・って言うか、より自由に解き放たれてるって感じかな。まったりコクのあるってやつですか?その"しつこさ"が聞く人のα波を揺さぶり、海馬の記憶野深くに印を刻む。かといって飽きの来ない清涼感。

 多くのプレーヤがあえてBj(-)にしたがるのはもちろん意味があるのでしょう。でも、Odd Man In以外でもそうですが、Manzanitaの20年以上昔と違って、今ではBj(-)のメリットは無くなってきていると個人的には感じています。ManzanitaやOdd Man Inの良さを損なうことなく、さらにカッコよさを加えることの出来るバンジョー弾きが沢山います。一バンジョー弾きとして、「この曲にBj(+)するとすれば・・・」って考えるのが、今ではBj(-)のアルバムを聞く時のたのしみかな。

 その後の、Tim & Molly O'Brienの姉弟(兄妹?)デュオやO'Boys(いずれもBj(-)です)の活動も見逃せませんね。いつかレビューの対象とすることといたしましょう。

 次はNickel Creek。おいおい、またBj(-)かよ!  
 
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註:1980年初頭札幌で活躍した、そのバンド名からイメージされるとおり、Kentucky Colonelsのコピーバンドで、当時の人気を博した。橋本G、三谷Mn、大沼Bsの3人編成。


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Nickel Creek / Nickel Creek (2000)
01. Ode To A Butterfly (4:08)
02. The Lighthouse's Tale (5:00)
03. Out Of The Woods (5:15)
04. House Of Tom Bombadil (3:45)
05. Reasons Why (4:08)
06. When You Come Back Down (3:48)
07. Sweet Afton (5:38)
08. Cuckoo's Nest (2:18)
09. The Hand Song (4:26)
10. Robin And Marion (4:34)
11. The Fox (2:29)
12. Pastures New (3:53)
Chris Thile : Vocals, Mandolin, Banjo, Bazouki
Sara Watkins : Violin, Vocals
Sean Watkins : Guitar, Vocals
Scott Thile : Acoustic & Electric Upright Bass
Label/No etc. Sugar Hill CD-3909
お買い求め情報 新しいCDだからどこでも手に入りますよ、きっと
備 考


Nickel Creek / Nickel Creek (2000)

 ある日、まず最初に、高校野球のヒーロー達ってのが全部年下であることに気づく。つぎに、大相撲の優勝力士も年下なんだなぁって...そのころ、トリシュカだってベラフレックだって、先輩Bj弾きのMさんだってみーんなみんな年上で、ぜんぜんオッケーだったはずなのに...

あれから10年もたってしまって、すっかりビックになり損ねた自分に気づくわけだ。まぁ、途中で中島シスターズは上手くなっていて宝塚のスターになっていたし、CDは出すはで、今に始まったことじゃないんだけどさ。

クリスシーリのすごいテクニック、3連符もビロビロ弾きまくる。カットのノリもかっこいい。全体のフォーク調も僕のお気に入りです。

サラちゃんもキュートだし、お上手。
でももうこれ以上、太んないでね。

何年か前に日本にも来ましたね。オジサン達に言わせれば、ひがみも少々交えた調子で、「音が小さいねぇ」とか「ピッキングがちょっとねぇ」とか云々。会場でこっそり録音されたMDを僕にもまわしてもらいましたが、やっぱりガキのくせにプロです。

これを聞いてオジサンたちももっと精進しましょう。

天国のビルモンローも彼らの今後の活躍にきっと期待をしていることでありましょう。

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今回は超手抜き版ですが許してください。クリスマス・イヴの夜だしさ。
次回は僕にスタンレーを教えてくれたリッキースキャッグスを取り上げてみます。

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