Guitar Archive
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Introduction

私がギターという楽器を初めて手にしたのは千歳市立高台小学校5年3組の時でした。

秋から冬にかけての非常に寒い時期でしたが、当時私が購入していた小学館の「小学5年生」誌上では、冬こそ乾布摩擦によって身体を鍛えることが強く推奨されていたため、私も弟(小学3年生)と一緒に、早起き→乾布摩擦→マラソン、というメニューによって身体を鍛えることとしたのですが、この時、弟との話し合いによって決定した「近くの農協にタッチして帰る」というコース設定が幸いしました。
即ち、コース途中、大型ゴミの日に捨てられているギターと柱時計を発見した私達は、私がギター、弟が柱時計をそれぞれ抱え、帰宅したのです。

何しろ捨てられていたというくらいなので、もっと良い音色の楽器は山ほどあるのでしょうが、私の中ではこのギター以上に良い音はなく、今でもライブ・ハシモトコウアワー等で使用しています。
なお、サウンドホール下の位置には通常「YAMAHA」とか「SUZUKI」といったブランド名が記載されているはずのところ、このギターには「ZKG-全国教育ギター連盟謹製」という見慣れぬ刻印が刻まれています。
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さて、要は自分の好きな曲を自分の好きなギターという楽器1本で弾くことができれば、それ以上の幸せはないわけです。
それが誰もギターで弾いたことのないような曲なら、より一層愛着がわきますね。

しかし有名な曲や名曲と呼ばれる曲となれば、既に多くは誰かが手をかけ世に出ていたりするもの。
実際、ポップスやジャズなどをギター1本用にアレンジした"ソロ・ギター"のCDや楽譜は、今や驚くほど数多く存在しています。

結果として"未開拓ゾーン"として残るのは「誰もギターで弾いたことのない」曲というよりも、むしろ 「誰もギターで弾いてみようなどと思わない」曲であり、CMソングやテレビ主題歌、歌謡曲など、一風変わった曲をギター用にアレンジして行くことになります。

素材が素材なので、「私はなぜこの曲に立ち向かっているのだろう・・・」と我に返ったりすることもありますが、選曲の馬鹿馬鹿しさとも相まって"瞬間芸"的効果も高く、ライブ等でその場しのぎの戦力として私を支えています。

無論、何でもかんでもギター1本にアレンジできるかというとそうも行かず、キーを変えたり、リズムのパターンをいじったりと試行錯誤を繰り返しながら、 ある曲は結局諦め、ある曲はどうにかギター用の楽曲として完成する、という感じ。
で、気が付くとそうした曲達はそれなりの量になりました。

ある意味でこのチャンネルこそが、ハシモトコウ・アワーの世界の中心地なのです。

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