Guitar Archive
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「その醜い体の中には 正義の血が隠されているのだ。 その生き物 それは 人間になれなかった 妖怪人間である。」 |
いきなりどう説明して良いか分からない「イントロのイントロ」です。 E7(#9)のあとのトリル等の長さは全て適当です。気が済むまでトリルし続けるというなら、それはそれで取り憑かれた感じ満点で、ひとつの「ベムの世界」の表現と言えましょう。 「in tempo」以降、エレキベースがリズムを引っ張りますが、狙っているのかいないのか、独特の「もたり具合」があって、そのへんにもこだわってみましょう。 |
A→B→C→A→D→B→E→E というこの曲を代表するベースラインを忠実に追いかけ、そこに和音を積み上げます。 当然ながらこの積み上げ方は色々で、コードの組み立てや弾くタイミング等、色々と工夫し、より一層の「ベム感」を出して下さい! |
親指で5〜6弦のベース音を、その他の指でメロディを追いかけます。 メロディ以外にもコードトーンを何らか弾いている場合も多いのですが、特に規則性があるわけでもないため、譜では基本的にベース音とメロディだけを掲載しています。 ベース音やメロディがスムーズに流れるよう、ここでは例えば第1小節には5弦開放、3弦開放などを使っていますが、逆に運指に違和感を感じる方は、それぞれ6弦5フレット、4弦4フレットで対応しても勿論問題ありません。 ちょっと難儀なのが第3小節のF7で、2弦4フレットが小指、6弦1フレット〜5弦2&3フレットが人差指と、距離がありますが、こうした場合、もっとも押さえやすい中指=3弦の2フレットをコンパスの中心になるように意識するだけで、案外運指が安定したりします。 また直前のAmで、通常薬指で押さえる2弦3フレットを、あらかじめ中指で押さえておく、というのも有効です。 青囲み部:ベース音のはねる感じですが、ここは親指を「ドドン」と時間差で弾き下ろします。 速すぎたり、遅すぎたりと、最初はなかなか上手く行かないかもしれませんが、そのうち不思議に弾けるようになりますから頑張りましょう。 緑囲み部:直後の「ジャッチャラッチャッジャッジャジャー!」というリフを盛り上げるため、一旦ブレイクし、短音でメロディのみ追いかけています。 最終小節は、妖怪人間ベムの心臓部のような有名なリフですので、怖い顔をして弾くなど、細かな工夫を加えるのも良いでしょう。 |
「はやく人間になりたい!」 親指はコンスタントに6弦開放を弾き、人差指、中指などで、セリフを弾きます。 どれだけ真剣に人間になりたいと思えるかどうかが出来・不出来を分けると言っても過言ではないでしょう。 |
「 ベム!ベラ!ベロ!」 わざわざ説明するのもどうかと思いますが、ベムの声は低いため、「ベム!」の時のみ親指で6弦&人差指で5弦を弾き、「ベラ!」以降、親指で5弦を弾いています。 「妖怪にーんーげん」の後のコードがまた絶妙で、コードネームの振り方が適切かどうかはともかく、決して終わらぬベム達の戦いを暗示するかのような「途中感」というか「継続感」。 頑張れ!ベム! |
ここまで曲が最後まで徹底してカッコ良いと、いい加減具合が悪くなってきますね。 単にE7の音を積み上げていくのかと思いきや、最後に思いもよらぬ #11th! 4弦6フレットを押さえていた中指を1弦に回して弾きましょう。 そして最後のコードは、この時代の象徴=マイナー6thです。 「マイナー6th」については当アワーでも、「困っちゃうな」、「伊勢佐木町ブルース」などの危険すぎる成功例を御紹介していますので、御一緒に学習しましょう。 |