劇団バレン座
Introduction
98年公演 改作 サーカス物語
99年公演 爐(ペチカ) 1999改訂版
00年公演 快作 サーカス物語
01-02年公演 旧コンカリーニョ最終公演「ちゃっかり八兵衛」
 
改作 サーカス物語

1998年公演
改作・サーカス物語 夢のボロ市 −かいさく・さーかすものがたり−
1998年(平成10年) 9月 11[金] 12[土]日
 札幌市中央区大通西8丁目 大通公園特設テント
1998年(平成10年) 11月 7[土]
 北海道滝上町
leaflet
原作 ミヒャエル・エンデ
潤色 緒上玲
演出 紅千鶴
演出助手 松井みゆき
照明 高橋正和 青木美由紀
音響 三宅大介 Lynn
衣裳 佐々木青
衣装製作 渡辺美弥 上田園恵 小川ゆみ
宣伝美術 横山敏宏
人形製作 穴澤義晴
美術製作 福田恭一
写真撮影 高橋克己
stuff さとまさ
舞台監督 ヤスダシン
舞台監督助手 細川和寛 山中基雅
制作 須藤綾子 水島秀恵 後藤江里 大畝郁子 千見寺環 田中佳映 川口優美
音楽 橋本幸
役者 御供竜生 笠井真波 三ツ橋リサ 望月一也 松岡春奈 橋本千佳子 矢野靖人 温水元 枡崎美穂 さとうあきこ 万葉健 平柳マリこ 渋谷彩絵子 ほんやかおこ 権藤利一 山田ヒデノリ 三上亜矢子 福本香織 斉藤桃代 宮川ゆう子 松井みゆき 長山久男 ダイナマイトあさの 山羊
注)上記は公演当初のポスター・ビラ等に記載されたクレジットから転記したものです。その後の加入・交替等を反映していない場合があることを御了承下さい。


'98年公演 改作・サーカス物語

「バレン座」とは、1996年に大通公園で「百億年の空」を上演した際の集団名ですが、翌年の同じ大通公演「闖入者」では「Womb」を名乗るなど、 当時は特に固定的な劇団名となっていません。
続く98年の「改作・サーカス物語」を再び「バレン座」で上演して以降、紅千鶴を座長として現在に至ります。

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当アワー4ch=芝居のページで取り上げている、ほうぼう舎〜大通公園テント芝居〜バレン座の全ての芝居を通し、1度も欠けることなく一緒にやっている演劇人、それが紅千鶴であります。長い付き合いなんてもんじゃありません。
今でこそバレン座及びNPO法人ConCarino>>を率いる彼女ですが、斎藤歩のほうぼう舎脱退という転機以降の数年は、 彼女にとって決して短くない暗中模索の時間だっただろうと想像しています。

事実だけを捉えれば、斎藤脱退後も活動を琴似の倉庫の外へと拡げ、あたかも立ち止まることなく芝居を打ち続けてきた我々ですが、 実際は順風なものでは全くなく、むしろ常に、いつ立ち止まってしまってもおかしくない状況と隣り合わせでした。

ところがどういう巡り合わせなのか、立ち行かなくなってしまいそうな時にいつも「演劇祭」や「大通公園興行」といった目標が目の前に現れ、 そこに向かう力を取りあえずの"外力"のようなものにしながら、(車で言えば「押しがけ」のようにエンジンを回して)走っていたような気がします。

同じように紅千鶴も、最初からほうぼう舎やそれ以降の劇団を軽々と率いて行った訳ではなく、その「当面の目標」を追いかけながら、試行錯誤を繰り返して いたのだろうと思います。

そして気がつくと、「押しがけ」で回していたエンジンはようやく自ら回転を始め、自走していました。

つまり集団にとっても、紅や橋本を含む各個人にとっても、「気がつくと自走」している状態になるまでに数年を要したということになりますが、 そのこと自体を特にネガティブに振り返ることはなく、むしろその間に、作・演出・役者・スタッフと広い範囲にわたって様々な人達と関わりながら、 前のめりに試行錯誤・暗中模索を繰り返すことができたことは、実は非常に幸運なことだったと思うのです。

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「改作・サーカス物語」は、紅千鶴が彼女ならではの人脈と脚力と腕力を活かして集めた大勢の役者・スタッフによる、まあ芝居というより一大イベントと言ったところです。
5年目を迎えて結果的に最後となった「大通公園テント芝居」のラストを飾るに相応しい、テントがそのままサーカス小屋になったかのような福田恭一・安田慎(舞台)、 高橋正和(照明)の手になる空間の中で、上記のクレジット上だけで数えても20数名の役者がはじけました。

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ミヒャエル・エンデの原作を潤色したのは緒上玲です。
「悪党X」等を率いた彼は大学時代からの友人ですが、アホなキャラクターとは裏腹に彼の台本・使う言葉は実に最高で、私は非常に弱いのです。

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この芝居で初めて同じ芝居に関わることとなった衣裳の佐々木青は、以降、現在まで同じスタッフとして関わり続けていますが、 芝居に対する関わり方、距離の取り方、感じ方等々で共通する部分が多く、いわゆる同志として非常に共感するものがあります。
その衣裳の世界の確かさは見事という外ありませんが、それは彼女に衣裳制作を依頼する声の多さが物語っており、 敢えてわざわざここで書くほどのものですらないことでしょう。

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サーカス団員を演じたのは御供竜生、笠井真波、三ツ橋リサ、望月一也、松岡春奈、橋本千佳子、矢野靖人、温水元、枡崎美穂、さとうあきこ、万葉健という面々。
これらの人達1人1人を語るには時間がかかりすぎるので、これについては後日また。

(つづく)


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