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Bluegrass駅伝的アルバムレビュー「Bluegrass Times」
 
駅伝的アルバムレビュー「BluegrassTimes」 / 渡部弘隆 -guitar-

Snakes Alive ! / The Dreadful Snakes (1983?, 1995CD化)
1. Who's That Knocking At My Door
2. Snakes Alive
3. Travelin' Down This Lonesome Road
4. Story Of The Pharisees
5. Brown County Breakdown
6. Linda Lou
7. Sally Ann
8. Blue Yodel #4
9. Don't Let Your Sweet Love Die 
10. Cash On The Barrel
11. Lonesome Whistle Blues
12. In Despair
Bela Fleck : Banjo, Guitar, Vocals
Jerry Douglas : Dobro, Vocals
Blaine Sprouse : Fiddle
Pat Enright : Guitar, Vocals,
Roland White :  Mandolin, Vocals
Mark Hembree : Bass, Vocals
Label/No etc. Rounder CD 0177
お買い求め情報 Tower Records他.インターネットでもOK.
備 考  

Snakes Alive ! / The Dreadful Snakes

はじめに

皆様こんにちは。北大ブルーグラス研究会1991年入部の渡部といいます.ギター弾きです.
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが,私は自分のサイトにアルバム・レビューのコーナーを持っています.自分で言うのもなんですが,更新遅いです.橋本さんのメール攻撃に屈し,自分のサイトそっちのけで定期執筆の輪に入ってしまうこととあいなりましたが,かくなる上は微力を尽くさせていただきますので,どうかよろしくお願いします.

The Dreadful Snakesというバンド

1982年初め,ナッシュビルに移ったベラ・フレック(時期でいうと,スペクトラム解散直後,ニューグラス・リバイバルに入った頃になりますか)が,巡業に出ていない時のインフォーマル・バンド(つまり遊び相手)がほしくて,声をかけたら集まった,平たく言うとそんな感じでできたバンドです.バンドの成り立ちといい,演奏場所がステーション・インだったことといい,後のザ・サイドメンとの共通項が多く見られます.

メンツですが,正しく「ナッシュビル人脈」といっていい顔ぶれかと思います.後にナッシュビル・ブルーグラス・バンドに参加するパット・エンライト,ローランド・ホワイト,マーク・ヘンブリー(後ろ2人はNBBでは在籍時期が違いますが)に,ジェリ-・ダグラスとブレイン・スプラウス.余談ですが,ブレイン・スプラウスは,私と同期でBanjo弾きのS水氏が,めずらしく名前を覚えていたフィドラーの1人です(あとは,スチュアート・ダンカンとアリソン・クラウスくらいしか覚えていなかったと思う.つまり,彼の中の3大フィドラーの1人).偉大な人ですね(いいのか?それで).

アルバム紹介

バンドの成り立ちのせいか知りませんが,肩の力の抜けた感じが全体に漂っています.それでいて,どこにも隙がない.なんてプロフェッショナルな演奏.一言でいうと,とてもシブい.シブいといっても,そのシブさは「消化不良」とか「不完全燃焼」という単語とは無縁の,「奥行き」とか「懐の深さ」を感じさせるものです.今風にいえば「So Cool!」.

1曲目からシブさが爆発してます.べラ・フレックのひたすら均等なロール,タメのきいたリズム,まさにそこしかない!タイミングで入る各楽器のバッキング,そして強弱までぴったりあわせたコーラス.く〜っ,よすぎる! 3曲目のコーラス(こちらは2部)も同系統のシブさです.

2,5,7曲目がインスト.2曲目はベラ・フレックがこのバンドのために作ったテンポの速い曲です.個人技感が一番強いのもこの曲.5曲目のフィドルチューンはキメがあるせいか一体感強し(掛け合いはないのに掛け合いのように感じる).7曲目は中休み的.

4曲目はベラ・フレックのリードギター+カルテットのゴスペルナンバー.

パット・エンライトの歌を指して,渡辺サブさんが”旨い”という表現を好んで使っていますが,なるほどうまい表現だと思います.なんともお肉的な美味みを感じさせる声と歌いっぷりです.彼のボーカルがメインになっているのは6(キレイめ),8(アツくてタイト),11曲目(ロンサム)で,曲としては6曲目が好みですが,歌のすばらしさでいえば11曲目がおすすめです.

9曲目はローランドの温かみのある声を堪能することができます.

10曲目は各楽器の掛け合い(今度は本当)が楽しいゴキゲン(死語?)なナンバー.

12曲目で締めですが,圧巻はBanjoソロ.この絶妙なタメをさらっと弾かれては参ったするしかありません.
 

おわりに

リピートして聴きたくなる個所の多い,ほんとにいいアルバムです.リピートして聴いてはニンマリしている図というのは,知らない人が見たら(いや,知ってる人が見ても)不気味なことこの上ないでしょうがね(^^;

さて,次回は何にしましょうか.


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Duality / Schankman Twins(1996)
1. Montana Cowboy
2. AppleJack
3. Shuck in the Corn
4. Waterbound
5. Blue Kentucky Girl
6. Thibodaux
7. When the Roses Bloom in Dixieland
8. Sally Ann
9. Shenandoah
10. Lauren Goes to Town
11. Livin on Love
12. Back to Dixie
13. Grandpa Get Your Guitar
14. Ashoken Farewell
15. How Mountain Girls Can Love
Dana Schankman : Banjo, Lead Vocals
Lauren Schankman : Fiddle, Harmony Vocals
Kenny Blackwell : Mandolin, Guitar(2, 4, 6, 9, lead-13)
Bill Bryson : Bass
Greg Harris : Guitar
Michael Alden : Vocal(9)
Label/No etc. CWR-CD-4816
お買い求め情報 私はDisc Unionで買ったのですが,現在はそのような品揃えは望むべくもなく,インターネットでも見かけないので,なかなか手に入りにくいかもしれません.BOMやチェロキーに訊いてみるとか.
備 考

Duality / Schankman Twins

さて,今回はローカルな世界をお届けしましょう.

2年前,就職した直後の5,6月,研修で工場の現場に入っていた時期に,Vrd Tyme Out/Live at MAC,Ronnie Bowman/The Man I'm Trying To Beと並んで,毎日1回以上聴いていたアルバムです.なぜか何回聴いてもあきなかったのを覚えています.耳について離れなくて,仕事中も頭の中を流れっぱなしになってました.

録音当時16歳の双子の姉妹が出したアルバムで,第1に,全体に妙にほんわかしているのが特長です.良くも悪くも田舎のねーちゃんぽくて,タイトなリズムなわけでもなく,テクニックが際立つわけでもなく(耳がいってないだけともいう),とてもおやぢチックに和むことができます.第2に,この姉妹のハーモニーの妙もイイ.さっきまで上をつけてたと思ってたら,下をつけてて,また上をつけてるというのを一つのコーラスの中でやってて,それがまたスムーズでまったく違和感なくハモってる,というのがほとんどの曲できけます.テナーとかバリトンとかいう概念はこの人達にはないのかもしれません.双子というのは自然にこんなことができるんでしょうか?アルバムタイトルの『DUALITY』というのは,このへんを指しているのかもしれませんね.今度中島さんちの双子に訊いてみようか.

曲はトラッドが中心で,他にドリー・パートン(2曲目.上記の,耳について離れなかったのはこれ),アラン・ジャクソン,ピート・ゴーブルなど.オリジナルも1曲.

タイトなリズムやムサい漢ばかりのブルーグラスに疲れたあなた,これを聴いてなごみませんか.


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In The Blue Room / Alan Bibey (2000)

1.  In The Blue Room
2. Save Your Heart
3. Evening Prayer Blues
4. I'll Be Alright Tomorrow
5. Wild Fiddler's Rag
6. Lee's Reel
7. County Fool
8. Stumptowne
9. Close By
10. Amanda Lena
11. Busy Fingers
12. What I Am
13. Sure-Fire
Alan Bibey :  Mandolin, Vo
Barry Bales : Bass
Ronnie Stewart : Fiddle
Tony Rice : Guitar
Jerry Douglas : Dobro
Dan Tyminski : Guitar, Vo
Ronnie Bowman : Vo
Jim Mills :  Banjo
Tim Stafford : Guitar
Terry Baucom : Banjo
Randy Graham : Vo
Kenny Smith : Guitar
Del McCoury : Vo
Sammy Shelor : Banjo
Wayne Winkle : Vo
Craig Market : Guitar
Label/No etc. SUG-CD-3910
お買い求め情報 タワーレコード,BOM,ネット通販など.新しいしシュガー・ヒルなので手に入れやすいでしょう.
備 考

In The Blue Room / Alan Bibey

最初に白状してしまいますと,このアルバムには大きな期待を持っていたわけではありません.Alan Bibeyのソロ・アルバムということで気にはなっていたのですが,当初,積極的に買おうと思ってはいませんでした.そんな私を購入に踏み切らせたのは.....このコーナーでもたびたび話題になっている.......ジャケットでした.
そう,今回はこの期に及んでつい最近,ジャケ買いしてしまったアルバムの紹介です.

ジャケットについて

で,このジャケット.これは私にある種の郷愁を誘いました.つい連想してしまったのは,『吉田観光農園』.ご存知の人はご存知の,北海道は余市町にある,文字通り吉田さんという方がやってる農園(果樹園)です.
私が学生の時,この吉田観光農園で合宿するのが夏の恒例行事でした(後に春の新歓合宿も「あいはら」の老朽化に伴ないここでやるようになった.「あいはら」の説明は...誰かやってください).夏合宿は札幌フェスか宝塚フェス旅行の直前にセットされ,前者セットなら1週間,後者なら10日間どっぷりブルーグラス漬けという,定演前とはまた別な,活動密度の濃い期間を作り出していました(練習量より飲み会密度が上がってたような気もする(^^;).夏合宿で盛り上がって次の行事になだれ込むのがなかなか良かったと思います(副作用として,宝塚に乗り込んだ時はもうジャムる気がしない,とかいう現象もありましたが).
吉田観光農園には『吉田観光温泉』という名の温泉銭湯が隣接していて,夜風呂に入って宿泊している建物に戻る時,2階の大部屋の明かりが煌煌としていて,誰か彼か楽器を弾いている音が聴こえてきたものです.で,まあ,このジャケットを見て,その情景を思い出したんですね.

Alan Bibeyについて

さてAlan Bibeyです.知らない人のために説明しておきますと,Doyle LawsonのQuicksilverOBと組むことの多い,コンポラ・ソリッド系スーパー・ピッカーで,New Quicksilver, Vrd Tyme Out, Lou Reid & Carolinaなどを経て,現在はTerry BaucomやRandy GrahamとのBlue Ridgeというバンドで活動しています.
彼のプレイ・スタイルの特長として,クリアな音と,三連譜の連発が挙げられます.ふつう高度なフレーズは強調して使ってアクセントにするものですが,この人の場合は,もはや手癖になっているとしか思えないほど,高い頻度で,何気なくさらっと,三連譜(笑).その何気なさ加減ときたら,エモ−ショナルな感動がうすれてしまうほどです(誉めてないな).

このアルバムについて

そんなAlan Bibeyですが,このアルバムでは三連譜がすっかりなりを潜め,彼にしてはオーソドックスなプレイに終始しています.彼の三連譜連発ぶりを堪能したい方は,『Lou Reid & Carolina』をお聴きになると良いでしょう.

プロデューサーのRonnie Bowman他,Doobie Shea周辺の人脈による録音です.このメンツならドブロはRob Ickesが順当だと思うのですが,Jerry Douglasがわざわざ出張ってきています.おもしろいのはDel McCouryがボーカルのみのゲストで参加していることです.

タイトル曲の1.  In The Blue Roomは彼のオリジナル.音のクリアさと伸びはさすがです.が,曲自体は軽くあいさつという感じでしょうか.
2. Save Your HeartはCraig Market(最近出てきたソングライターみたいです)作の歌もの.Alan Bibeyのリードボーカルははじめて聴きましたが,結構いい声してますね.Ronnie Bowmanを少しハスキーにした感じの甘めの声です.テナーにDan Tyminski,バリトンにRonnie Bowmanというコーラスはこのアルバム中1番.
3. Evening Prayer Bluesと9. Close Byはおなじみのビルモン・ナンバー.どちらもAlan Bibey自身は控えめな感じです.特に9. Close ByはひたすらDan TyminskiのボーカルとRonnie Stewartのトリプル・フィドルをフィーチャーし,自分はソロ1回以外ひたすらカットを打つシブさ.よくわかりませんが,Bill Monroeに敬意を表しているのでしょうか.
私としては4. I'll Be Alright Tomorrowがこのアルバムの中で一番心地よいノリです.Jim Millsはローポジションに限って言えばJ.D.ぽい気持ち良さのタメを作れるんですね.対してハイポジはスタンレー風というのがまたおもしろい.
5. Wild Fiddler's Ragはマンドリン&ギター,6. Lee's Reelはマンドリン,ギター,フィドルのシンプルな構成のインスト.マンドリンアルバムとしてのバランスを取るのに貢献しています.よく伸びる音を味わってくれという感じでしょうか.
7. County Foolはおそらく実験的なことをしています.Blue Highwayのようなコンポラ・ソリッドのリズムにDelの歌をのせるという....Delは録音にゲスト参加する時ギター&ボーカルかギターのみが多く,ボーカルのみというのは珍しいはずです.で,そのデキはというと,タイトな感じも出ていて試みとしてはおもしろい,んですが,やっぱり自分のリズムで歌ったほうがはまると思うなあ.
8. Stumptowneは前半がBlackberry Blossomみたいにコードが短く変わって,後半は裏ノリになるインスト.Wayne Winkleの作で,この人も最近出てきたソングライターみたいです.
10. Amanda LenaはHerschel Sizemore作のインスト.以前このコーナーでも紹介されたKenny Smithの『Studebaker』のタイトル曲に似ています.
11. Busy FingersはTommy Jacksonのフィドル・ナンバー.
12. What I AmはWayne WinkleとCraig Market,2人の新顔ソングライターの共作.Ronnie Bowmanお得意の甘めのバラードナンバー.
13. Sure-Fireでひき逃げして締め.

妙に長く解説してしまいましたが,私的には前回紹介したSchankman Twinsほど,つまり毎日聴きたいほどはまっているわけではありません(どちらかというとあまり印象に残らない).じゃあなんで紹介したのかというと,ひさしぶりにジャケ買いしてしまったのが妙に新鮮だったんです.


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Picture in a Tear / Wyatt Rice & Santa Cruz (1996)
1. Picture in a Tear
2. Molly
3. Santa Cruz Breakdown
4. The Sweetest Rose
5. He Died a Rounder at Twenty-One
6. Separate Ways
7. Katy Did
8. Someone's Telling Lies
9. It's Goodbye and So Long to You
10. Can't Help But Wonder Where I'm Bound
11. I Just Don't Know What I'll Do
12. In His Love I'll Abide
Wyatt Rice :  Guitar
Junior Sisk : Guitar, Vo
Timmy Massey : Bass, Vo
Ricky Riddle : Mandolin, Vo
Elmer C. Burchett Jr. : Banjo, Vo
Kim Gardner : Dobro
RickieSimpkins : Fiddle
Aubrey Haynie :  Fiddle
Jason Carter : Fiddle
Ronnie Bowman : Vo
Dan Tyminski : Mandolin
Label/No etc. ROUNDER CD 0372
お買い求め情報 タワーレコード,BOM,ネット通販など.
備 考

Picture in a Tear / Wyatt Rice & Santa Cruz

今回はWyatt Rice & Santa Cruzのデビュー,そして唯一のアルバムとなった『Picture in a Tear』をレビューしたいと思います。

このアルバムは96年末に帰省した時に東京で買った(らしい)もので,97年1月,小生のHPの独り言コーナーに次のような記述が残っております.
「年末に買ったCDのうち,Wyatt Rice & Santa Cruzの『Picture in a Tear』と Kathy Kallickの『Call Me a Taxi』がすごく良くてハマってます.こんなに毎日同じCDを聴いてしまうのは久しぶりです.特に Wyatt Riceの方は最近はやりのタイトさガチガチとは一味違う気持ちイイ Bluegrassです.90年代では珍しいんじゃないでしょうか..云々」
で,それから4年ほど経ちますが,いまだに毎日聴いても飽きないと思えるアルバムです.その後似た感じのバンドには当ったことがなく,このまま忘れ去られるには惜しい気がするので,紹介させていただきます.

バンドについて

当時,Wyatt以外は聞いたことない人ばかり(Virginia辺りで活動してたらしいのですが)で,「Wyattが若手を売り出すのに協力してるのかな」とか思ってました.なにしろ,Wyattは歌わないで全曲無理矢理(当時はそう思ってた)ギターソロが入っているんだけど,クレジットを見るとJunior Siskもリズムギターを弾いてると書いてある.「じゃ,Wyattいなくてもバンドできるじゃん」と...案の定というか,その後Wyatt以外のメンバーでRambler's Choiceというバンドを立ち上げてWyatt Rice & Santa Cruzは消滅しました.「やっぱりね,でもWyattの立場はそれでいいのか?」とか思ったモンです.そうしてできたRambler's Choiceのアルバムが98年に出まして,どれどれと聴いてみたらば.....感想「ごめんなさいWyatt様,僕が悪かったです」.すごくローカルチックなB級バンドになってました.Santa Cruzのノリは歌ってなくてもWyattが作り上げていたのです.どうやらJunior Siskがリズムギターを弾いてるというクレジットは大ウソだった模様(もしくは録音はしたけど全編カットとか).もし一緒に入ってたら合うわけない.バンジョーのElmer Burchett Jr. にしても,フレーズ自体はふっつうで,絶妙なタメが好かったのですが,そのタメというか間合いも,Wyattが提供していたのでした.あらためて聴けば聴くほど,Wyattのリズム全体への支配力を感じます.ところで,Rambler's Choiceはその後空中分解気味になくなったのか,Elmer Burchett Jr.がDavid ParmleyのContinental Divideに移り,他のメンバーはよくわかりません.

中身は

曲の紹介は省きますが,全体に軽妙,ポップ(笑),さわやか,おしゃれで,曲のバランスがとても好く,何回聴いても飽きません.都会的なノリと言っていいと思いますが,飽きが来ないのはノスタルジックなところもあるからかもしれません.メインのボーカルのJunior Siskが,若いくせに妙にオヤジくさい声をしているせいでしょう(その後企画もののアルバムでも声が聴かれるようになりました.僕はけっこう好きです).

ここまで書いて思ったんですが,僕はお気に入りのアルバムほど個々の曲紹介はする気が起きないみたいです(^^;


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