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JR列車内のジングル



出張で網走へ行くこととなり、JR「オホーツク1号」にて網走へと向かいました。

網走にJRで行ったのは実はこれが初めてだったのですが、あんなに時間がかかるとは認識しておらず迂闊でした。5時間半。
旭川くらいまでは想像以上に快調に進むのですが、その後峠越えで一気にペースダウン。
遠軽ではスイッチバックによる方向転換となり、車両全体が座席の方向転換作業に伴う一体感で包まれたりして、それなりに味わい深いものがあります。


ところでオホーツク1号に乗っていて、旭川に最初に着いた時だったでしょうか、車内放送の際にとある簡単なメロディが流れ、私は「Oh!」と叫び(そうになり)ました。
その昔、それこそ稚内に向かう車中などでよく流れていた古ーいオルゴールのような音のメロディ。
長距離系の国鉄だけで耳にし、普段の通勤・通学の車内では聴かないこの音。
既に絶滅したものとばかり思っていたのですが、まだ残っていたと知りました。

このジングル(チャイム)、もともと何の曲なのかさっぱり分からない上、メロディだけで伴奏を刻むコードを刻む低音パートがないために、 1回や2回聴いたくらいでは、そもそもどこが曲の頭(最初)なのかすら分かりません。

「そんなもの、曲が流れ始めたところが曲の頭で、終わったところが曲の最後に決まってるだろ」と思うでしょ?
それが違うのです。

前述のとおり曲自体がつかみ所に欠ける上、曲がエンドレスのようにループしているため、恐らく流している車掌さんの中にも 曲の最初と最後を理解していない方が多数いらっしゃるのでしょう。

結果としてどうなるかと言うと、適当〜な位置から始まって適当〜な位置でカットアウトすることが殆ど。
なので、1回や2回聞いたくらいで曲の全貌を把握しようったって、そうは簡単にまいりません。
「もしかするとこれは3拍子の曲なのでは・・・」と思い至るようになるまでにまず相当の時間を要しましたし、曲全体を認識できたのは本当に後のことです。


そして私は、この絶滅したと思われた曲を思わず耳にしたことを記念して、2度と忘れぬよう、自ら弾き、録音しました。
ちなみに原曲にない低音部を重ねてみて初めて、曲の全体が分かるという感じです。

上に「車掌さんも恐らく分かっていないのでは」と書きましたが、実際よくあるパターンは、このように訳の分からない箇所でプチッと終わる場合。
さらにエンドレステープなので、次はこの切れた箇所からいきなり始まり、2巡目のこれまた訳の分からない箇所でまたブチッと切れる・・・。
これでは何度か聴いたくらいでは曲の全体像など分かるはずもありません。
ともかく今となっては余りにも懐かしく、数回しか流れぬ音楽を決して聞き漏らさぬよう、仕事以上に集中し、網走まで向かったのでした。

▼弾き方(案)
相手がオルゴールなので、音の響き重視でオープンGチューニングで弾いてみました。
ベースも開放弦で付けられ点でも便利です。