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Bluegrass駅伝的アルバムレビュー「Bluegrass Times」
 
駅伝的アルバムレビュー「BluegrassTimes」 / 坂本一志 -fiddle-

Muleskinner Live - Original Television Soundtrack / 1994
1. New Camptown Races
2. Dark Hollow
3. Land Of The Navajo
4. Blackberry Blossome
5. Knockin'On Your Door
6. Opus 57 In G Minor
7. Red Rocking Chair
8. Going To The Races
9. Eighth Of January
10. I Am A Pilgrim
11. The Dead March
12. Sitting Alone In The Moonlighit
13. Orange Blossome Special
Clarence White : lead guitar & vocals
Richard Greene : fiddle
David Grisman : mandolin & vocals
Bill Keith : banjo
Peter Rowan : rhythm guitar & lead vocals
Stuart Schulman : bass
Maria Muldaur : vocals(#12)
Label/No etc. Sierra Records SXCD 6000
お買い求め情報 かなり有名なアルバムです、ブルーグラスやカントリーのコーナーがある大きなCD屋にはたぶんあるでしょう。
備 考 '73年にテレビ放映されたものをCD化したもの。

MULESKKINER LIVE - ORIGINAL TELEVISION SOUNDTRACK

 僕が今回紹介するのはこのミュールスキナーライブという名盤中の名盤です。
このような有名なCDを諸先輩方を差し置いて取り上げるのは少々気が引けましたが、このレビューはブルーグラスを知らない方も見るかもしれない(事もなくはない)ということなので、ブルーグラスを知らなかった時代の僕が一番最初に感動したこのアルバムを取り上げました。
現在このレビューにはフィドル弾きが僕一人みたいなので、ほかの楽器は先輩方が又取り上げてくれることを期待して、主にフィドルを聞いてみたいと思います。

 僕がこのアルバムを初めて聴いたのは大学のブルーグラス研究会に入って1ヶ月くらいの時でした。それまでの僕はブルーグラスという存在自体を知らず、一般の人と同じようにはやり歌を (好きだったわけではありませんが)聞き流していました。
当時('97)巷では、第1期小室プロデュースの曲が隆盛を極めており、そこかしこに味気のないピコピコサウンドがあふれていました。そういった環境の中で、生の演奏にあこがれてブルーグラス研究会に入部したのでした。
しかし、入部直後に聞かされたCDというのはその時の先輩の嗜好を反映してコンテンポラリーソリッド物が多かったと思います。
このコン(略)物はご存知の方も多いと思いますが、正確なリズムを売りにしてまして(一発取りで正確なリズムを刻むというのは大変な技術なのですが)、未熟な当時の僕はピコピコサウンドと大差を感じなかったのです。
そのうち自分は音楽を聞くとすぐ眠くなる、音楽に向かない人間なのかと悩むようになりました。
そんな時このCDを聞いたわけです。
感動しまくりました。
毎日2まわしは聞きました。
では聞いてみましょう。

1曲目
軽快なマンドリンからのBフラットの曲、さわやかなバンジョー、オープニングにはもってこいの曲、と思いきやフィドルは最初から手加減ありません。思いっきり突っ込んできます。
彼はきっと弟相手に本気でけんかするタイプだと思います。

2,5,8曲目
歌関係はベースの適度なウォーキングやギターのランなどで何度聞いても飽きがきません。

3,7曲目
どことなくウエスタン臭。ロウハイド(ビルモンのではないアレ)っぽいイメージですね。
3曲目ではピーターが歌詞を忘れて1まわし余分にやってるように聴こえるのですが、どうなんでしょう。両曲ともボーカルとフィドルが暴走、取り返しがつかないまま終わります。

4曲目
バンジョウもマンドリンもいい、でももはやフィドルしか耳に入りません。1小節短いみたい。
でも熱い!

5曲目
そこはかとなくドーグ臭。構成もユニゾンあり、ベースソロありと凝ってます。

9,11曲目
何てことはないフィドルチューンですがやっぱりすごい。
11曲目のタイトルはハードロックやヘビメタみたいでどきどきしましたが、ふつーです。

10曲目
クラレンスも歌詞を忘れるようなそぶりが。しかも3番の頭では突如リバーブが大きくなります。
PAの居眠りでしょうか。でもすごいギターソロ。

12曲目
どこから連れて来たのか突然女の人が歌い出します。
今度は歌詞を間違えるピーター、しかもコーラス中でバツの悪いことこの上ありません。
でも熱さでカバー。

13曲目
ワシントン(ニューヨークだったかも)からフロリダへの列車をモチーフにした曲らしいです。
フロリダ=オレンジという考え方は青森=りんごと考える日本人のそれに似ていて親近感がもてます。(違う意味かもしれないけど)
この曲はすごいですね。彼らに何があったのでしょうか。
収録時間が押しているといわれたのかもしれません。とにかく尋常な走り方ではありません。

いかがだったでしょうか。
歌詞を間違える人、忘れる人。
小節数を間違える人。
暴走しちゃう人。
乗り遅れちゃう人。
うるさい足音。
よく聞こえないバンジョー。
なぞのリバーブ。
そのどれをとっても音楽的にすばらしいとは思えません。
しかしそういった生臭い部分があるほど彼らの演奏を良く感じ取れる気がします。
そしてそれがブルーグラスの魅力のひとつであり、皆をフェスに駆り立てているのだと思います。

ここで述べたことはブルーグラスをやっている人にはあたりまえのことだとは思いますが、これを読んでくれた堅気の人間が一人でもブルーグラスという泥沼に一歩を踏み出してくれたら幸いです。


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Craig Smith / Craig Smith (1997)
1. Sandy River Belle
2. Two Long Years
3. St. Louis Blues
4. Charade
5. Curly Headed Woman
6. Humoresque
7. The Memories of Your Smile
8. The Girl I Left Behind Me
9. Annie Laurie
10. Rose of Alabama
11. Clinch Mountain Backstep
12. My Old Kentucky Home
13. Moscow Night
Craig Smith: banjo,guitar
Scott Huffman: guitar,vocal
Jeff Foxall: mandolin
Stuart Duncan: fiddle
Laurie Lewis: vocal
Jerry Douglas: dobro
Junior Brown: guit-steel
Jonell Mosser: harmony vocal
Label/No etc. ROUNDER/ROUN0357
お買い求め情報 比較的最近のアルバムです。ブルーグラスコーナーがあるCD屋にはあると思います
謝 辞 このレビューを作るに当たり御協力くださった近藤先輩に感謝いたします

Craig Smith / Craig Smith

今回はこのアルバムにしてみましょう。
クレイグ・スミスさんのソロアルバムです。
しかしどうして向こうの人はアルバムタイトルに個人名をつけたりバンド名をつけたりするんでしょうか、分かりにくいですね。
しかもCDワールドなどのリストは姓、名の順ですからその探しにくさといったら。
話がそれました。


皆さんは普段、ブルーグラスのアルバムをどのように聴いていますか?
僕は非常に集中して聴きます。特に初めて聴くアルバム場合は他のものに手がつきません。
多分ブルーグラスをよく聴き、演奏する多くの人も僕と同様なのではないでしょうか。
演奏の細かなニュアンス、アクセント、フレージング、ドライブ感などを一つも聞き漏らすまいと、鬼気迫る形相でスピーカーにしがみつき目を閉じてリズムに合わせて体を揺らす、とまでは行きませんが、それに近い状態で僕は聴いています。
この聞き方は聞き終えた後に心地よい疲労と満足感を残しますが、十分な体力と時間を必要とします。

しかし、学校から疲れて帰ってきたとか、ゆったり本を読みたいというようなときにはこんな聞き方はできません。
もっとリラックスできるような音楽(ブルーグラス以外)を聴いてしまいます。
そんな時でも聴けるということでこのアルバムを紹介します。


前振りが長くなりましたが、曲を聞いてみましょう。
1曲目からなんとフィドルチューン。バンジョー弾きのソロアルバムとは考えられません。
この柔らかい音には賛否が分かれるところだと思います。
確かに聴きなれた硬いバンジョーの音とは違いフレーズもメロディー重視で、このレスラー崩れのような顔のおっさんの何処からそんな音が出るのかと不思議になりますが、フィドル弾きの立場から考えるとこれだけ一緒にフィドルチューンを弾きやすいバンジョー弾きは珍しいと思います。
バンジョー特有の緊張感をあまり感じさせません。多分そういった理由で安心して聴けるのでしょう。

また、ギター独奏やバンジョーの独奏、クラシックをアレンジした曲を入れるなど、様々な曲調を織り交ぜているため飽きがきません。

そして僕が個人的に最も惹かれるのはフィドル:スチュアートダンカン、ボーカル:ローリールイスという豪華な組み合わせです。
「マグロのウニころもあげ」みたいな、単品で生のままでもいけるのにって感じです、よく分かりませんが。


このアルバムはドライブ感だとか、演奏の厚さだとか、技術の巧みさとかそういった目立った特徴があるわけではありませんが、つい何度も聴いてしまう依存性の何かがありまして、風呂上がりやボーッとしているときについ聴いてしまったりしてしまいます。
そんな不思議な魅力のあるアルバムなのでした。

名盤ではなく愛聴盤の紹介になってしまいました。次はちゃんとやります。


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Mark O'Connor / Liberty! (1997)
1. Song of the Liberty Bell
2. Johnny Has Gone for a Soldier
3. Surrender the sword
4. Soldier's Joy
5. When Bidden to the Wake or Fair
6. The World Turned Upside Down
7. Bunker Hill
8. Freedom
9. The flowers of Edinburgh
10. Brave Wolfe
11. Devil's Dream
12. Song of the Lberty Bell withYo-Yo ma
Mark O'Connor: fiddle
Yo-Yo Ma(#5,12): cello
Wynton Marsalis(#10): trumpet
James Taylor(#2): vocals & guitar
Jerry Douglas: dobro
John Jarvis: harpsichord & piano
Russ Barenberg: guitar
John Mock: pennywhistle & low Whistle
Mark Schatz: bass
Glenn Wolf: bass
Eddie Bayers: percussion
Label/No etc. SONY,SRCS8531
お買い求め情報 つい最近のアルバムで日本版と洋版があるようです
備 考 米独立戦争を題材にしたテレビドラマ「Lberty!」のサウンドトラックです

Mark O'Connor / Liberty!

 まず始めにこのアルバムはブルーグラスをメインにしたものではありません。
と、前置きをしてからはじめましょう。
ではなぜこのアルバムを取り上げるかというと、そこには深い理由があるからなのです。


 皆さんもブルーグラスをやる人間以外の人に自分の趣味(ブルーグラス)について話す機会があるかと思います。
その時ブルーグラスについてどのように説明しますか?
ひとたび「カントリーのような…」と言おうものなら、次の日からは「カントリーの○○さん」と不本意な定冠詞をつけられてしまいます。
どうにも説明のしようがありません。
これはブルーグラスの知名度の低さに大きな原因があると考えられます。
 僕が北大のブルーグラス研究会を離れてから数年たちましたが、その後もバンド形式の音楽サークルに所属し、ブルースからポップスまで様々な音楽に触れてきました。
しかし、ブルーグラッサーの演奏のうまさやノリの良さをいまだに忘れることはできません。
いつも、このすばらしい音楽をもっと世に広めたいと考えています。
クラプトンがB.BじゃなくDog Watsonあたりとやってくれればよかったのに。
と考えるかはともかくとして、とりあえずブルーグラスの面白さを伝えたいと思います。
そこで登場するのがこのアルバムなのです。


 ブルーグラスを知らない人に聞いてもらうためにどうすればよいか。
まずは興味を持ってもらわなければ始まりません。
そこでこのアルバムの共演者のネームバリューを最大限に生かすのです、ちょっとせこいやり方ですが。
まあ有名になるためには仕方ありません。
ドリフターズもビートルズの前座で有名になったことですし。
 チェロのヨーヨー・マのついては日本人の約半数(予想)は知ってると思われます。
名前は聞いたことがなくても「ウイスキーのCMでチェロをひいてる東洋系の人」といえばO.K.。
 また相手がJazzを聞くような人ならばWinton Marsalisの名前を知っている可能性も高いと思われます。
大きなCD屋のJazzのコーナーには彼のCDが5、6枚はあります。
 James Taylorについては調査不足で彼のCDは見つけられませんでしたが、何かのジャンルで有名な人だと思われます。
 この人たちの名前を並べて、ブルーグラスを知ってもらいたい相手が少しでも興味を示したなら、後は彼らとは関係のない4、11曲目を聞かせましょう。
 演奏自体はかっちりですが、曲が進むにつれ複雑になっていくソロやリード以外の楽器がバックアップして盛り上げるなど、ブルーグラスの面白さがかなり伝わると思います。


 アルバム自体はMark O’Connorがオーケストラをバックにしたり、バンド構成でやったり、ゲストとデュエットしたりといった感じで、曲調はドラマを意識してか壮大な感じの曲が多いようです。
しかしブルーグラスの曲に関してはなかなか活きの良い仕上がりとなっております。
Mark O’Connorは一時期クラシックなどに手を出したりして、もう戻ってこないのかと思いましたが、収録されたブルーグラスの曲を聴くと「まだ僕たち(ブルーグラス)の事を覚えていてくれたんだ」と思い上がりにも似た感動が起こりました。
 メンツ的にはブルーグラス界ではかなり名の知れた人々がサポートメンバーとして加わっていますがジャケットにはその名が一切載っておらず、1、2曲しか参加していないゲスト(前記の3人)が大きく出ています。
この事からもブルーグラスの地位の低さが伺えます。
Jerry Dougrasのドブロはブルーグラスの曲でも冴えていますが、カントリー調の曲もまた味わい深いものがあります。
ジャックダニエルのCMのような曲です。


 もとのテレビドラマを見ていると違う感動もあるのかもしれませんが、このアルバムはただ聞いただけで面白いって程のものではありません。
しかし、ブルーグラスを知らない人に興味をもってもらうために、接待用として1枚はあると便利かと思います。


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De Danann / The Star Spangled Molly (年代不詳)
1. The Cuckoo's Nest Medley
2. Come Back Again to Me Mavourneen
3. New Irish Barn Dance
4. Conlon's Jig, Padraig O'Keefe's, Head o' Cabbage, Boys of Malin
5. My Irish Molly - O
6. Hey Jude
7. Maggie
8. Coleraine Jig, Derrane's, John Stenson's
9. Kitty's Wedding, The Rambler
10. The Teetotlar, St. Anne's
11. Then You'll Remenber Me
12. Morrison's, The Tailor's Thimble, Wellington's
13. I'm Leaving Tipperary
Jackie Daly: Accordeon
Alec Finn: Bouzouki, Guitar, Tenor Guitar
Frankie Gavin: Fiddle, Flute
Johnny "Ringo" McDonagh: Bodhran, Bones
Charlie Piggot: Banjo
Maura O'Connell: Vocal
Label/No etc. Third Floor Music TFCDBLB 5006
お買い求め情報 つい最近のアルバムで日本版と洋版があるようです
備 考 滅多に見つかりません。根気よくアイリッシュコーナーを探してください。

DE DANANN / the STAR SPANGLED MOLLY

 アメリカ合衆国はそこに住む人の大部分が他国からの移民の子孫であり,その文化は様々な人種,民族によって彼らの祖国から持ち込まれたものの融合です。
アメリカで生まれた音楽,ブルーグラスもまた,その例外ではありません。
アメリカの音楽に影響を及ぼした多くの民族音楽の中で,特に大きな比重を占めているのがアイリッシュであり,このことはブルーグラスなどでいまだにアイリッシュ起源のリール等が演奏されることからも伺えます。
そこで今回は,ブルーグラスの主たるルーツであるアイリッシュトラッドのアルバムについてレビューしようかと思います。

 こんなまじめな書き出しをするのは,前回あれだけブルーグラスを褒め称えておきながら,舌の根も乾かぬうちにアイリッシュのバンドを取り上げてしまった言い訳だったりなかったり。
それはさておき,今回紹介するCDはアイリッシュの大御所バンドDE DANANNによる80年代前半のアルバムのリマスタリング盤です。
 このバンドはメンバーに変動が多く,年代によって音楽性も大きく異なるのですが,所属するミュージシャンには当たり外れがなく,各アルバムごとに新鮮な感覚を与えてくれます。
本作品では,当時無名だったモーラオコンネルという歌手を,アイルランドの片田舎から引っ張り出してきております。
このアルバムが出世作となり,彼女は米カントリー界で有名になりました。
ブルーグラス関係ではジェリーダグラスのソロアルバムに参加したりしているのでご存知の方もいるかもしれません。
 また,DE DANANNはアルバムごとに明確なコンセプトを持っておりまして,本アルバムは「1920年代の米国に移住したアイルランド人の音楽」という事だそうです。
そのため,メンバー編成にはクロウハンマーバンジョーも入っており,アメリカントラッドの源流をよく再現しているといえるのではないでしょうか。

 さて,内容ですが。
一番の聞き所はやはりモーラオコンネルの純朴ですがすがしい,どこか哀愁の漂う歌(#2,5,7,11)でしょう。
こればかりは言葉ではなんとも表現できません。
例えるべきブルーグラスや,他のジャンルのシンガーは思い浮かばず、後年の彼女のドスの聞いた声ともまた違います。
興味をもたれた方は是非アルバムを買って聞いてみてください。
DE DANANNはベストアルバムも出ておりますが,やはり1枚モノとしてまとまったこのCDをお勧めします。
詩の内容も,恋人とはなれ,祖国をあとにする心情を歌ったものなどが多く,彼女の歌とよくマッチしています。
 一方,ブルーグラスのレビューとしては#10も聞き逃せません。
2曲のメドレーなのですが,どちらとも現在でもブルーグラスのジャムで頻繁に演奏されます。
前者はTemperance Reel等,幾つかの異なる名前で呼ばれることもあるようです。
おもしろいのは,ブルーグラスとアイリッシュでは,そのグルーヴがまったく異なるということです。
音楽が演奏される地域によって強い影響を受けるということは,三陸に赴任されて世界の海岸音楽に目覚められた橋本さんならばよくご存知かと思います。
これは僕自身の勝手な感想ですが,道央の広々とした景色にはブルーグラスが,道南の断崖が続く海岸線の景色にはアイリッシュがよくあうような気がして,なるほどと思ったことがあります。
そういうわけで,この曲はアイリッシュとブルーグラスの類似と相違を良く表した,興味深い曲です。

 いかがだったでしょうか。
といっても聞いたことのない人に説明してるわけですから,いかがも何もないような気はしますが。
本レビューではブルーグラス,アイリッシュという枠組みを強調するあまり,本質的なよさをあまり伝えられなかったかもしれませんが,一つだけいえることは,このアルバムはブルーグラスやアイリッシュの枠を越える,非常に良いアルバムだということです。
繰り返しになりますが,是非1度聞いてみてください。
誰でも切なく,ほろ苦い感じになるはずです。


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